あらすじ
▼しあわせなら手をたたこう▼リボルバー[原作/狩撫麻礼]▼夏でポン!▼鈴木さん▼ピース▼ファミリーレストランは僕らのパラダイスなのさ!▼だみだこりゃ
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Posted by ブクログ
青春とはやはり青いのだ!よね
10代で読んだ時より、俯瞰で見る青春の青さが眩しかったなぁ。青春を生きる子達みんなヒーロー。間違いない!
リボルバー、夏でポン!、ファミリーレストランは僕らのパラダイスなのさ!好きだなぁ。
松本大洋はやっぱしすっげぇ!
Posted by ブクログ
松本大洋好きには堪らん。
昭和生まれの先輩を見てきた
平成初期生まれには刺さる内容。
昭和生まれにも刺さると思う。
行間を読む力もいらない。
青春のアホで整理のつかない衝動と興奮を掻き立てる。
青春は短編集である。
Posted by ブクログ
曇天の空が広がる梅雨の放課後、部活の先輩の執拗なイジメに嫌気がさして、公園で慣れない煙を燻らせ、大声で言葉にならない何かを叫んだあの日を思い出しました。
「どれだけ情熱を燃やそうと、血潮をたぎらせようと、青春とはやはり青いのだと僕は思います」
Posted by ブクログ
中二病
自分の中学時代を思い起こす
マッチョなものが正義でしかもねじれた感情がそこここにあった
松本大洋はそーゆーのが得意
中二病的なことの強さを思い出した
Posted by ブクログ
時々自分は感性が理屈や感情を追い越して
言葉が追いつかない「衝動的な何か」に頭の中を支配されてしまう
非常に困った状態に陥る事があるんだけど
そんな時、日本橋ヨヲコと並んで
その感覚を鮮やかなまでに切り取ってくれるこの人の漫画を読んで、
どうにか自分を取り戻していたりします。
どこまでも混乱しているのに、
どこまでも輝いている。
吐き気がするくらいの生きている実感を。
松本大洋があとがきで、
青春の青さというものを
「それはたぶん 夜明け前、街の姿がおぼろげに
あらわれる時の 青色なのだと思います」
と表現していて
そんなことばにただもう打ちのめされるばかり
Posted by ブクログ
「カッコイイ」に至るまでにある段階が1から10まであるとすれば、マイナス1に位置している生ぬるさ
バカなのだけど、どうしてこんなに憧れを抱いてしまうんだろう
性欲、意地、一瞬でいいから突き抜けたい
ただそれだけのため
信念を貫くためでも好きな女の子を守るためでもない
その切実さは、エネルギーは、命を超えてしまうほど巨大だから、自分で抱えきれずに転がされてしまう
嗚呼なんと無骨な
女子学生には決して決して訪れない青い春
Posted by ブクログ
“幸せなら手を叩こう“
青臭い青臭い青春絵巻。
どこにもやれない感情が爆発して疾走スル。
登場人物それぞれの曲がった青春がたまらなく切なくて愛しいのだ。
Posted by ブクログ
『青い春』というタイトルからすでに好きだ。
松本氏のあとがきが非常に好きなので一部(短くして)載せます。
「学生時代、私は俗に”不良”と呼ばれるタイプの人間ではありませんでしたが、その類の友人は多く放課後の校庭で彼らの写真を撮らされました。
理屈に対しては拳で答え、湧き上がる感情に対して「ナゼ」と問う事のないツッパリ君達の本能は、私の憧れで有り、一番身近にいたヒーローだった様に思います。」
このあとがきが凄く好きなのです。私。
映画も面白いですが、漫画の方が好きなのです。
Posted by ブクログ
映画から入ったのですが、独特の作風が気に入りました。不良達を「バカだなぁ」と思いつつもどこか羨ましかったり…。「青い春」と「ピース」が特に好きです。
Posted by ブクログ
90年代初期に鈍く輝く「黒い大洋」を見よ!!
