若林正恭のレビュー一覧
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冒頭の「終わりだ終わり」は文句なしの導入部で、いきなり引き込まれた。この展開はひょっとしてスポーツ小説と見せかけ、高校生の友情や青春を裏のテーマにした作品なのかと思い、芸人作家がこの後一体どんな仕掛けで待ち構えているのかと大いに期待したのだが、予想に反してストーリー展開はよく言えばシンプル、意地悪くいえば大して刺激のない、既視感のある内容にとどまっていたかなあというのが正直なところ。
アメフト描写はルールを知らない人でも楽しめるとの触れ込みで、確かに試合のシーンは臨場感に溢れているのだけど、私の場合は知らない用語があると読むリズムが止まってストレスを感じるタイプなので、本作に関していうと知らな -
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オードリー若林正恭のエッセイ。世界を斜めに見てきた著者が四十を前に体力の衰えや趣味、仲間との出会いを経て世界を肯定できるようになるまでの変化を描く。
書き下ろし17,000字!「明日のナナメの夕暮れ」収録
このエッセイは、2015年8月号から2018年4月号まで雑誌「ダ・ヴィンチ」に連載されたものと、この書籍用に加筆されたもので構成されています。
第一章
そして何より野心や欲望は衝動だから、自然に湧き上がってくるものであって、「持て!」と言われて持てるものではない。
話の途中で先生はホワイトボードに三分割にされたピラミッドを三つ書いた。 一つには昭和(戦前)と書かれていて、ピラミッドの -
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若林さんにとって初となる
本格的な長編小説であり
ご自身の原点とも言える「アメフト」を舞台に
泥臭くも瑞々しい青春の葛藤を
描き切った渾身の一冊!
いいなぁ〜!
これぞ、青春って感じ♪
読み終わったいま…
激しいスポーツのあとのような心地よい達成感と
突き抜けるような青空を見上げたときのような
切なくも爽やかな余韻を残す作品でした!
舞台は高校のアメフト部
不器用な少年たちの葛藤や焦燥感が
若林さんならではの繊細で
リアルな筆致で描かれていて
何者かになりたくて…でもなれなくて…
自意識に振り回されながらも
泥臭くぶつかり合う姿は
読んでいてヒリヒリするほど愛おしかったです
自分とい -
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あの本読みました?で本人が登場。スカした喋りに若林のこじれた(?)感情が見え隠れしていてこの本そのものだったなと笑った。偏頭痛治療で罹った心療内科の先生に「君がMCやれるのは他人を緊張させない何かがあるんだよ、見た目弱そうじゃない」と言われたりする。表紙の本人の写真を見返したら害の無さそうな笑顔だったが何かある目だった(笑)
文庫のあとがきは個人的に交流があると言う朝井リョウ。「自意識は体力を使うから30代を超えたらどうでもよくなる」とか「ネガティブを打ち消すのは没頭」とか。二人は全く違う種類の自分自身だけの困難さを持つらしい。
ここからはネタバレ、気になったフレーズ
・人見知りが治ったと -
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著者の初小説「青天」が直木賞候補になったことを機に、まずは彼の文章を読んでみたいということでエッセイを手に取った。
社会人人見知り学部の方が後の作品だと思っていたが、そちらが先だったよう。読む順番ミスったか…
私と同じ思考回路の人がいるのか、私が借りた後、久しぶりに貸出予約が入っていた。
第一章はダ・ヴィンチの連載作品だったようで、一つずつが短く読みやすかった。休載した経緯も、はじめは社会に出会いたてで真新しいことが多かったけど、慣れてしまってネタ探しに苦労したと書いてあり、ロジカルに説明されていることにクスッとするとともに納得してしまった。
著者の捻れたものの見方や感じ方も、本人は引け目や -
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ネタバレ若林の旅行エッセイ 面白いタイトルに惹かれる。
気取らない性格そのままの文体で、読みやすい
・キューバ 父が行きたかった場所 カストロやゲバラがアメリカと戦う。メキシコから上陸するときに12人乗りのボートに82人の兵士が乗り込んだ。キューバ革命を成功させる。広場で演説を5時間ぶっ放した。
社会主義国の為配給も有る。家は国から与えられる。
優等生的な過程にはいい住居が与えられる。
・アイスランド年末花火 各自が打ち上げる。壮大。
オーロラも綺麗
・自分の弱さをさらけ出すことが芸風になっているが、たどり着くまで相当な回り道をした。
・あとがきでDJ松下が若林に救われた事を熱く語っている。
現 -
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私は旅が好きでした。特に、海外に冒険に出るのが好きで、学生の頃はスマトラ島にホームステイしたり、ガラパコス諸島まで一人旅したり、婚前旅行にはンゴロンゴロ国立公園にも行きました。とにかく日常に刺激を与えてくれる冒険的要素を含む海外旅行が大好きでした。
時はたち、四十手前になり、仕事と育児に追われ、海外の「か」の字もない生活になりました(国内旅行も、それはそれで楽しいですが、、)。
そんな時に、この本を読み、なんだか久々に冒険にでたような感覚になりました。自分が旅にでたように錯覚するほど若林さんの細部の観察力や表現力が素晴らしかったと思います。
また、芸人さんのエッセイを読むたびに思うのです -
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あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。