若林正恭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「勝てるフィールドに行き、そこで人の役に立つ」。『イシューからはじめよ』にもあるように、自分の価値が出せる場所に行くのが人生の基本戦略だ。負け戦の辛抱は、あくまで一時的なものに留めるべきで、無闇に美徳化してはいけないと思っている。
それでも、この『青天』が深く刺さったのは、人生には「どうしてもそこから抜け出せない時期」が確実にあるからだ。
130-0で負けた主人公たちが再びフィールドに戻るのは、勝つためでも楽しいからでもなく、ただ「自分が生きている実感」を取り戻すため。構造的に不利な場所にいる時、どうやって心を死なせずに耐え抜くか。
いつか必ず盤面をひっくり返してやるという野心を胸に秘め -
Posted by ブクログ
オードリー若林の小説。
アメフトは何回か見たことあるものの他の方の感想にも書いてあるが、1ミリも試合や練習が想像できずに完読。笑
アリという主人公がアメフトをやっていて自分たちの代で強い高校に当たってしまい、あっけなく終わってしまう。そこから謎にグレたり、とのらりくらりまたアメフトを後輩たちと気まずい中でも本気で向き合いながら全力で楽しんでいく。
アメフトを再開してから後輩を苗字で呼んでいたのが、次の章ではあだ名になっていて絶妙な変化が表されていて面白かった。
ぶつかるという感覚が肛門まで感じるというのは意味が全く分からなかったが、きっと若林が感じていた色んな青春の要素や違和感、理想を全て詰め -
Posted by ブクログ
あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。 -