若林正恭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本当にこの本の感想をうまく書き表わせられない自分が悲しい。
とにかくずっと考えられる体力、それを解決に向かおうと思える胆力、本当は世界を肯定したいという暖かい気持ち、全てが良い。
否定で生きてきた自分をきちんと俯瞰して後悔してるからこそ、そういう行動が全てできるんだろうな。自分も見習いたい。
あと思ったのは最近読んだ哲学の本と近いようなことも書かれていたので、やっぱりみんな哲学に行き着くのか、、?となってる。
若林、山ちゃん、源ちゃんとかとか、みんなの救いになってる人が、実は1番救いを求めてたというか探してたというか。そうやって生きてきたからこそ、みんなの救いになれるんだろうな。本当にい -
Posted by ブクログ
ネタバレ若林正恭の脳内をそのまま感じ取れるすごい文章。スポーツ選手がゾーンに入った時の表現が後半にあるのだけれど。ゲーム中の展開に伴う身体と心のめぐるめくスピード感の表現が、ゾーンに入った途端にグンと速度を落としてスローモーに感じる。文章で、感覚の速度を落とすって、、、何?これ?すげぇってなった。
こういうのもっと読みたいよな!って。
人間の脳にはまだまだ不思議が詰まってるなーって。
話の構成や登場人物も素敵で好き。
小手先でその場しのぎやったって、叶うわけなくて。叩きのめされて思い知って。そこから自分を変えてって。
だから、あのラスト、しびれた。
チョロいっていわれても、心でガッツポーズ出たよ。
た -
Posted by ブクログ
千早茜さん、小川糸さん、海外文学などを読んでからの『青天』。
紙の上に文字が羅列しているのはどれも同じなのになんでこんなにも『青天』は泥くさくて人間味があるのだろう。
ゴリゴリの男子高校生の心の裡や心境変化が赤裸々に綴ってある。
飾り気がなく素直(すぎる?)筆致で、だからといってトゲトゲしい訳ではなくアリの根の優しさ、大人になりきれていない弱さが滲み出ている。
若林さん、エッセイ3部とも大好きで素晴らしいけれど小説もすごい!
高校時代の細やかで鮮明な描写ができるのが天才。終盤の試合のたたみかけによる臨場感はものすごい。
アメフト詳しかったらより一層楽しめるんだろうな。
「窓際から見える5時 -
Posted by ブクログ
若林の社会を見る目が大好き。
「斜に構える」という言い方があるけれど、それはまるで基準の角度がきっちり存在していて、正しい傾きの奴らがそこからどれだけ離れているかを計っているような上から目線な感じ。"ナナメ"な人たちも、その人たちなりに考えていることがあって、情熱もある。"ナナメ"だな〜と我ながら思う自分は共感する部分も多い。
若林はそこら辺の書き方が本当に上手いし、小説でもそれは健在だった。部活とか青春とかが日に日に遠ざかっていくけれど、なにかあの日胸に持っていたアツいものを思い出させてくれるような作品。パラレルワールドの、別の世界線の若林の自伝を -
Posted by ブクログ
店頭でふと見かけて、若林(芸人さんて呼び捨てになっちゃう…)の本!?と気になって買ってみました。
高校のアメフトが舞台で、アメフトが分からなくても読めるんだけど、ルールが分かってたら読んでてもっと楽しいんだろうなって。
秋大の場面、だめだ、ルール知りたい!となってYouTubeで初心者向けのアメフトの動画を視聴。そしたら全然違う!かるーくルールを知っただけでも場面が生き生きしてくる気がしました。秋大の試合は本当に臨場感があるし、試合に挑むアリの心情が突き刺さって来るしで、一気に読み進めました。
高校生のアリがいろんな葛藤や悩みにぶつかって行く姿、すごくいいなって思いました。
カミュのシーシ -
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ネタバレ他人と同じように生きれない自分がホントに嫌で仕方ない。
でも、自分と同じような思いをしてる人が、葛藤の中で自分なりの答えを見つけ、先を生きていることに希望が湧いた。
救われた。ありがとうございます。
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挙げ句の果てには「他人に自分を開かないと成長は無いよ」とか言う。こっちは自分なぞを開いたら、未来が閉じてしまうぐらいに内面が腐っている。だから閉じているというのに。
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自分がよくわからない人というのは、他の人と自分が何か違うような気がしている人だ。
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誰と会ったか、と、誰と合ったか。
俺はもうほとんど人生は"合う人に会う"ってことで良いんじゃないかって思った。
そうい -
Posted by ブクログ
ー もちろん、カストロもゲバラも魅力的だ。男として心酔したくなる部分も多い。しかし、革命博物館でぼくの心をとらえたのは彼らの政治的なイデオロギーではなく彼らの"目"だった。バティスタ政権を打倒しようとする、あのような若者の目をあまり見たことがなかった。
「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのですか?あなたの今の生き方はどれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」というゲバラの名言がある。ぼくは革命博物館で涙を流さなかったし、今の生き方も考え方も変えるつもりはなかった。だけど、ぼくはきっと命を延ばしている」人間の目をしていて、彼らは命を「使っている」 目をしていた。
ゲバラ