松本大洋のレビュー一覧
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これまで子供の世界ばかり描いてきた松本大洋が、熟年の苦悩を表現している。「Sunny」は素晴らしい作品だったが、これもまた松本大洋の新たな代表作になるだろう。
塩澤が再会するのは、かつて才能に溢れていた漫画家たち。しかしいずれも、現在は重荷を背負い、漫画を描くことそのものの情熱を見出せずにいる。中には出世した者もいるが、もはや昔のような創作はできないらしい。
一方で若手編集者と漫画家は、なんとか業界に齧り付こうと必死に勝負を続ける。若い才能が芽吹き、開花していこうとするなか、漫画があくまで商業であるがゆえ、いかに自由な創作と売れる方法の折り合いをつければいいのか。漫画を描くことの苦しみを、 -
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読むべし、読むべし……
映画『犬王』を観て、キャラクター原案を務めた松本大洋に興味が湧き、作画した漫画ということで読んでみた。
主人公である浪人の瀬能宗一郎は、訳あって郷里の信濃を離れ江戸へやって来た。来て間もないため「~だに」「~なるら」など、お国言葉が度々出てくる(上京したての若者の感があり可愛い)。一見すると狐顔が特徴的なシュッとした男だが、甘味好きという意外な一面を持つ。また、単純な好奇心で長時間蛸を眺めたり、這いつくばって猫に話しかけたりと奇行が目立つ人物でもある。変人キャラが好きな私は甘党であることも相まって「可愛いお侍さんだな」と思ったのだが、知人に読ませてみると「キモ可愛い」とのことだった。
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Posted by ブクログ
映画は3回観に行きました。平家物語のアニメーション本もですが、こちらもとても丁寧な作り方をしてくれている。河出書房さんのテンションが真摯で好きです。何よりキャラ原案の松本大洋氏のイラストをたくさん使って映画犬王のまさに誕生を追う本になっています。他には湯浅監督の絵コンテと歴史解説など細部まで調べこだわって作られた結果、ファンタジーではなく現代の私たちに繋がる作品になったのだと思います。いちばんテンションが上がったのは背景設定の清水寺でのステージ全景ですね!こんなに細かな設定もアニメーションではするのですね!ここで『鯨』を最前列で観たい!一緒に歌いたい!と気持ちを室町時代に飛ばせました。良い本で
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表紙
表紙の鳥に惹かれて読み始めました。主人公の日常をたんたんと描かれているのだけれど何かが引っかかったり心に響いたりと作者さんの世界観が素敵だなと思いました。
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素晴らしすぎます。冒頭の一コマだけで一瞬で心を掴まれてしまいました。背景やコマ割等の細部まですべてが好きです。インスピレーションが湧きます。良いマンガに出会えました。