syo5のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後の医者は海を望んで君と生きる★4.5
たまたま前作を人にプレゼントしようと本屋にいったら新作が出てて歓喜!迷わず買った。
今までのシリーズとはちょっと違うテイストに感じられた。というのも今まで以上に医者以外の登場人物に焦点をあわせていた。福原が助けられなかった辻村浩平とその妻の藍香。その藍香に思いを寄せるがうまくいかない桃谷尋。尋と藍香と浩平のストーリと福原と桐子と音山のストーリが並行して進んでいく。あのスーパーヒーローのような医者だった福原が浩平を救えなかった時についに心が折れてしまいオペも怖くてできなくなるのは予想外だった。人は死んでも生きている人たちに強く影響し続ける。なんなら生きて -
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このラストで良かった…!!
道を間違えてもう戻せないものを全てなかったことにしてしまうのも正解かもしれないけど、その中でもがいてきた人や戦ってきた神達の報われなさをこのラストが全て救ってくれました!
「神頼みができない切間」が印象的でした。物事の最終手段は神頼みだ!って思いたいのにこの世界で、この人は最も神に頼れない、自分で戦うしかない孤独な立場が切ないです。
そして私の好きな神が切間の願いを叶えて助けてくれるのが好きすぎます。
烏有の口調がすぐ出てきたのも、ずっと自分を押し殺して頑張ってきた糸が切れて素が出せた瞬間で何気に好きなところです。切間と烏有の再会は泣けました。 -
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1巻で気になって仕方なかった組織の秘密が20年前の出来事から明かされる2巻! なぜ、この組織は作られたのか。そして何をしていたのかが明かされるドキドキの話でした。 神々もさらにおどろおどろしい物ばかりで時代によって違う信仰の度合いかな。 くわすの神が大好きです笑 1人のおじいさんの信仰によって生きている神でしかも全然害がないし、なんなら優しい神様であとからもなんだかんだ助けてくれるいいやつだ!ってなりました。 そこに在わす神は特に大事なキーパーソンで、それ自体は何か動き回るわけでも、しでかす訳でもないのに、最も危険という神々しい佇まいですよね。 でも使う人によっていい物にも悪いものにもなる…そ
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読んでみたら大ハマり!イッキ読みしました! 妖とか神とかそうゆうもの好きなんです笑 どんな神かっていうそれぞれの名前もセンスが良くて、中でも私は「水底の匣の中の神」と「知られずの神」の話が好きです。 不気味で得体の知れなくて、でも絶対的に何か影響を与えながらもそこにい続ける神の不確かさと、そこに住んでいる人間のどこか危険なおどろおどろしいものを感じさせる塩梅が素晴らしいと思います。 ダークファンタジー好きの人は必見! 漫画化もされているのでそのうちアニメ化されるんじゃないでしょうか…!? しかも最後に領怪神犯だけでなく、特別調査課の隠されている秘密の片鱗を知ったところでこの巻が終わるのがつい次
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(下巻)がこんなに面白いとは!
絵梨さんの明るい性格が周りの人をグイグイ惹きつける。福原欣一郎仕事以外に興味が無く面白みのない男。そんな彼が心惹かれる程素敵な女性絵梨。欣一郎が幼い頃父親は居なくなった。家族を持つこと大切な人を守ることそれが重荷になり、将来への不安となり怖くなってしまい欣一郎達の前から消えてしまったのだろう。
欣一郎もまた父親と同じ感情に襲われる、が、絵梨の前向きな言葉に不安をかき消され共に歩む事を選ぶ。
記憶障害で病院のベッド意識朦朧の中昔の出来事が次々と現実のように見えて譫言のように呟く。
主治医の桐子が事細かくノートに記し福原の知らない父親欣一郎の絵梨や息子にたいする想い -
Posted by ブクログ
最後の医者シリーズ。前作から6年ぶりだそう。
私は最近知った作家さんだったので、続けて読むことが出来てラッキーでした。
本作は、死別後に遺された家族がテーマ。
大事な人を失った遺族の辛さや悲しみだけでなく、悲しみと寄り添うようになれるまでの変化や辛い気持ちをどう持っていくか、時間を経ての経過などがリアルに描かれている。
また、遺族がテーマで、そちらがメインで描かれていながらも、医者である2人はきちんと(というと語弊があるかもしれないが)隠れることなく主役として登場し、いくつかのストーリーが並行して進んでいく構成力。
3人で生きていく。
重なる言葉も素敵でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後の医者シリーズ大好きです。
手術は成功したはずなのに無くなってしまった男性の奥さん
その奥さんに恋をした男性
そしてその患者を担当した執刀医福原。
それぞれの考えや感情が全て入ってきて、心苦しく、切なくなる小説でした。ほんとに悲しい。
自分がこれらの悩みを抱える方々を支える精神保健福祉士に慣れるのかどうか揺らがされると同時に支えたいと思いました。
福原がしんどくなっていく、医者として仕事が出来なくなっていく中、「はやく桐子助けてあげて、!」と思うばかりで笑
でも最終的には桐子が、音山が助けてくれる。
友情って、人の繋がりって素晴らしいんです✨️
そんなことを思わされる1冊でした。