syo5のレビュー一覧

  • 領怪神犯 拾異

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    ネタバレ

    あの続きか!ってなる話から、なにそれ初耳って話までサイドストーリーとして面白かった。
    3で全てが終わった後どうなったのか気になっていたけど、あまり変わらず過ごしているし絆が残っていることが嬉しかった。
    逃げ水の神と桑巣の神にはずっといてほしいし、酷い面をたくさん見るだろうけど人を嫌いにならないでいてほしい。
    あとどうでもいいけど豊穣の神に沼った。なにあれ。

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    2026年08月29日
  • まだいない君に星の舟を

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    ネタバレ

    中2の高津は離島の由緒ある家に生まれたが、父の愛人とその息子の所為で母は出ていってしまった。狭い島は事情は全て筒抜けで鬱屈した思いを抱いていた。そんな時、神隠しの入り江と呼ばれる海岸で若い女性が発見される。彼女ら2079年から来たと言うが…

    中々ヘビーな生い立ちの高津だけど、恵まれている事を本当は誰よりも感じている。そしてタイムリープしてきたみかげが高津家に居候する事になり、そこから少しずつ高津の意識が良い方向に向かってくれて良かったです。
    恩師の為にブロンズ像を作るために奔走し、そして未来でまたみかげに再会したのが熱かったです。

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    2026年08月27日
  • 領怪神犯2

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    ネタバレ

    『間章』として、前作最終盤とほぼ同じタイミングでのやりとりから物語の幕が開く。
    「前作最後で明かされた、世界(日本だけ?)の時間が止まっている異常に気づいている者が宮木の他にもいるのか」と思い、その謎を追うのかと思っていると、本編では過去の話となる。

    『間章』以降は前作と同様の構成で、切間と烏有の二人組が各地の『領怪神犯』を調査していく一話完結の物語が続いていく。

    『領怪神犯』が起きているのは前作と同じく、古き、良き(?)日本の田舎の村々なのだが、山間の景色が見えるような写実的な文章からは「同じような風景」という印象を受けない。
怪異に遭遇する前に挟まれる村々の様子からは、前作のどれとも違う舞台設定だとしっかり感じられるし、本作では橋や蚕といった目先を変えるトピックを据えて舞台装置に飽きさせない工夫を感じた。


    主人公の烏有と相棒の切間は、前作の片岸と宮木のコンビと異なる性格という点もよかった。
    特に序盤の烏有は調査や人生にもに後ろ向きな小悪党ではあるが、しかし悪人になりきれない人物で、切間の不器用で馬鹿正直な熱血漢とは対照的であった。
    本作では、コンビの性格が対照的なだけでなく、前作では薄かったキャラクターの変化、成長という面もあった。
    半ば無理矢理、領怪神犯対策本部の職員とされた烏有が自分の居場所を見つけ、他人への信頼や快活な部分を取り戻していく成長譚であると共に、成長した烏有が切間を支え、切間からは信頼を返す、というバディの成長物語も根底に流れている。


    一方で前作と対照的だと思った点は、主要な仲間の素性が知れるほど、雲行きが怪しくなっていく部分だ。
    前作では途中まで「宮木が怪異なのでは」と疑って読み進めたが、実際には特殊な背景を持つが故にこの世界の理を部分的に見破っているだけであって、事情が分かってからふり返ってみても常に味方であった。

    だが、本作に登場する凌子はその素性が明らかになるたびに印象が悪くなっていく。
    『火中の神』で姓が三原で、六原や実咲と面識がある、と判明した時点では「名字を気に入っていないという発言からして、故郷を捨てた六原と似た境遇か、あるいは研究者ということは六原の親族が影響を及ぼして(:前作の滅んだ六原家で『こどくな神』の研究資料が見つかっている)村の外に出た?」と希望的に推測していた。
    しかし、『くわすの神』冒頭で、凌子は完全に『こどくな神』側の人間(: 片岸や六原の敵に当たる)とわかり戦慄。『こどくな神』の村人同様に頭のネジが飛んでいる感じだったので、一気に要注意人物になる。
    後半に向かって凌子の狂気が明らかになっていき、『神』が絡むと普段と様子が一変し、例の村人に通じる危うさを感じるようになる。

