若林正恭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【ネタバレあり】
オードリー若林正恭さんの初小説ということで非常に大きな期待を持って読み始めたが、期待を遥かに超えていく熱量と深みを持った最高の青春・スポーツ小説だった。
最初は少し苦戦した。端的な文章表現のテンポ感に加え、アメフトのルールにあまり馴染みがなかったためだ。しかし、わからない用語を調べたりYouTubeで試合動画を見たりしてルールを頭に入れてから読み直してみると、景色が一変したように物語の臨場感が立ち現れ、一気に引き込まれていった。
中盤(第3クォーター以降):復帰と挫折からの胸熱な展開
主人公のアリが一度は堕落した生活や不良仲間と決別し、再びアメフト部へ復帰する第3クォーター -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった。
ラジオも好きで一時期良く聞いてたし、
ドラマ「だが、情熱はある」にハマってエッセイも読んだし、
考え過ぎなところや言葉のチョイスが好きだなぁと染み染みと思った。
頼もしい友達や教師の情けない姿など描写の細かさが
人間観察良くしてる人の着眼点でとても良かった。
言語化が得意な若林さんならでは。
毒も存分に含んでおり。
最後のぶつかり合い、熱い気持ちになった。
命を削って生を実感したいものだ。
日本語ヒップホップが10曲くらい出てくるのも
聴いてみよかなとなって後から余韻に浸れて良かった。
言葉を武器にしてる漫才師という職業とはいえ、
初の小説でこれは益々今後が楽 -
Posted by ブクログ
ネタバレずっと心の底で感じていた、なんとなくの生きづらさや人との違いを言語化してくれた一冊。
私自身、自分の抱える生きづらさをどうにか解明したくて、若林さんと同じように精神医学や脳科学の本を読み漁った時期がある。
「気にしすぎなくなる薬がもしあるなら常用したいくらい」という言葉に共感した。
後半、若林さんのお父様が亡くなるエピソードは胸が苦しくなった。私の父は今、癌で入院をしている。手術も成功して回復に向かっているが、命の限りを想像したからこそ余計に、若林さんがお父様との別れを経て綴った言葉が響いた。
「会いたい人にもう会えないという絶対的な事実が、会うということの価値を急激に高めた」
「合う人に会 -
Posted by ブクログ
若林正恭という人間についてとても深く知ることができた。元々どちらかといえば好きくらいの認識でしかなかったし、人見知りでサイコパスな芸人ってイメージしかなかった。けどこの本を読んでこの方はとても繊細で臆病でプライドが高い脆い人間なんだなと思いました。自分も似たような人間だと思っていて、読みながら「わかるなあその感覚」と何度も何度も共感してました。決してdisってる訳ではありません。むしろそういった内面の深くを書かれた読み応えのある一冊です。
自分に自信が持てない人、繊細で人間関係に苦労したり傷付きやすかったりする人。でもどこか自分への期待をやめられない人。色々あると思いますが、どこかしら読んでい -
Posted by ブクログ
一言、「読んでよかった」に尽きる。
描かれているのは、本人の日々。
なんでだろう?と自分に向き合うことから逃げない主人公。言語化が難しい心の淡いところにも向き合う主人公。私の勇気になりました。
以前より、NetflixのLIGHTHOUSE で源さんとの対話を聞いていて、共感ポイントも多かった若林さん。
たりないものを満たすのは、自分が足りないと思うものを反対に持っている人の言葉で埋まる、埋めると思っていたが、たりたいものを埋めてくれるのはシンパシーを(勝手ながらですが)感じる人の言葉でもあるのだなぁと感じた。
朝井リョウさんの解説まで良かった、、、
作家的評論と知人であることの視点 -
Posted by ブクログ
ずっと読んでみたいと思っていてようやく読めました。
どこか生きづらくて難しく考えて、自信を持てなくて、そう言うタイプが集まるグループがあるのだとしたらその中の大谷翔平的な存在
それがオードリー若林さんだと。
私も肩書きはありませんがずっと学生時代から属させていただいてます。
まずこの本、旅行記なんですよざっくり言うと
でも普通の旅行であったことを書いてるだけの感想の本ではなくて、やはり物語になってる。
一人旅をここまで物語として書ける。それが才能なのだと思う。風景描写も個人の心情も笑いも心が温かくなる瞬間もそれらが全部噛み合って作品になってる。
本の裏のあらすじのところにも
隠された旅の目