誉田哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後の「闇の中」、犯人である息子の、玲子への言葉がただただ哀しくて切なかった。
暴力的な描写のインパクトが強い姫川玲子シリーズだけども、こういう切なさや哀しさが読み終わった後も心に残り続ける。
しかしソウルケイジの父性と比較されていたけど、子供については母親だけでなくて父親も当然いるわけなのだし、母性(女性)だけが責められるのはどうなのかなと感じた。
前々から思っていたけど、作者は女性を男社会の中での女、男性視点での女の扱いをずっと描写していて、ああ男達からみると女ってこんななんだなとげんなりしながらも
最後に菊田が戻ってきてくれたのでhappy -
Posted by ブクログ
高校1年は磯山香織と共に東松高校で活躍した西荻早苗は、親の再婚で福岡に転校することとなった。ライバルから離れ、剣道強豪校の福岡南へ転入するが、強豪校ゆえの不安とはまた異なった違和感を感じ始める。強い教師に強い同級生だが、ライバルで戦友の香織との剣道が懐かしく感じられていく。
前作を読んだのはいつだったか。名前も何も忘れていたが、ライトノベルのように一人称視点で自分語りにも関わらず、きちんと過去のエピソードがフォローされるため、まったく問題なく読める。むしろ、口語文と会話が全く違和感なく進むため、かなりのスピード感で読み進められるだろう。
早苗の苦悩と香織のモヤモヤと、小気味良い話というよりはやや停滞気味のテーマだが、鬱屈した雰囲気ではない。ただ、全体的にこれからの盛り上がりの前段階という感じはする。
早苗の今後の決意と香織の家のピンチが今後どうしていくのか、高校3年に続いていくのだろう。子供からおとなまで楽しめる安定のシリーズである。
表紙は迫力ある毛筆のものも売られているようだが、池田進吾さんのちょっとヘナっとした文字にひょろっとしたイラストバージョンで揃えたいよね。