若林正恭のレビュー一覧

  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    なんでキューバに行きたいと思ったのか
    個人的な興味だけじゃなくて、いまの社会とりわけ日本経済について疑問を持って確かめたいっていうのとお父さんに対する感情の客観視と主観を行き来していてすごいなと思った。
    それをこうやって文章に表現できることもそうだし
    モンゴルで出会ったご夫婦を見て結婚に対する意識が変わったとか、明確に自分の中で現象と自分の気持ちを結びつけられることは、今の自分にはない。
    現に若林さんは2019年に入籍してて、入籍報告のラジオ聴いてると、この3カ国の旅をしてきた人とは思えなかった。変わるもんと変わらないもんがあるよなぁ人って。

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    2026年03月12日
  • 青天

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    正直、アメフトはあんまり見たことがなくて描写のすべてを正確に理解できていなかったかもしれないけど、なぜかその景色が浮かぶ。しかも映像で。オードリーANNで聴いた春日の書評がなんか響いてしまって買ったんだけど、読み終えたいま春日と語りたいもん
    ずっとアリ視点で進んでいくから不良に蹴られた痛みとか人にぶつかる勢いとかもリアリティを感じて自分の心にずーんって響いてくる
    それぞれのシーンの登場人物が最後まで描かれてるわけじゃなくて、人って成長すると周りの環境も変わるよなってことを、読み手という客観視から実感したり。でもその中に変わらない人もいて。
    あと、わたしは高山からチョモに呼び方が変わる瞬間がよか

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    2026年03月12日
  • 青天

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    ネタバレ

    この場面でしか生死を感じられない。この時だけ、生きてることを実感できる、という瞬間はある。
    アメフトの知識がないので、頭の中で、彼が見ている景色を描くことは難しかった。それでも、アメフトは、物理的に人にぶつかり、外側の人間にも身体の痛みを感じさせてしまうスポーツである。だからこそ、相手や痛みに挑む恐怖は計り知れない。
    そこまで強い痛みや刺激を受けてまで生を求めるのは単純にすごいな、と思うと同時に、それらを受けてようやく生を感じられる、ということへの危なさも感じてしまう。
    青春の楽しさを描くものではない。綺麗な生き方はできない。躓くことを繰り返し、苦しみながら、真っ直ぐ不器用に自分と向き合う。周

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    2026年03月11日
  • ナナメの夕暮れ

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    大学一年生の頃に若林さんのエッセイに出会ってから生きやすくなったのが懐かしい(生きやすくなると若林さんのエッセイを手に取らなくなるというジレンマ)
    今回初小説の発売と聞いて書店に赴いたら、売り切れだったのでこちらを購入。考えすぎてしまう昔の自分を、若林さんと三人で慰めているような気持ちになれた。

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    2026年03月10日
  • 青天

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    ネタバレ

    高3の春アメフト部を引退した主人公アリは、中途半端な自分にケリをつけるため再びグラウンドに戻ってきた__。体も心もぶつかり合い、痛みと無力さを知る。そこから彼らの挑戦は始まっていく。

    勝たなければ意味はないのか?倫理の岩崎先生との対話シーンが良くて、私にも新たな視点を与えてくれた。
    屈辱的な気持ちで見上げた青空が、最後には全く違う景色に変わる。心が熱くなる青春小説でした。

    専門用語が多いのでアメフトの知識があったらもっと楽しめたのかなぁ〜...と思います。でも、読めちゃう読まされる感があってすごい。

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    2026年03月12日
  • ナナメの夕暮れ

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    ドラマ「だが、情熱はある」を経ての読書。ドラマがこの本を本当に丁寧に実写化していたんだな、というのを「まえけんさん」の項目などから感じる。