    また、終盤に仲間として行動することになる冷泉もその雰囲気や専門性から、凌子のような危険人物の可能性を考えたが、これはミスリードで、彼女は最後まで味方であった。

    怪異を調査していく主人公コンビとそれを囲む脇役達という構図は前作と同じながら、キャラクターの差異や物語の中での変化によって前作との差別化が上手くできていると思った。


    前作を知っているがゆえの驚きや不整合も本作の見所である。
    私は前作を読み終えて1年以上経ってから本書を読んだので、大枠だけを覚えていて各話の細部は忘れていた。
    本作最終盤に前作を読み直して気付いたが、前作の『知られずの神』には本作の主要人物である三原や冷泉の名と、『這いずる神』や『火中の神』の名前がある。「昭和85年(= 2010年)に「黙しの御声」解体」の記述は本作の翌年のことなので、覚えていればそこも気にかかったかもしれない。
    前作を読み終えた直後であれば、過去に起きた大事件に迫っていくような本書の構成には、よりワクワクしたかも知れないとは思った。

    それでも、前述の『三原』は文字を見ただけで「ウッ」となるし、『切間』に関しては作中ずっとひっかかりを覚えるという楽しみ方ができた。

    『切間』については『間章』の”切間”を名乗る人物と、それ以降の章で烏有とコンビを組む人物の雰囲気が合わず、「何かが変だ」と思いながら読み進めた。中盤に幼少期の宮木(礼)が娘として出てくると余計に混乱する。「『間章』では烏有が”切間”を名乗っているのではないか」と当たりは付けたが、その経緯が分からず「戸籍を失っている烏有を切間が旧姓側の養子にした?その後に切間は領怪神犯の犠牲に?」とも思ったが、それでは宮木が切間(を自称する烏有)についてやや他人行儀なのは解せなかった。

    結局、切間は『知られずの神』により存在しなかったこととなって本書を通しての違和感は霧散するのだが、本作最終盤にひっかかりを覚えた、礼拝堂でのセピア色の集合写真の各人の名前が前作『知られずの神』では”宮木”と書かれていた件については説明が無い。
    烏有のキャラクターから推測すると、廃棄せずに残した資料を封印する際に、後に宮木が来ることを願って、父親を思い出すとっかかりや「お前の親父だぞ」というつもりで宮木の名前を入れて残した、という粋な演出なのではないかと思っている。
    「切間の名を持つ別人がいては都合が悪かったから」ということもできそうだが、その場合写真を残さなければ良いし、敢えて切間の部分を宮木とする理由もない。



    前作と本作を合わせてよく分からなくなっているのが時間の経過についてだ。
    最終盤の隠し球として年代を明かした前作と違い、本作には年代が明瞭に分かる記述が散見されている。しかし、どうも記述されている年代と一部の時代を表す物にズレがあるように見える。

    前作の最後で片岸が現在を「昭和104年(= 2029年)」と言っているので前作は2029年(昭和104年)付近の話であり、本作では『蓋を押す神』で2009年(:昭和64年+烏有の年齢20歳)との記述が出てきており、『間章』の”切間”の『20年間何も変わらない』との独白と整合している。
    そこまでは良いのだが、この2009年の描写が妙で、
    前作と同じく携帯電話やスマートフォンが存在しないようであることや、まだ冷戦が続いていること、『呼び潮の神』では元号がまだ昭和であることが明かされるなど、この時点よりだいぶ以前から時代の進行が止まっているように見える。
    『俤の神』での「ソ連が原子力空母を開発中」の文言から1988年付近で時間が止まっているように見えるので、本作の20年前から異常があるように見えるのは暗示的だが・・。

