松本大洋のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
至極の作品
緊縛した敵との勝負。敵の命をとる代わりに、主人公は腕を失う。一瞬悲劇の様に感じるが、主人公は、同時に剣の呪縛からも解き放たれる最高のラスト。大好きな松本大洋先生の作品の中でも、個人的には上位にくる名作だと思います。
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Posted by ブクログ
母親に愛されたいだけなのに叶わず行き場のない感情を元に幾つものトラブルを引き起こす春男。
「必ず迎えに来る」という言葉を残して、来る気配のない母親からの手紙を健気に待ち続ける静。
体調がなかなか優れず長期入院した母親の健康を祈って四葉のクローバーを集める純助。
恋愛に奔放な母親とアルコール依存症を持つ怠惰な父親に挟まれ、幼いながら自由と自立を願う研二。
両親を事故で亡くし、自分一人で幸せになることに対して罪悪感を感じてしまうめぐむ。
星の子であることに劣等感を常に感じるきい子。
そして、宛てもなく自己を探しては彷徨い続ける牧男さん。
画面の中で、絵の中で彼らは苦しんで叫んでいた。
どうして -
購入済み
そこに存在しているような物語。
松本大洋さんの漫画はこのSunnyで初めて読みました。
作り話というより、まるでそこにあったかのようなお話はどれも心にじんわり届くようです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレそらもう、間違いなく、めちゃんこオモロイいですね。最高ですね。
全5巻。長すぎず、短すぎず、書き足らずではなく、書き過ぎることもなく、いやもう、この全5巻の中に、全てが詰まっております。絶妙。あまりに絶妙過ぎて素敵。いやはや、素晴らしいですね。
単行本全5巻でいいますと、オリジナルのBig Spirits Comics Special版でいいますと、単行本1巻の表紙、スマイル。2巻、チャイナ。3巻、アクマ。4巻、ドラゴン。5巻、遂に、ようやく、満を持しての、ペコ!最初がスマイルで始まり、最後がペコで終わる!っていう持っていきかた、凄い。超好き。1巻の表紙がペコでない。っていうね。で、ちゃん