    連載休載を経て、文章内でも自分探しの終了、が銘打たれ。なんとなくではあるが親交がある中で星野源の文章の影響を受けてるところがあるのかなと思ったりした。

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    2026年03月07日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    旅先でほぼ叶えられる可能性の無い「では、また」は、この先ふとした時にこの人のことを思い出すだろうから、その時用の「では、また」なのだ。

    すごく素敵な考え方。

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    2026年03月02日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    著者は自分自身のことを、内面ばかり見つめている変わり者、と説明しているけど、ときに熱血漢、ときに冷静な観察眼や、旅行やコロナ禍、家庭教師との会話から得た発見(そしてそれを新鮮に受け止められる感性の瑞々しさ)は、共感する読者も多いのだろうな、と思うし、そうした著者の実直な語りの中に救いを見出す人が多いからこそ人気の一冊なんだろうとも思った。
    個人的には、知らない町を歩くのが好きなことと、1人で行動していても脳内でずっと会話していることが一緒だな、と思って嬉しかった。
    いまの日本で「生きづらさ」を抱える理由に対する考察の鋭さもさることながら、旅先の情景描写が巧みで、旅行記としても読み進めるのが楽し

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    2026年02月23日
  • ナナメの夕暮れ

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    芸人のエッセイだから軽く読めそうとか思ってごめんなさい。
    「冷笑はダサい」の言語化すごい、そして自分の嫌な部分に向き合いすぎていて心配にすらなる。
    熱いもの、一生懸命な人に素直に感動し、外に目を向け、世界を肯定していく。
    自分は受け入れられないなんていうのは思い込みでしかないし、自分の意識が変わることで肯定されていく。
    最初からそうだった人よりも、内向的でひねくれていたからこその変化、歳を重ねることの良さだなとも思う。
    自己否定的で陰鬱な青年期も後悔してるとも書いてるけど、そこを経て変わっていった過程に共感する人は多そう。

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    2026年02月21日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    誘われるようにキューバを訪れ、モンゴル、アイスランドと旅を続けた先に、日本の新自由主義における恩恵と生きづらさ、 世間では「空気を読んで周りに合わせろ」と言われて育つ一方、新自由主義では「個性を生かして稼げ」と言われることへの困惑、経済システムと自分の考えの比較に対する答えを見つけた若林正恭の紀行文であった。
    個人的にはDJ松永の解説に感銘を受けた。
    ぜひいつかキューバに行きたいと思えた一冊でした。

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    2026年02月20日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    ネタバレ

    何かの本でおすすめされていて、これぞ現代の君たちはどう生きるかだ!と絶賛されていたので気になって読んでみた。
    新自由主義の競争社会に疲れた人向け。
    新自由主義を謳歌してる、いわゆる勝ち組には一切共感できないかも。
    読後感としてはまぁまぁよいのでは?
    個性を伸ばしていこうという割に出る杭は打たれる、の部分は凄く共感。
    あとキューバ人は顔を合わせて話したがる、のくだりからの、人はやはり人と繋がりたいもの、という旨も共感。
    ライトな言葉で語られているので凄く読みやすい。旅行行きたくなる。
    合間で出てくる若林の過去の体験なども凄く場面が想像できて共感。
    最後のDJ松永からの、個人的な手紙のような解説は

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    2026年02月19日
  • ナナメの夕暮れ

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    初めて若林さんの本を読みました。
    そう!この気持ちわかる!って思えるのも、素晴らしく的確な言語化をしてくれているからだと読んでいて実感しました。

    「自分の気持ちを素直に言えるようになるための第一歩は、自分が臆病であることを認めること。それを大いに笑ってもらうこと。」と言う部分が自分に1番響きました。

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    2026年02月15日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    めちゃくちゃ旅したくなった。
    「キューバ」編が内容が濃くて読み応えがあったのに対して、文庫書き下ろしの「モンゴル」、「アイスランド」編が若干内容が薄かったように感じた(思い出しながら書いてるだろうからそりゃそうか)。
    けど、最後の「コロナ後の東京」が巻き返す勢いで内容が良すぎた。世間があるから苦しんでいるけど、世間があるからこそ頑張ろうとする自分もいるのもまた事実で。
    そういったなんとなく感じてはいたけど直視はしたくない社会の構造や人間の性質を、海外と日本両方の視点から俯瞰的に見てユーモアを交えながら救いがあるまとめになっていた。
    最高の旅エッセイだ。おすすめ。

