syo5のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ烏有さん達が宮木おじいさん達に悪者扱いされた時は焦った。
宮木礼さんが何も覚えてなくて、おじいさんの口車にのせられて烏有さん達を敵だと考えてしまうのではないかと怖かった。
烏有さん達が何をして何を守ってるのか分からないから、信じられない。仕方が無いけど悲しい。
江里さんが無事だったと分かった時の安堵が凄い。
梅村さんずっと後悔してたんですね。
まさか宮木おじいさん達が国生みの神にいいように使われてたとは。
桑巣の神や件の神がまた助けてくれた。
そこに在わす神がずっと守ってくれていた。
宮木礼さんは神義省に居た頃からあきつ神と一緒にずっと戦っていたのか。
誰も覚えてないけど良かったん -
Posted by ブクログ
あなたは、こんな話を聞いたらどう思うでしょうか?
『今から九年前、小学三年の夏、俺は未来にいた』
う〜ん、どうでしょう。「ドラえもん」の見過ぎですね!と笑って返したいところですが、本人が大真面目で言っていたとしたらそういうわけにもいきません。そもそも時間を超えるという考え方を日本人が違和感なく認識できるのは2123年という未来から来た「ドラえもん」あってのことだと思います。
そんな「ドラえもん」のいた世界は今からまだ100年も先のことです。私たちが生きる現代から100年前を考えれば、スマホは当然ありませんし、人が月に到着できるなどとは夢にも思わなかったでしょう。となれば「ドラえもん」が -
Posted by ブクログ
異常気象の中とはいえ、そこまでドラマティックなことは起こらず、どちらかといえば淡々とした恋物語が綴られています。
ガガガ文庫というラノベレーベルから出ていますが、これはもはや文学といえそうです。
ですから、「先生とそのお布団」と同じように、ラノベとしては売れないだろうと思います。
ただ、淡々としていながらもページをめくらせる力はあり、作者の力量を感じます。
この設定ですと、小松左京さん辺りが書くとまた全く別の話になるのでしょうが、思い出したのは小松さんの「日本沈没」の中で、ある家庭の奥さんが結婚指輪(あるいは婚約指輪だったか)と引換えにちょっとした食料を入手し、夫と言い合いになるエピソード。 -
Posted by ブクログ
ネタバレそれ(前巻)より時は遡り、20年前。
霊感商法詐欺を働いていた青年、烏有定人(うゆう・さだひと)は警察に捕まるが、連れて来られた先で始まったのは普通の取り調べではなかった。
そこにいたのは、元殺人課の刑事・切間(きるま)と、民俗学の准教授・凌子(りょうこ)。
烏有は「見える」力を持つために目を付けられ、警察の管轄内にある「領怪神犯対策本部」で2人と共に、日本各地の村々で起こる異常な現象に立ち向かうことになるが……。
「対策本部」が「特別調査課」に至るまでに、一体何があったのか?
最終章の驚愕、再び。そして胸を刺す衝撃のラストが待ち受ける。
蓋を押す神。人のために悪いものを押さえつけている -
購入済み
怪談ブームですが…
最近はどこかで聞いたな、読んだことあるなという怪談話や小説ばかりでした。
「こわいでしょ!」と全面に恐怖を出して怖がらせようとする怪談が増えたような気がします。
正直、この小説も期待せずに読みました。
結果、めちゃくちゃ面白かったです。
読みながら部屋を確認してしまうような、窓の光が気になったり、静かな空間が怖かったり。
忍び寄る気持ち悪さのような感覚を久しぶりに味わう事ができました。