3つのあとがき
「当時そうした一連の間抜けた行動を奇天烈に感じた私にとって彼らの一挙手一投足は常に興味の対象でした。理屈に対しては拳で答え〜ツッパリ君達の本能は私の憧れで有り一番身近にいたヒーローだった様に思います」1993
「それはたぶん夜明け前・街の姿がおぼろげにあらわれる時の青色なのだと思います」1998
「漫画の技術もすさまじく稚拙で、正視に絶えぬコマやら演出も多々あり、穴があったら放りこんで隠しておきたいような気持ちも正直あります。しかし今では決して描くことのできない台詞や展開があることも事実で、それはそれで力を持っているように思います」2011
解説
「作家の処女作にはその作家のすべてが表れる、とはよくいわれることですが、松本大洋の小学館デビュー作である『しあわせなら手をたたこう』にも、松本大洋というマンガ家のもっとも根源的な部分が表出されています。それはひと言でいって、〈死〉への関心です。」
Posted by ブクログ
ああ、ただただ不快。残念なヤンキー君たちの行動もさることながら、彼らの周りの淀んだ空気を通して世界を観ると、バカな大人は益々薄汚く、爽やかなカップルや普通の人々ですら白々しく映る。ここまで汚く世の中を描けるのは、松本大洋ならではか。あとがきまで読んで、読後のストレスを一気に解決でき、清々しい思いだ。
この短編集の中で、救いの有無という視点、つまりどうしようもない手詰まり感から次に進むことが出来たであろう話が一つだけあった。野球部の話だ。淡々と描いて行く自由は、もちろん本にあるものの、野球部の話、それも短編集の中盤にあるのだが、で一息つくことができたのは、自分が無意識のうちに前向きさを望んでいたということだろうか。
Posted by ブクログ
こんな青春を過ごしてるやつはまぁいないけど、
憧れを抱いてしまう青春漫画。
ピストルを見つけた少年達。
色んな松本大洋とのリンクが面白い。松本大洋好きなら必読。
Posted by ブクログ
初期良作短編集。狩撫麻礼先生が原作をしている作品が一変あるのをみて、以前は編集としても松本大洋の絵はすごいけど、ストリーをテコ入れするともっとすごい事になるかもというのがあったのだなと納得。
Posted by ブクログ
うっかり本だと思って買ってしまいました。笑
帯に書いてた通り確かに不良本。でも真っ直ぐ。
オススメはリボルバー。この本の中で一番良い話しだと思います☆
Posted by ブクログ
性的な描写が非常に多い漫画。
読んでたらなんかスゴイ気持ち悪くなった。
でもそれが逆に爽快っていうか。
そういうの苦手な人にはオススメできないかも。
Posted by ブクログ
不良本。
映画の青い春が好き過ぎて好き過ぎて。
この漫画からブラッシュアップされたのがあの映画なら
かなり優秀だと思う。けど、映画から入ったからそう思うだけなのかな?どうかな?
Posted by ブクログ
・松本大洋は一作も見たことなかった。率直な感想は、漫画なのに酔いそう。
・不良たちの青春をテーマにした短編集。人物たちが感情的ではなく冷めてる感じが岡崎京子っぽいというか、この時代っぽいのか。
・大体の話のテーマが「死」で、作品自体も青い。物語は個人的に魅力的では無かったが、青春のダラダラした雰囲気が良い。最後の方の「だみだこりゃ」は分かりやすくてすき。私はこれくらいで分かりやすい方がいい。
Posted by ブクログ
ひたすら漂う虚無感。
タイプは違えど、
夢中になることがなかった人や
あっても達成できないままだった人には
きっと同じ空気を
感じていたと思う
Posted by ブクログ
くやしいくらいわからなかった。
でも心のどっかに突き抜けるようにつよい印象だけは残って、
やっぱ凄いのかなあとわからないなりに何度も読み直したりしてる。
この人の絵、というか表現が最ッ高なのは確かです!!
Posted by ブクログ
松田龍平が主演の映画が面白かったので、原作も読んでみました。
映画方がわかりやすく作ってあるというか、感動のしどころがあるんだけど、漫画は淡々と描いてあったなー。何度も読み返す類いの本ではないということで、★3つ。
Posted by ブクログ
松本大洋はこの短編を描いた当時、20代半ばだったはずだ。若者の気持ちを的確に捉え、その切なさや、やり切れなさといった感情を巧みに物語りとして表現している。ここに出てくる少年達は確かに青いのだけど、生き生きとしている。