若林正恭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
芸人としての若林正恭さんに興味はあった。何か鬱屈としているものを抱えているように見えて、コントもいいけど、普通にトークしているのを見るのが好きだった。
「青天」を出されて購入しようと思ったが、いやまずはエッセイだなと考え直し、こちらを購入。
読み始めからどっぷりハマった。若林沼に。近くにいたら、絶対友達になれる人だと確信してしまうぐらい。
人間の泥臭いところを私の代弁してくれてありがとう。
「ぼくが求めていたものは血の通った関係だった」
アイスランド、モンゴル、そしてキューバ
旅をしながら考え体験したこそたどり着いた答え。
私の気持ちを乗せて旅をしてくれてありがとう。そして、この答えを見つけてくれてありがとう。
この本に出会えて、笑いながら救われた。
テレビで話す若林さんも好きだが、血が通った素敵な作品をどんどん出してほしい!
若林さん、健康でいてくれれば良いです!
さて「青天」を買いに行こうっと。 -
Posted by ブクログ
自分という存在に絶望し続け、考え続けて、年齢を重ねて考え続けるだけの体力が低下することで考えることが少なくなり、いつの間にか自分と世界に折り合いをつけ始めていた人間若林の軌跡を共に辿るようなエッセイだった。
一般的な40歳前後という年齢の男が抱えるモヤモヤをここまで心に刺さる言語化をした文章を初めて読み、涙が浮かんだ。辛いけど、それでもまだ生き続けなくてはならない時、どのように考えれば少しでも楽になるのか。世の中の40歳前後の生きづらさを感じる人が何を考えているのかネットの世界にはあまり書かれていない。今この瞬間に出会いたかった文章に出会えた。 -
Posted by ブクログ
むちゃくちゃいい!良過ぎるほどすんばらしい!読み終わりつつあるところから、視える世界が違う感覚を明らかに感じて読んだ。こんな本ある?!自己啓発本でも見出だせない、明らかに違う清々しい開けた感覚を味わえたのには驚きもあるが、、、何より著者の素直さと内省と自らの感情を捉えられる感覚とそれを言語化出来る力と言語化する勇気、それら全てに向き合う潔さが凄い!
表面的な凄さは、文章や文体でわかるが、やはり内面的な深さの物凄さがこの人にはある。
正直、お笑い芸人の肩書だけで終われない人物像であるのが明らかに伝わる。若林正恭自身にめちゃめちゃ興味を持った。
生まれながらにしてネガティブ思考だったり、考え過ぎ体質の人、全員に読んでもらいたい。(経過が分かるよう、1冊目の社会人から出来れば読んで)きっと打開法が得られると思う。だってこの人がそれを実践して、世界を見る目を変えられたんだから。 -
Posted by ブクログ
ネタバレずっと心の底で感じていた、なんとなくの生きづらさや人との違いを言語化してくれた一冊。
私自身、自分の抱える生きづらさをどうにか解明したくて、若林さんと同じように精神医学や脳科学の本を読み漁った時期がある。
「気にしすぎなくなる薬がもしあるなら常用したいくらい」という言葉に共感した。
後半、若林さんのお父様が亡くなるエピソードは胸が苦しくなった。私の父は今、癌で入院をしている。手術も成功して回復に向かっているが、命の限りを想像したからこそ余計に、若林さんがお父様との別れを経て綴った言葉が響いた。
「会いたい人にもう会えないという絶対的な事実が、会うということの価値を急激に高めた」
「合う人に会うってことでいいんじゃないかと思った」
「誰とでも合う自分じゃないからこそ、本当に心の底から合う人に会えることの喜びと奇跡を深く感じられた」
私は交友関係が極端に狭く、飲み会なども得意ではない。若林さんの言葉はこれから先ずっと大切にしていきたい。
幸い私はまだ家族を亡くした経験がなく、その本当の喪失感はわからない。だからこそ、若林さんが深い悲しみの中から得た結論を、今のうちにしっかりと受け取りたいと思う。
「あー親父にもう一度だけでいいから会いたいな」という飾らない一文には、涙が出そうになった。
私も後悔しないように、できる限り入院中の父に会いに行こうと思う。