若林正恭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最後まで読み応えがある旅行記だった。
キューバに行こうとは、今までも今も思いついたことないから、若林さんの旅行記を読みながら情景を思い浮かべていた。
自分の価値観が覆された、というのは、アメリカに行きたいとずっと憧れていたけど、若林さんの目線から見た「ニューヨーク」は資本主義社会の国のひとつであることが描かれていたから、また別の姿をした国があることがいい意味で発見だった。まだまだ、自分の知らないことあるな。
それが、親父の行きたかった国であった、ということもグッとくる。
素敵な生き様だと思う。悩む過程が、素敵だと思わせてくれる若林さんは、本当に今の自分を肯定してくれる。 -
Posted by ブクログ
私も根っからの冷笑気質で、
なんならこの本も芸能人のエッセイは
どうせなにかの片手間だから
ファンしか買わないとか変な意地を張っていた。
そんなプライド要らなかったなって心から思う。
本当に面白くて一気に読んでしまった。
ひねくれてても自意識過剰でも
歳をとってからありきたりな趣味を持てて、
一人旅なんかも出来ちゃって、
自意識が薄まりポジティブにかわれる。
そんなこともあるんだって思うと
まだまだ可能性が沢山あるなって思えた。
ポジティブに少し近づいたのかもしれない。
どんな自己啓発本より響く。
この現実を生きるために、ファンタジー、
何をどのくらい選ぶか。
いつかアイスランドの花火をみ -
Posted by ブクログ
・強い信仰を持っている人が比較的少ない日本では、現実を生きるためのファンタジーを供給するビジネスが盛ん。
・理想の自分に追いつこうとしているから、今日の自分を生きることなく、常に未来の理想化された自分を生きている。だから、今日をずっと楽しめなかった。
・誰もやっていないことに到達する前に、「自分の特性」を経由している事に気づいた。
・正論は多分正しい。でも、おもしろくない。「共感できないけど一理あるかも」って脳がパッカーンってなるあの瞬間が好きなのにな。
・多様性の浸透の副作用なのか、正論を求める人が増えている気がする。
・冷笑主義者が、なぜ冷笑するかというと自分が冷笑されることに怯 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ多分鈴木保奈美がTVで触れていたから、面白そうだと思って、タイトルをメモしていた1冊。作者の名前は書いておらず、手に取って初めて「あぁ、オードリーの若林」と分かった次第。
彼らのネタは好きで、春日も凄いが本当の意味で凄いのは若林だという噂も色々と聴いていたが、この本を読んでみて、なるほどこの人凄いわ。と実感できた。
俺実は、万博に行ってない。もう間違いなくいかない。万博が実施された背景や、準備期間のあれこれ、権益の問題に、カジノへの布石、トイレ問題…そういうの考えると、気持ちが覚めまくって、始まってみたらスマホ予約だの待ち時間だの飯が高いだの電車が止まって徹夜だの…どんどん行く気が失せ