若林正恭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
若林さんのキューバの旅エッセイ
とても読みやすく情景描写も詳しくわかりやすい
一緒に旅しているような気分になれて
読んでいてとても楽しかった
若林さんの思った事とか
感じた事が好きだったのだろうと思う
特に通訳なしで サンタマリアビーチへ
1人で行った話は面白くて大好きだった。
ハバナの町並み、クラシックカー、マレコン通り
人々が集まって話したり、歌ったり 踊ってたり
全く興味を持ってなかった国
むしろ 怖い国のイメージが少しやわらいでいく
そして終盤、
「ん?」となる文章が続く…読み進めると…
父親への想い、家族の事
「あ~…」
「そういうことか…」とホロリ、胸が熱くなった
-
Posted by ブクログ
ネタバレオードリー若林さんの紀行文。日本とキューバの対比がひと目でわかるタイトルがすごい。
キューバのガイド、マルチネスと打ち解ける場面がほっこりした。海外に行った経験が無いからお金のレート?が分からないけれど、チップとして1ヶ月弱の収入を置いていったなんて聞いたら現地の人にはウケるだろうなあ。
『出掛けたい所があることって、人を幸せにするんだな。』って確かにそう。自分はインドアだけど、たまの遠出や旅行で自分の行きたい所を探すだけでワクワクするもんなあ。
自分はまだ20代も前半で、当たり前だけど行ったことのない所の方が圧倒的に多いのに「インドアだから」と動かないでいるなんて勿体なさすぎる。本を開く -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めて芸人の紀行文を読んでみた。かなり読みやすく書かれている中にふと、著者の人間臭い感情、考えが描写されており、私がいつも聞いているラジオの若林さんが書いた本だなと改めて感じされられた。
◯キューバ
著者は資本主義社会下での競争・格差に対し疑問を持ち、社会主義国であるキューバを訪れた。広告のない街の景色を見て、普段著者が広告、ひいては資本主義から「競争を強いられている」ことを自覚したという描写に、私もハッとさせられた。私も常に競争にさらされ、格差を強いられいるのだということを自覚するとともに、競争や格差に対する疲れのようなものが実はあるんだなということも実感できた。著者がキューバを訪れたのは -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読んだきっかけはドラマ「だが、情熱はある」を観て興味を持ったからだ。
最終回で若林さんがエッセイを書いているシーンで黒いフードの男が出てくる。怒りのやりどころを探してフラフラと歩く男。
「違う。違う。お前と俺は多分話が合うんだよ。」
若林さんは彼にそう語りかけながらエッセイを書き続けた。
私は正直意味がわからなかった。しかし、とても印象に残ったため、どうしても若林さんのエッセイを読んで理解したいと思い読み始めた。
読み始めて最初に思ったのは、この人はなんて生きづらい人なんだろう。暗いなぁ。だった。
しかし、読み進めるにつれて自分に似ている部分もあった。
本を読みながら別のことを考えて -
Posted by ブクログ
これ凄い好き。
私なんか全然本読んでないなーって思った。
若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。
タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。
もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。
沢山の本 -
Posted by ブクログ
『社会人大学人見知り学部 卒業見込』がとても面白くて、『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』も面白い上に感動して、自分の中で大分ハードルが上がった状態でこちらを読んだけれど、3冊全部本当に読んで良かった。若林さんの感性と言葉選びが好きだ。
著者が感じる疑問は私含め様々な人が抱えていながらも、あえて口には出さないような内容だからこそ、同じことを考えている人がいるんだ、と分かるだけで救われるし、自分以上に悶々と考えながら日々生きている様に励まされる。
ただ社会人大学を執筆した頃はそんなシーンが中心だったけれど、「だけど、どうしても今回の生で世界を肯定してみたかった。」と本作で綴っている通 -
-
-
-