松本大洋のレビュー一覧

  • ピンポン 5

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    最後の表紙は主人公であるペコこと星野。5人の主要登場人物の中では最も漫画的な存在であり、トリックスター的な要素が強い。ただ、その中でも人間としての葛藤が充分に描かれているゆえに、読者たる僕もそれを応援しようという気持ちになってしまうのだろう。立ち直ったトリックスターの描き方として、『ピンポン』は非常に優れた作品なのではないだろうか?

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    2012年08月11日
  • ピンポン 4

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    ピンポンを通じ、打ち倒すべき敵として描かれるドラゴンこと風間。特に彼の良さはこの巻というより5巻で描かれていて、それは卓球の楽しさを知った準決勝と、エピローグにおける「凡庸な選手」に終わってしまう危惧を吐露するところに現れているように思う。ストイックに卓球に打ち込んだ高校生のその後の描き方は、ずいぶんとリアルだ。

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    2012年08月11日
  • ピンポン 3

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    チャイナと同じく挫折組のアクマが表紙。彼がいるからこそ主人公であるペコは挫折から回復する。この役割は古くから彼を知り、また挫折を知ったアクマだからこそ可能だったんだろう。ドラゴンとの絡みも漢を感じさせる演出で、すごく良い。

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    2012年08月11日
  • ピンポン 2

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    二巻の表紙は「チャイナ」こと文革。個人的にはフォーカスの当たる5人のうち、チャイナが一番好きなキャラクターかもしれない。挫折を知ってなおももがこうとし、それにも敗れるチャイナだけど、その中でもまた新たな道を見出そうとする姿勢は、なにかくるものがある。彼のコーチであり友人の存在もそれを際立たせている。

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    2012年08月11日
  • 竹光侍 2

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    これは普通の漫画を描くGペンとかで描かれているんだろうか…イメージは竹を割り箸みたいに加工した木切れの先を色んな角度や太さに尖らせて描いている様に見える。
    神輿大三朗と源次の関係性が切ないんだよねぇ…男色家で三男坊で醜男でさぁ、源次は根っからの女好きのノンケでさぁ、強要出来ないのに傍に置いておきたいとか、大三朗がせめて美男子だったらさぁ、他の事は運命変えられなくてもさぁ、って切なくなるんだよ。源次もさぁ、見目麗しさで雇われているようなもんで、ノンケだから大三朗の趣味嗜好に理解があるわけじゃないし、派手な服着せられていやいややってるし、心の中で毒づいてるし、給金がいいのでこうやってるんだろうけど

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    2012年08月10日
  • 鉄コン筋クリート 3

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    ネタバレ

    舞台はヤクザが蔓延った繁華街。二人の主人公はシロとクロ。名前が表すように光と闇、善と悪の正反対で強い結びだが、離れたときのバランスの崩れ方はあまりに激しかった。
    他の登場人物たちの人間関係もそうだったけど、強い結びつきの人間の崩れた時のはかなさの表現が絶妙だった。
    身の回りに置き換えいろいろと考えさせられる漫画の枠を超えた哲学的な漫画だった。

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    2012年07月22日
  • 青い春

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    ネタバレ

    中二病

    自分の中学時代を思い起こす

    マッチョなものが正義でしかもねじれた感情がそこここにあった

    松本大洋はそーゆーのが得意

    中二病的なことの強さを思い出した

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    2012年07月05日
  • 鉄コン筋クリート 1

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    ネタバレ

    映画を見て単行本を購入。絵がちょっと初めて見るタイプでちょっととっつきにくかったけど、慣れれば問題なし。シロとクロの絆がいい。幸せになってほしいな。

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    2012年06月25日
  • Sunny 2

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    ネタバレ

    寂しさや哀しさみたいなブルーな感情の近くには、いつも優しさが隣り合わせで存在している。
    そこに出たり入ったりするからセンチメンタルな気分に浸り感情を掻き毟られる。
    書いててよくわからなくなってきたけどそんな具合。
    夕日のきれいな日に窓際で静かに読みたい漫画。

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    2012年05月15日
  • ピンポン 1

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    典型的なスポ根漫画とはちょっと違うので、スポーツ経験の有無問わず誰でも読める。
    これを読んで「面白くなかった」と言った人をまだ知らない。

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    2012年05月03日
  • 鉄コン筋クリート 1

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    青い春とか、こういうダークでシュールな話は今では結構見るけど、当時は珍しかったんじゃないかな。
    中学生の時に松本大洋を読んでから、ベタな少女漫画を読む機会が減ったかも。絵柄も台詞も設定もキャラクターも衝撃だった記憶が。
    そんな中の「うんこ!」とかが和むし笑えるので好きだったりする。

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    2012年05月03日
  • 鉄コン筋クリート 1

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    ネタバレ

    学校の授業で読まなければならなかったので入手。
    宝町を舞台に、クロとシロ、2人の子供が繰り広げる愛と暴力のお話。
    松本大洋の、緻密で粗雑な絵が好きさ。
    丁寧な線でない、感情の在る線だからこそ、人間の心がビシバシ伝わってくる。
    警察の沢田。純粋な心を持つシロと出会って変わっていくシーンが好き。
    ネズミと木村の最後のやり取りが好き。
    強いから弱く、弱いから強いのだ。

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    2012年04月12日
  • Sunny 2

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    感想*心の痛みの麻痺を子どものうちに覚えてしまうことの切なさが、もう…!( ; ; )この作品のわたしが好きなのは、メッセージを直接には言わず読者に考えさせる間の演出なんだろうなと思う。ノスタルジーがはんぱない!

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    2012年04月03日
  • Sunny 2

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    悲しみになれてくるってのはまた、ドキッとする表現です。確かに慣れてくるんだな。それは悲しみが減っていっているわけではなくて、心が麻痺していくことなんだと思います。なんの解決にもなっっちゃいないんだけど。

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    2012年03月17日
  • Sunny 1

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    これはスゴイ。デビュー当時から温めてたというだけあって、本気出してます。
    「なんかもうどうでもいいです。眠いっす・・・」

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    2012年03月17日
  • 青い春

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    バラバラなようでいてどこかで繋がっているストーリーも、主人公不在の構成も、全てが心に訴えかけてくる。

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    2012年03月17日
  • Sunny 2

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    せいくん にとても共感している。
    とうるくん の園の去り際の せいくん が好きだ
    私自身はたろうくん のように生きたいと思う

    はるお は素直になれなくて、でもとてつもなく孤独を知っている
    あだちさん との車での絡み
    お母さんをきょうこさんと呼びだして、ニベアを大量に買うシーン
    そのきょうこさんの表情とか



    世界はとてつもなく悲しく透明で美しいことを思い出す

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    2012年03月15日
  • Sunny 2

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    すごくよかった。
    僕は大洋さんの何が好きなんだろうと改めて考えてみると、
    それはやっぱり登場人物たちの自然な表情や言葉だと思う。

    家族をなくして寄り添う子供たちの"感情"を描いているから、他の作品以上に余計に胸がしめつけられて、何度も読み返してみたくなる。

    春男のお母さんが「これからはお母さんじゃなくて杏子さんて呼んで」というくだり、特に切なくてたまらなかった。

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    2012年04月03日
  • 鉄コン筋クリート 1

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    大好きな漫画。
    友達に勧められて、借りたけど
    読み終わった後、すぐ本屋に行って買った。
    そしてまた泣いた。

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    2012年02月28日
  • Sunny 1

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    松本大洋らしいといったらいいのか?僕のもとめてる松本大洋はここにあった。ピンポンや鉄コンに似た読後感。

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    2012年02月23日