    本書最終盤の切間を名乗るようになった烏有の考察では、『そこに在わす神』を使用した者は時間変化が無くなるとのことなので、「昭和が終わらないということは、昭和天皇御自らが『そこに在わす神』を使っているのではないか?」という疑問も出てくる。
    時間の描かれ方的に、小康状態を保てていた1988年(昭和63年)の前半当たりに使ったように思えるが、烏有、切間の会話に「日本に軍が無い」とあることや、作中で第二次大戦の名称は出てきても太平洋戦争にはわざと触れていないようにも見えるので、戦後のいずれかの時点で太平洋戦争(敗戦をか?)を消すために使用した可能性もあると思えた。

    細かな謎もいくつかある。
    前作の最後に宮内庁が消えている(宮内特別管理局となっている)ことには触れておらず、エピローグで烏有は『宮内庁に』と旧名を認識している。
    『呼び潮の神』で元号の話になった際、平成を示唆したように見える冷泉の様子は、前作の宮木の「第何次世界大戦?」を思い起こさせる。「彼女も怪異の外の認知をもっている者か?」と思ったのだが、キャラクターを把握する間もなく消されてしまった。
    梅村の願いに関しては気になる矛盾点がある。梅村が『そこに在わす神』に入る以前に、切間が梅村博士の死因を癌だと言っている。これは梅村の「博士の死因を消した」という趣旨の発言と合わず、引っかかる部分だ。その後の梅村の協力的な様子から悪意を持った人物に思えないので、これが叙述トリックで『そこに在わす神』の内容が烏有の回顧であるため記憶が書き換えられている可能性もある。それでも、梅村も”若い”姿であるので次作への伏線だったりはしないだろうかとも思っている。



    文句があるのは前作と同じく終盤の物語の展開についてだ。
    前作でも終盤の駆け足具合を「雑だ」と感じたが、本書でも終盤で雑さが出ているので「この著者は物語をたたむのが下手なのだろうか」という感想となった。

    設定上なんでもありの世界なのだから、最終盤でも騒動に『神』を絡ませられなかったのだろうか。
    ギャングの抗争じゃないんだから急に仲間内で撃ち合いになるのはアホらしい展開と言える。
    地下で拘束されている『神』に操られている職員(冒頭の報告や以前の話で様子が少しおかしいことを匂わせておけばいい)、あるいは、これまでに出てきた『神』の能力に読みきれなかった部分があり、機を見て干渉してきたでもよい(それならばここまでで解決したように見えていた話を疑心暗鬼にもできる)、『神』を理由に不意の撃ち合いが始まるくらいの方が本シリーズらしさが出たのではないかと思った。
    対策本部が解体される顛末が、「結局人間が一番怖いではなぁ」と少し残念な気持ちになった。

    組織についても描写が粗いので、「凌子らは末端で組織はとんでもなく大きかった」なんて描き切れなさそうな話にせず、「凌子らは警察機構内部で半独立で動いていて上層部も苦々しく思っていたが、下手に取り潰すと『神』を使った全面戦争になるので暗闘が行われていた」というぐらいで良かったのではないか。

    また、「前作のとても手が出せない感触に比べて、『そこに在わす神』もずいぶんしょうもない便利アイテムに成り下がったな」というのがエピローグ部分を読んでいて感じたことだった。
    「(現実に帰らずに)世界を変革した使用者は”徹底的に”消滅する。だからただの畳ばりの部屋しか情報がない」くらいの方が怖さと使用時のリスクがあった。
    一日おきにノーリスクで使い放題という点も話の収拾が付かなくなってしまう。せめて使用のタイムラグを、本作の特別な時間経過のようである20年ごとなどにした方が良かったのではないだろか。

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    2026年08月25日
  • 領怪神犯3

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    面白かった。1を読んで数年経っていたせいで、ところどころ忘れているのが本当に悔やまれる。
    烏有が最後までかっこいい。桑巣の神が彼のことを助けてくれる理由もなんとなくわかる。そもそも根が良い神なのは確かだが、あんな素直にお願いしてきて最後には感謝をくれるの人間に情は湧くよなと

