誉田哲也のレビュー一覧

  • ガール・ミーツ・ガール

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    音楽にかける熱い思いがあふれる作品

    前作が事件の推理っぽい内容だったので、同じような展開かと思ったら全然違う。
    ひたむきな音楽への情熱と友情の物語でした。
    続編が出て欲しい本です。

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    2023年09月21日
  • ノーマンズランド

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    先日、久しぶりに姫川シリーズのオムニバスを読んで、すっ飛ばしていた長編を読んだ。結果、色々繋がってスッキリ。

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    2023年09月17日
  • 新装版 ジウII 警視庁特殊急襲部隊

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    基子がどんどん好きになってきた、殺しっぷりが目を背けたくなるような、目が離せないような。
    それにしても導入から何からドラマ的。実際ドラマではどう表現してるんだろう

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    2023年09月13日
  • 背中の蜘蛛

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    ネタバレ

    捜査が難航している事件が、急に解決にいたる。何が起こっているのか、真相を探る話。

    実際に起こっていたらと思うと、ゾッとした。専門用語がちらほら出てきて、少し難しかった。

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    2023年09月12日
  • 新装版 ジウI 警視庁特殊犯捜査係

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    最初は時代の古さ(セクハラに対する認識とか)に慄いたものだけど、読んでみるとかなり面白い。描き方とかがドラマ的でエンタメだなぁ、と思う。飽きさせないようになっている。美咲と基子の対比っぷりが良い。

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    2023年09月12日
  • ドンナ ビアンカ

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     魚住久江。
     警視庁練馬署の組対課強行犯係所属。階級は巡査部長で年齢は 42 歳。まさに油の乗った捜査官だ。その女性警察官の活躍を描く警察サスペンス。シリーズ2作目。
                ◇
     外食チェーンの専務が誘拐された。犯人は専務の携帯を使い、身代金2千万を要求するメールを社長の携帯に送りつけてきたという。さらに店長の村瀬も専務とともに拉致されているこもわかった。

     事件を所轄する中野署に本庁との合同捜査本部が設置され、他の所轄にも1人ずつの応援要請があった。練馬署から召集された久江が捜査本部に駆けつけると、かつて同僚だった金本の顔が。はからずも懐かしいコンビが復活し、極秘裏

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    2023年09月13日
  • 感染遊戯

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    ネタバレ

    姫川シリーズのスピンオフ
    一息つくのにちょうどいい作品
    ただ登場人物が多く、貴方は何を抱えて…?となる

    ガンテツ中心のストーリー

    彼の傲慢な捜査態度はいかがなものかと思いつつも、本質を見抜くセンスや経験値は群を抜いていて面白い

    薬にまつわる役所・会社の重要人物が被害者となる短編集
    短編一つ一つで加害者・被害者の関係はしっかりと描かれていて、各被害者の個人情報の出処を最終章で解いている

    恨み憎しみなんてものではなく、その時にとった行動の1つ。
    本当に深い意味を持った行動ではなく、そうしてしまった程度のことが始まりだった。

    報われるとは…。という気持ちになった

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    2023年09月07日
  • ドンナ ビアンカ

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    「オムニバス」(姫川シリーズ)読んで、最後に登場しそうなこと書いてあったので、魚住シリーズも完読!

    誰かの死の謎を解き明かすことより、誰かが生きていてくれることに、喜びを感じる。
    そういう刑事さんなんで、血ドバドバは少な目なのは、残念な気もする(^^;;

    しかし、捜査一課のラブコールを何度も受けるだけあって、鋭い洞察力はさすが!
    今回は、誘拐事件を解決!
    しかし、身代金2,000万とか、小悪党過ぎて何か、犯人に知的さが…
    何か、はじめから、魚住さんに色々気付かれて、解決される運命にあった感じの稚拙さが寂しい。
    まぁ、彼女の本来の目的は達成できてるから、ええんかな。

    さて、これで、姫川シリ

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    2023年08月25日
  • ドンナ ビアンカ

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    誘拐事件&恋愛ドラマ。2つの物語が徐々に近づいてく様は読んでて気持ち良かった。人間味もあって所々面白い。ただ、悪く言えば緊張感がなかった。

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    2023年08月23日
  • あなたが愛した記憶

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    久しぶりのミステリー、それも裏表紙にはノンストップ恋愛ホラーサスペンスと書いてあった。作者のシリーズには「妖」があるので、それが近いかも知れない。
    プロローグで、主人公の探偵が1才にも満たない赤ん坊を殺し、自ら警察に電話して捕まったとある。探偵の友人は赤ん坊にミカンを食べさせたことで主人公の行動が急変したとのこと。
    本編では猟奇的な殺人事件が2件続き、意外なところから犯人を知る女子高生が現れ、調査が探偵に依頼される。謎が謎を呼ぶ。どうやら親の人格が子供に継承され、人格重複が行われるというホラーな現象が根本なよう。
    確かに恋愛要素もあるが、自分が愛した女性の記憶が子供に移管されて、その女性は自殺

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    2023年08月20日
  • 背中の蜘蛛

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    監視社会、プライバシーに踏み込んだ捜査の是非を暴いていく。IT社会において個人情報は丸裸も同然だが、それを用いた犯罪捜査は果たして認められるべきなのか。犯罪捜査とプライバシーの境界とは?そんなことを考えさせられた。

