若林正恭のレビュー一覧
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ネタバレ私は、若林さんが芸人としても作家としても一人間としても好きで、これまで出した作品も読んでいるのですが、初めての小説ということでどんな文章を書かれるのかとても楽しみにしていました。いざ読むと、不思議なことに文字なのに若林さんが喋っているかのようでした。文字遣いや読点の使い方なんか特に!読んでるのに若林さんが朗読してくれているように感じて新鮮でした。物語の内容もよくある青春群劇とはちょっと違ってて、試合に勝つこと以上に価値のあることを見つけた主人公はまるで若林さんのようでした。
作中に出てくるカミュのシーシュポスの神話の話、アリの解釈は私にも刺さりました。小説なんだけど、哲学的でもあって、正直アメ -
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もともと若林さんのエッセイが好きだったので読み始めた。想像を超える熱量だった。
アメフトは全く知らないのに、試合の展開がリアルでハラハラ。気づけばページをめくってた。ルールを知らなくても映像ではなく文章ここまで熱くさせるのはすごいなと思った。
らしいなと思ったのが倫理の岩崎先生との掛け合い。あの若林さんらしい思考の深さや、こじらせ混じりの独特な視点が炸裂していて最高でした。
作中に出てくる朝練のシーンは、なんだか自分の高校時代の部活を思い出したなー。
好きなフレーズ
"過去を切る。「ダーン…」未来も切る「ハッ‼︎」
今、ここ。ワンプレー。" -
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試合パートやトレーニングパートに
アメフト経験者である著者若林さんだからこその臨場感という言葉には収まりきらないリアルな描写が随所に(身体が回転して視界が切り替わる“空っ!土っ!空っ!"のところが特に凄く良くて)
アメフトの知識の有無とか関係なく引き込まれていった
悩んだり立ち止まったりしながら
自分の弱さも呑み込んでそれでも前を向こうとしてる主人公は体育会系男子の真っ当さだけじゃなく、秘めた暴力性とか少しの自己破壊願望とか(筋トレやるのが好きな人は基本自分を追い込むけど結果として筋肉は裏切らないなら、スクラップアンドビルドでど直球の自己充足の手段だなと再認識)内面の生きるチカラとい -
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若林が書いた小説、それだけで気になり手を取る価値があると購読。
まず、やっぱ若林だからこその会話劇だなと。会話のやり取りの節々に心の内のツッコミどころがあって、そのふとした瞬間の言語化が上手い。下手な難しい言葉を使わず、真っ直ぐに出た感情をそのま文章に起こしている感じ。
漫才師ゆえのディティールが活きているな〜やっぱ芸人すごいなと感服。
大枠の構成はよくある流れではあるが、後半にかけてどんどんと手が止まらずに読み進めてしまうのは良い小説である証拠。
「運命という制約が無ければ自由もないんだろ?」
個人的に刺さった一言。対比する何かがあることで初めて自分は自分であることを確認できるのと同じ -
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オードリーの若林の待望の小説!以前から若林くんの文章が好きだったので、直木賞の候補になった本作を楽しみにしてました。
いやぁ、もうゴリゴリの男子の世界の話だったね。青春ド直球。さわやか系ではなくて、悶々としていますが、生きている!って感じ。
主人公のアリがもがいて、危なっかしい行動もしながら、自分に向き合って、考えて。「自分と話をし過ぎる」と言われたアリ。倫理(哲学)に興味を持つアリ。ただの体育会系男子ではない闇と奥深さを持っているところがいい。アリの葛藤やモヤモヤが描かれているのがとても良かった。
色々考えた上でやっぱりアメフトなんだな。ぶつかる、倒す、身体接触の激しさ。その衝撃こそが生 -
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アメフトは観たことがない。
ラグビーは、あの日本開催のワールドカップの時に、少し観た程度。
開催中のサッカーW杯の試合も、最初から最後まで観てはいない。
選手やその家族、スタッフやサポーター、オーガナイザーなど関係者ひとりひとりの気持ちを考えてしまって、観ている場合ではなくなるからだ。
圧倒的な負け戦だって、選手は一生懸命にさまざまな出来事を背負ってプレイしているはずだ。
しかし、その背中に乗った玉石混交、焦燥感や負けたくない恐怖、直視できない怠惰さなどをこんなにも生々しい手触りで痛々しいほど正直、実にピュアに語ってくれていて、Q3で一旦本を閉じようと思ってたのに、最後まで一気読みだった。若 -
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初めて芸人のエッセイを読んだ。
芸人の書籍は、良ければあるほどその芸人を芸人と思えなくなってしまうからあまり読みたくはなかったんだけど、それでもこのエッセイは読んでよかった。
朝井リョウの解説まで含めて読んでよかった。
生きづらさを抱えている人ほど読んでほしいですね!
本当に、一人の男が青年から壮年、中年に移り変わる様を見ているようだった。
大人ってなんだろうと思ったときに、大人の定義がないからよくわからなないまま歳を重ねてきてしまっているけど、このエッセイを読んでなんとなくわかったような気になりました。
自分もわりと自分の内面ばかり見て苦悩しているタイプだと思ってたけど、若林さんほどじ -
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ネタバレオードリー若林の旅行エッセイ。
日向坂の番組のMCとして何年も毎週目にしていて親近感があったが、その文章を読むのは初めてだった。にしてもタイトルの「表参道のセレブ犬」は本編とほとんど関係ない。本書の半分を占めるキューバ旅行記において、「カバーニャ要塞」で見かけた「野良犬」との対比で日本の犬を思い浮かべてタイトルに用いている。
本書はキューバ旅行記として知られているが、冒頭ではニューヨークロケで感じた違和感、日本で東大生を家庭教師につけて日常の疑問を相談するシーンが描かれる。いずれも、生きづらさについて原因を探る行為だ。そのなかで若林は資本主義・新自由主義に疑問を抱く。
資本主義と対比する社会主