syo5のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれのノベライズを試し読みした瞬間「ど好みだーーー!」と即読んだ一冊。そして木古先生の面白さがたまらなくて本当に好み。
日常に怪異がある。謎の組織がそれを隠して調査してる。怪異が人間の理解を吹っ飛んでわからない。主人公がくたびれてる。タバコが似合いすぎる。雰囲気がじっとり暗い。人間がたまに怖い。しれっと主人公コンビが怪異に巻き込まれてるけど気づかなかったり気づいたり。怪異の造形が理解不能に奇怪。日常が日常じゃなくておかしい。
全部好みすぎて役満。私の趣味全開すぎてほんと好き。
章によっていろんな神様が出てくるのですが私は「ひとつずつ降りてくる神」が一巻では好きです。お前誰だよ。 -
Posted by ブクログ
全然気付かなかったんだけど更新されてた❗
七緒のその後か描かれたスペシャル短編‼️
もうひとつのエピローグ『天国へ続く橋』
これで全ての伏線が回収されます。
七緒の想いに胸が熱くなります。
是非読んでいない方は読んで欲しい!
タイトルと表紙の絵から切ない感じの物語
かなというのは想像できたのですが
想像を越えてトリハダがたちました。
もし自分がタイムスリップしたら?
と想像すると、とても怖いと思いませんか?
周りには家族や知人もいない、下手すれば言葉も通じない、文化や価値観も違う、
想像しただけでもゾッとします。
本書は主人公和希が神隠しの入江で七緒という少女を助けたところから物語は始まり -
Posted by ブクログ
ネタバレ
諦めない医者福原と、死神と呼ばれる医者桐子
死に向かうものの最後の言葉を聞いて、「諦めてもいい。」という選択肢を与える桐子は、福原とは相入れない存在だった。
でも桐子は諦めることを勧めているわけではなくて、「それも選択肢の一つだ」とこれまでの自身の闘病の経験から患者に誰よりも寄り添った言葉をかけていたんだなと。そして辛い思いをしていた患者はそんな桐子の言葉に救われて、死を受け入れいれていった。肉体的には滅びても精神的には救われたのかも知れない。
肉体が助かることが全てではないと思った。治療は命を救うことだけを示しているのではないのだなと。
福原の母、絵梨さんの存在がとても2人に大きな -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後の医者は海を望んで君と生きる★4.5
たまたま前作を人にプレゼントしようと本屋にいったら新作が出てて歓喜!迷わず買った。
今までのシリーズとはちょっと違うテイストに感じられた。というのも今まで以上に医者以外の登場人物に焦点をあわせていた。福原が助けられなかった辻村浩平とその妻の藍香。その藍香に思いを寄せるがうまくいかない桃谷尋。尋と藍香と浩平のストーリと福原と桐子と音山のストーリが並行して進んでいく。あのスーパーヒーローのような医者だった福原が浩平を救えなかった時についに心が折れてしまいオペも怖くてできなくなるのは予想外だった。人は死んでも生きている人たちに強く影響し続ける。なんなら生きて -
Posted by ブクログ
このラストで良かった…!!
道を間違えてもう戻せないものを全てなかったことにしてしまうのも正解かもしれないけど、その中でもがいてきた人や戦ってきた神達の報われなさをこのラストが全て救ってくれました!
「神頼みができない切間」が印象的でした。物事の最終手段は神頼みだ!って思いたいのにこの世界で、この人は最も神に頼れない、自分で戦うしかない孤独な立場が切ないです。
そして私の好きな神が切間の願いを叶えて助けてくれるのが好きすぎます。
烏有の口調がすぐ出てきたのも、ずっと自分を押し殺して頑張ってきた糸が切れて素が出せた瞬間で何気に好きなところです。切間と烏有の再会は泣けました。