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    2026年02月12日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    面白かった。キューバの話しも面白かったがモンゴルに行ってみたくなった。あとがきも、印象に残ってる。自分と似てる気がした。烏滸がましいが。

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    2026年02月11日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    今年は、いろんな人の紀行文や旅エッセイを読んで、沢山の海外に触れてみたいと目論んでいる。で、その記念すべき1冊目、若林さんのキューバの旅。
    陽気で音楽あふれる国なのは、イメージ通り。
    葉巻を堪能したり、ビーチでのエピソード等、旅のエピソードも面白かったけど、資本主義国での生きづらさは何で生まれたかとか、格差社会とは…など、ぐるぐる考えている思考の部分も面白かった。
    異文化に触れると、自国について、新たな視点が生まれるのも、旅の面白さ。

    一緒に納められているモンゴルとアイスランドの旅も、国が違えば、というのが実感できて面白かったし、なによりキューバ旅の真の目的が愛にあふれてて、素敵だった!

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    2026年02月08日
  • ナナメの夕暮れ

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    ナナメの殺し方がよかった。

    自分が楽しいと思うことを書いてみる。他人を肯定する文言を歯を食いしばって書いてみる。自分が「他人への否定的な視線」をやめれば自分を否定する視線もなくなる。

    ネガティブを打ち消すのはポジティブでなく没頭

    もっと卑屈になるタイプだと思ってたけど生きづらさをそのままにせずに前向きになろうとしてるのが心地よかった

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    2026年02月03日
  • ナナメの夕暮れ

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    芸人 オードリー若林ではなく若林正恭という人間に焦点を合わせた一冊。
    生きづらさを自分なりに紐解いていく思考が分かり、自分には無い感覚の部分と共感できる部分が入り混じっていた。結局のところ、華々しい世界にいようが、どんな人でも社会に生きようとしている人は悩みがあり、その悩みの海でもがいている。

    文庫版あとがきが面白かったので、文庫で読むことをお勧めします。

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    2026年01月25日
  • ナナメの夕暮れ

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    偶然にもスタバでグランデサイズのものを飲みながら読んだ笑
    今すっっっごく生きづらいけど、著者からしたら私は"皆と同じように上手くできること"を複数持っている人間なのだと思う。それでも全てが上手くできるわけではないし、若林さんが生きづらいと感じるのは違う理由で、生きるのが辛い。
    自然界って混沌としてるし、人間は皆上手くやっているふうに見えて全然そんなことないんじゃないかと思うんだよね。

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    2026年01月25日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    今住んでいるところにずっといると、悪い部分にばかり目がいくようになり、良いところを見失いがちだ。だから人は旅をしたくなるのかな?
    旅をすると楽しいこともたくさんある一方で不便さを感じることも少なくない。
    慣れ親しんだ土地を離れることで、今の生活は当たり前じゃないことを再確認させてくれる。これって人としてすごく大切な気づきであり、旅の醍醐味なんだなとこの本が教えてくれた。
    中々人には言えない心のモヤモヤを今回もたくさん世に出してくれた。若林さんの紡ぐ言葉、文章が詰まった本が改めて好きだなと感じた一冊!

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    2026年01月24日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    人(自分も含め)が嫌いだけど、人が好きな理由を、旅行という手段で気づいていく手記。結構哲学かも。自問自答の過程を赤裸々に見せてくれるのはありがたいですね。自分はどうだろうと考えるきっかけになる文章でした。

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    2026年01月23日