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    2026年08月23日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    切なさっていうのは人を強くする。どうにもならないからこそ、どうにかしたかった。そんな気持ちがあるから、割り切れないから、前に進むしかなかった。懐かしい気持ちについ浸ってしまう作品。

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    2026年08月21日
  • また君と出会う未来のために

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    会いたいって気持ちは大事にしたい。2度と会えなくても、あなたが元気でいてくれたらいい。そんな気持ちを思い出した作品。

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    2026年08月21日
  • 領怪神犯2

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    1の方を読んでだいぶ経ってからこの2を読んだため、登場人物の名前の繋がりがわからなくてもどかしかった。
    もう一度読み直さないとな…
    1で感じた人の怖さが今回も凝縮されていてよかった

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    2026年08月12日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    ある男の子の前に女の子がか倒れていた。
    この島は神隠しやマレビトが現れる島で、女の子は今の西暦を1974年と答えた。
    描かれている現代は2017年。
    身元不明の女の子は本当に過去から来たのか。
    もし過去から来たのなら、今も存在していて一体どこにいるのか。
    未来に転生した?七緒との謎と
    島に留学してきた和希の高校生活と人間性を描いていく作品。
    人生は本当いろいろある。必ず何回も傷つきます。立ち直ってたかと思ってもフラッシュバックしたり、過去に引きずり込もうとする人もいます。
    けど助けてくれるのは結局、同じ人間なんです。
    なんだかそんな事を教えてくれる、作品でした。
    人生って何となく自分が一番辛いのではないかと思ってしまいます。世の中、自分の想像を遥かに上回って辛い思いをしてる人がいるけど、見た目じゃわからないんだよな。

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    2026年08月09日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    10月の映画化を前に読んでみた。
    表紙からライトなイメージを持って、中高生向け?と思ったけど、大人にもしっかり響く内容。
    舞台になっている学校は、予想通り島根県の隠岐島前高校。以前、この学校のことを知って島留学させたいと思ったことがあったので、すぐにピンときた。
    心に闇を抱えた子どもたちの心情、島の人の優しさや大らかさ、神隠しの伝説…
    ありそうなテーマだけど、絶妙なバランスで爽やかに切なく描かれていて、思いの外良かった!
    映画も観てみたい。

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    2026年08月02日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    10月に映画がやると知って読んでみました。
    タイトルから自分は興味を持ちました!
    読み終わった感想は「この内容を映画で早く見たい!」
    これに尽きます!
    読んでても色んな感情になってページをめくる手が止まりませんでした
    こんな出来事が現実に起きたら自分はどうするのかとか妄想もしてしまった
    とにかく誰が呼んでも感動できる小説なのでおすすめです!

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    2026年07月22日
  • 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下

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    なんとも言えない気持ちになる。
    その気持ちはマイナスではなくプラスの気持ち。
    いろんな人生模様が綺麗に描かれていて、読み終わると順風満帆ではなくても美しい人生を見た気持ちになって不器用でもいいよ、大丈夫だってメッセージ性もある気がして(勝手な解釈です)
    この本好きだなぁ。

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    2026年07月16日
  • 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上

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    過去多分3年前に一度読んだことがあったけど
    再度読み返したいと思うくらい結構好きな作品。
    ヒペリカムの花言葉使ってるタイトル好きです。
    それぞれのメンバーがキャラ立ちしてていい。
    話も読みやすい。
    確か結末が結構好きなんだけど、あんまり覚えてなくて下巻が楽しみ。

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    2026年07月09日
  • 最後の医者は海を望んで君と生きる

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    最後の医者シリーズの最新作。
    今回も重い話しだった。
    いままでのシリーズの登場人物も出てきて、一気に読めた。

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    2026年07月09日
  • 皇帝陛下の禍祓士 堕ちた後宮

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    最後まで読めました。もう少し溺愛部分があってもよかったかな。最後はいい結末といい予感を感じさせるものでよかったです。

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    2026年06月22日
  • まだいない君に星の舟を