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    2023年08月18日
  • 歌舞伎町ゲノム

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    現代版仕事人。ジウ読んだのは結構前だけど、伊藤基子=ミサキが無人格メスゴリラ化しているのが、なんかやるせない。

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    2023年08月18日
  • ノーマンズランド

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    ネタバレ

    【2023年101冊目】
    北朝鮮拉致問題が絡んでくるとは露にも思わず、今回もいろいろな事件が複雑に絡まりあって、も〜複雑でした。そして、「ソウルケイジ」のとある描写に血の気を失いながら読んでましたが、今回はもっとやばかった。手の力全部抜けたので、時折振ってなんとかしようとしたくらい。詳細な描写怖い。

    解決していない事件があったり、霞ヶ関の闇に触れていたり、キーマンとなる人物が何人か出てきたり。次作以降に繋がるであろう伏線が多く、ますます目が離せないシリーズとなりそうです。

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    2023年08月16日
  • ヒトリシズカ

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    事件を重ねて浮き上がっていく人物像にぞわっとする。それぞれの事件の概要をメモしておけば良かったと思うほど絡み合う5つの話。最後まで静加自身で語られる事のない部分にイヤミスっぽさがありつつも語られないからこそ彼女の暗さが浮き彫りになり魅惑的になるようにも感じた。

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    2023年08月16日
  • ルージュ~硝子の太陽~

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    【2023年100冊目】
    もう少し犯人側の「罪の心理描写」が欲しかった〜!と思うのは私が読み切れていないのかもしれませんが。

    誉田さんの作品はしっかり社会課題とも言える事実を反映してるので、小説という架空の世界でありながら「フィクションでしょ」と言いきれない恐ろしさがあるんだよなぁ…と今作でしみじみと実感しました。

    狂っていたから、罪を犯したーー。
    というのは言い逃れに過ぎないので、やっぱわかりやすい理由が欲しかった、そして納得したかった。でもきっと、納得できないことってたくさんある。他人の心なんてわかる筈もない。

    あと、ストロベリーナイトのこともあったので、ある意味もうねぇだろって安心

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    2023年08月14日
  • 背中の蜘蛛

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    ネタバレ

    サイバーテロ&国民監視をテーマにした作品。
    散らばった話から徐々にハマっていくピースにワクワクしながら読み進められます。

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    2023年08月13日
  • インデックス

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    【2023年99冊目】
    姫川を軸とした短編集。池袋署に配属されてから、「ブルーマーダー」事件の前後の話。語り手は玲子ではなく、第三者だったりすることもあり、毛色の違う話を楽しく読みました。心に残ってるのはやはり最後の2話。これだけ前後編のように繋がっているんですが、なんともやり切れない話でありながら、最後に光明がさす終わり方を迎えます。

    姫川が感極まりそうになる場面ではこっちも涙ぐみそうになるし、血の通った主人公のストーリーを読めるの、楽しいなと思います。しかし、姫川の勘や発想力の良さは見習いたいものです。

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    2023年08月13日
  • ブルーマーダー

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    ネタバレ

    【2023年98冊目】
    さて、姫川玲子シリーズ、早くも6冊目です。今回立ちはだかるのは、殺した後に人を折りたたむという、どういう思考でそんな人体の始末方法が思い浮かぶんだ……と思う感じの、過去最悪の殺人鬼。

    このシリーズは警察側だけでなく、犯人側の思考もしっかり描写されるのが特徴的ですが、それでも真相は最後までわからないのだから、すごいなと思います。姫川は、そのわからない犯人の思惑にある種共感して、事件を解決まで導く才能があるのですが。

    事件と並行して、姫川の心情の変化とか、ある種の吹っ切れとか、菊田の結婚もあって、また一つ強くなっていく姿が眩しい一作です。ガンテツさんとの絡みは、姫川は嫌

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    2023年08月12日
  • 妖の掟

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    ネタバレ

    シリーズ第2段

    一作目の刊行からは17年の時を経ているらしい。
    実際自分が前作を読んでからも、四捨五入すれば10年に近い年月が流れている。

    紅鈴の生き様、前作で触れられていた

    かつて血分けをした男=愛した男=もう居ない

    について知ることができ、納得。

    3作目は更に時を遡って、紅鈴と欣治の出会いが描かれるのだということ、楽しみ♫

    ★4つ、8ポイント半
    2023.08.12.新

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    2023年08月12日
  • 歌舞伎町ゲノム

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    今回のは、何か壮大な話というより、セブンの仕事ぶりみたいな短編集。
    全てのタイトルに◯◯御法度って、御法度が付いてる。

    意味は、「法律によって禁じられていること、一般に禁止されていること」を指します。

    セブンのやり方も御法度やけど、ここでの意味は、歌舞伎町でのあかん事なんか。
    なので、あかん事するヤツを闇に葬るほんまの仕事人みたいな話で進んでいく。
    セブン(7人)が基本なんやけど、この間、一人やられたので、新メンバー登場!
    まぁ、この人も話の中では、ちょくちょく出て来るので…秘密(^_^)v
    このメンバーの参加で、揺り籠から墓場まで!になった!ばれたか^^;

    後半になって来て、何か怪しい

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    2023年08月09日