syo5のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作『どこ君』(若いふりして略語?)の続編です。こういう系の表紙‥まだ恥ずかしいですが、少し慣れました。寧ろきれいかも? ただ、「TikTokで話題の〜」という帯のデカ文字には慣れません‥。
前作の4年後の設定です。主人公も変わり、本作単独でも楽しめそうですが、可能な限り前作と続けて読んだ方が、物語の深みが伝わる気がします。
タイムリープもの、ピュアな恋愛ものは共通項として、前作は神隠しに遭った少女を受け入れる側の物語でしたが、本作は過去に神隠しに遭った側が主人公という設定です。この逆パターンが新鮮で、前作の登場人物も大事な役割を果たしています。
おじさんでもいいなと思ったのは、恋 -
Posted by ブクログ
おじさんにはちょっと恥ずかしい表紙でした! いかにもYA系キラキラ胸キュンのライト文芸丸出し! でも、勇気を出して買いました。だって、阿部暁子さんですもん。110円だったんですもん。
阿部暁子さんと言えば、ここ数年の話題作はもちろんvery goodですが、目立たないけれど『パラ・スター』もよかったですよ。車椅子メカサイドと選手サイド(2人は親友女子)の物語。
ちょうど、パリパラで車椅子テニスシングルス男女アベック金メダル!小田凱人選手・上地結衣選手おめでとうございます! ということで、未読の方はいかがでしょう? ん、出版社の回し者?
さて、本作です。はい、青春でした。主人公は、事 -
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Posted by ブクログ
これは面白い!前作よりも面白さは確実にパワーアップしている。福原や桐子の幼少期、はたまた福原の父親の過去などが描かれた今作は物語をより深くしていて、それぞれの本当の気持ちとかが伝わってくる。
上巻から続いている『とある母親の死』。桐子の隣のベッドに入院してきたエリはとにかく前向きで、読者である私たちにもたくさんの前向きな言葉を投げかけてくれる。
そして『とある医者の死』。また誰か死んでしまうのかと辛い気持ちで読み始めると、まさかのあの人。そんなに勿体ぶることでもないので、言ってしまうが、福原の父親である医院長が認知症に罹る。福原は父親の治療を桐子に依頼する。
前作ではそれぞれの -
Posted by ブクログ
前作から連続で読んだので、それぞれのキャラなどを忘れることなく読めた。どうしてもこのようなシリーズ本となると、前回の内容やキャラクターを忘れてしまうことが多いので、私みたいな忘れやすい人間には連続で読むのはいいな。
さて、前回医院長である父親の命令に背いた福原は何もさせてもらえずにいた。一方、病院を追われた桐子は小さな診療所を始める。
そんな2人の元に訪れた患者はAIDSに感染していた。AIDSになり、ダメな彼氏と別れて福原の元を訪れた彼女。彼女に去られて病気から目を背けていたが、桐子の元を訪れた彼氏。それぞれの運命は。
第2章では、桐子がまだ少年の頃の話が描かれている。アレルギ -
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