松本大洋のレビュー一覧
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無料版購入済み
もうこのフリーハンドで描かれた線を見るだけで高揚します。この瞬間が至福の時間と言っても過言ではないほど好きです。勿論マンガは素晴らしいのですが、実写化もアニメ化も成功した稀有な作品だと思います。
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Posted by ブクログ
児童養護について勉強していた時に偶然見つけたマンガ。
あの「ピンポン」などで有名な松本大洋の作品と知ってへーと思いつつ読むと、大変な名作だった。
両親が養育できない子供達が集まって暮らす「星の子学園」の子どもたちの日々や思いをとつとつと語るストーリー。
片田舎に建つ古い民家に、ベビーから思春期までいろいろな子が暮らしている。
賑やかでおだやかでユーモラスな場面と、悲しみや荒廃や絶望に立ちすくむような暗い光景が交錯する。
素朴画のようでいて、背景まで丁寧に描かれた大洋タッチの絵が子どもの世界を描くのにピッタリ。
廃車になったサニーのハンドルを握りしめて、空想の中で旅をする子供たち。複雑な、 -
ネタバレ 購入済み
至極の作品
緊縛した敵との勝負。敵の命をとる代わりに、主人公は腕を失う。一瞬悲劇の様に感じるが、主人公は、同時に剣の呪縛からも解き放たれる最高のラスト。大好きな松本大洋先生の作品の中でも、個人的には上位にくる名作だと思います。
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Posted by ブクログ
母親に愛されたいだけなのに叶わず行き場のない感情を元に幾つものトラブルを引き起こす春男。
「必ず迎えに来る」という言葉を残して、来る気配のない母親からの手紙を健気に待ち続ける静。
体調がなかなか優れず長期入院した母親の健康を祈って四葉のクローバーを集める純助。
恋愛に奔放な母親とアルコール依存症を持つ怠惰な父親に挟まれ、幼いながら自由と自立を願う研二。
両親を事故で亡くし、自分一人で幸せになることに対して罪悪感を感じてしまうめぐむ。
星の子であることに劣等感を常に感じるきい子。
そして、宛てもなく自己を探しては彷徨い続ける牧男さん。
画面の中で、絵の中で彼らは苦しんで叫んでいた。
どうして -
購入済み
そこに存在しているような物語。
松本大洋さんの漫画はこのSunnyで初めて読みました。
作り話というより、まるでそこにあったかのようなお話はどれも心にじんわり届くようです。