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    『どこよりも遠い場所にいる君へ』の前日譚、他4つの短編。
    過去に同じような体験をしてたと思われる高津のことが気になっていたので続編が出てくれてとても嬉しい。
    彼の苦悩や思いをよく知ることが出来たお話だった。
    短編では、どこよりも~のラストで胸が苦しくなるくらいの切なさと優しさを覚えたのだけど、その時の気持ちが蘇ってきた。
    今回も良かったけどやっぱり一作目が一番好きかな。

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    2026年06月22日
  • また君と出会う未来のために

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    ネタバレ

    どこよりも遠い場所にいる君への続編。
    前作もそうでしたが、表紙がとても綺麗な本であると思いました。
    今作では、前作に登場した和希に加え、支倉爽太の物語が繰り広げられてますが、前作よりもスケールが大きくなったと感じました。というのも、支倉がタイムスリップするからです。

    2030年に、神鳴崎でタイムスリップした支倉は、9歳になってしまいますが、25歳の五鈴と出会い、色々なことを体験していきますが、過去に戻るための方法を探ります。支倉は、もう一度、大学生の時の自分に戻ります。

    戻ってから、支倉はもう一度五鈴に出会いたいといたい気持ちが芽生えますが、なかなか出会うことに苦戦します。そして、現実の世界で支倉は出会いますが、出会った彼女は、自分よりも年下の女子高生でした。ヴァイオリンを弾いていた彼女と再び音楽を通して、親睦を深めていく様子の描かれ方が良かったです。

    和希の想い人であった七緒は死んでしまっていたことが明らかにされますが、彼女の思いは和希に受け継がれていると思います。

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    2026年06月14日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    ネタバレ

    最初は、淡々と物語が進んでいく感じでしたが、物語の中盤で、主人公の月ヶ瀬和希の秘密が明らかになるところから、夢中になって、読んでおりました。

    和希の父親が犯罪を犯してしまったということから、犯罪者の息子というレッテルが貼られ、和希は、転校していたという秘密は、苦しくも切なかったです。

    犯罪も、相手を死亡させてしまうほどの事故ではありましたが、正当防衛なところもあり、和希が完全に父親を糾弾することができないところも、苦しいものでした。

    そんな秘密を抱えた和希は、離島の学校に転校し、あの事件のことを誰も知らない学校に行きたかったのですが、噂は広まってしまいます。そのなかでも、和希を信じてくれていた幹也は優しかったです。

    和希の秘密を握っていたたまきと、崖のところで、もみ合いになるシーンはドキドキいたしました。

    七緒に隠された秘密や1974年の意味など、もう少し深く読みたくなるような小説でした。

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    2026年06月10日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    表紙の美しさから本を手に取りましたが、医療現場の厳しさ、余命を受け入れる覚悟など家族の思いなど重たいテーマに直面する内容で、いまこの瞬間を大切にしなければと改めて胸に刻みました。三人の医者がベストミックスだと思っていたのですが、1人欠け喪失感がまだ残るため、続編を読むべきか躊躇います。

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    2026年05月18日
  • 冬にそむく

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    1冊。
    キス以上のことはしていないけど、エロい。真冬の夜、暖房の無い部屋で、全裸で布団にくるまり、互いの体温で温めあっているような話。二人の会話が心地好い。
    作品全体に流れる冷えた感じがcool。熱いばかりが良い作品では無いことを知る。
    こういう真っ白な純愛もある。

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    2026年05月17日
  • また君と出会う未来のために

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    先日読み終えた「どこよりも遠い場所にいる君へ」とセットで買ってあった続編。個人的にはこちらのほうが好みでした。
    前作は限りなく一人称に近い三人称視点で書かれてたんですが、こっちは一人称に振り切ってたので読みやすく感じた…というのも、前作の和希という人間の本人目線で語られる文章が得意じゃなかっただけなのかもしれないと思いました。爽太の目を通して見る和希は魅力的に感じたので、人間って不思議なもんですね。

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    2026年04月23日