松本大洋のレビュー一覧

  • 鉄コン筋クリート 1

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    名作!!!
    私は、映画から見てはまったのですが漫画の方も絵柄が独特でよかったです^ω^

    名台詞が多くて、3巻は特に大好きです。
    私は、映画から見ることをお勧めします。

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    2011年08月07日
  • 竹光侍 1

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    これはすごいマンガだ、と驚きました。
    ひとこまひとこまの絵に感じる、徹底したこだわりとセンスのよさ。筆ペンで描かれた世界には、力強さと温かさと繊細さが心地よく同居している。
    なんというか、一般的なマンガの絵とはちょっと違う領域に属しているような。…うーん、見れば見るほどすごいなあ。

    ある日、江戸の長屋に住みついた、キツネ顔の浪人、瀬能宗一郎。
    実は凄腕の剣客なのだが、腰に差しているのは竹光。
    飄々として間の抜けたような不思議な人柄と、その奥に潜む剣客としての禍々しいほどの性(さが)。
    隣家の少年、勘吉との交流を描きつつ、何やら事件に巻き込まれそうな流れで1巻は終わる。
    絵だけじゃなくてストー

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    2011年07月21日
  • 竹光侍 8

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    これは、すごい!と思わず唸らされました。絵のタッチ、そして対決のシーン、場面が切り替わる、主人公が持つ暗黒な部分が浮き出てくる感触…全てが漫画という範疇を超えた作品。帯に「松本大洋大団円を描く」と書かれているように清々しい幕が下りました。対照するのは「バガボンド」と思います。活殺の真実に迫ったのが「バガボンド」なら(武道家や武術家の共感を得られるという意味で)竹光侍はその身体的な感覚をしっかりと表現しているように思います。時に日本画が流れていくようであり、怪談を聴いているようであり、墨絵を目の前に翳されたよう、そして流れる風や雲が本当に流れるよう。

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    2011年07月03日
  • 鉄コン筋クリート 3

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    ネタバレ

    DVDの「鉄コン筋クリート」を本棚に入れる前に、こっちを入れておきたかった

    鈴木さんと木村くんの、漢にしかできない散り様がカッコよくてカッコよくて

    鈴木さんの全てを悟った導き
    木村くんの鈴木さんの意思を完璧に受け継いだ最期
    そして木村くんの子を身ごもった女の乾いた去り方

    嗚呼 シブい
    渋すぎる

    女が真似したとて、潔さはついてこない
    こりゃ漢という“性”に嫉妬するしかない

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    2011年06月25日
  • 花男 1

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    ネタバレ

    勉強に生きる息子と、野球に生きる父の夏休みの話。

    松本大洋といえばピンポンや鉄コンが有名かもしれないが、私はこの花男が最も感動し、内容が充実していると思う。
    大胆なタッチで描かれ、登場人物の心情をダイレクトに読み手にぶつけてくる漫画はそうそうない。

    型物だった息子が父との生活の中で変化していき、優しさや愛を覚えていく。親としてはダメな花男だが、ひたむきな家族への愛を感じる。

    ラスト10Pで泣かされる。
    巻数も少ないので一日で読み切れるし、読んで絶対に損はないと思う。

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    2011年06月07日
  • ピンポン 1

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    クールで笑わないスマイルと自由奔放なペコ。コレ読むと無性に卓球がしたくなる。この本が面白くてついつい映画のDVDも買ってしまった。

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    2011年05月18日
  • 青い春

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    「カッコイイ」に至るまでにある段階が1から10まであるとすれば、マイナス1に位置している生ぬるさ
    バカなのだけど、どうしてこんなに憧れを抱いてしまうんだろう

    性欲、意地、一瞬でいいから突き抜けたい

    ただそれだけのため
    信念を貫くためでも好きな女の子を守るためでもない
    その切実さは、エネルギーは、命を超えてしまうほど巨大だから、自分で抱えきれずに転がされてしまう
    嗚呼なんと無骨な
    女子学生には決して決して訪れない青い春

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    2011年05月15日
  • 鉄コン筋クリート 1

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    間違いなく名作。これ読んだから漫画好きになったと言っても過言ではないな。悪ガキ二匹なんて、素晴らしい設定

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    2011年03月18日
  • 鉄コン筋クリート 3

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    ごちゃごちゃしてるのにわかりやすい絵と
    なんか心をざわつかせるストーリーでした。

    人の精神世界を端的に…

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    2011年03月11日
  • 竹光侍 8

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    巧いんだか、ヘタなんだか解らないような絵だと感じがちだが…
    漫画と認識するより、絵画、またはアートっと認識した方が正解かもしれん。
    古い漫画を知っている人には「劇画タッチ」っと言った方が解り易いと思う。

    なにせ絵が動くように感じる。
    原作者は別な人だが、実に見事なほど松本大洋は自分らしさを出している。

    主人公の「瀬能宗一郎」は、浮世離れした侍
    同じ長屋に住む大工の息子「勘吉」など、子供等に好かれている。
    ってことは、悪い人だとは思えんのだが…
    だがフっと見せる一面には、何か人知の及ばざる物にとり憑かれている様も見受けられる
    それに彼は滅法剣の腕が立つ、それに伴い心も強い。

    人は自分の弱さ

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    2011年03月08日
  • ピンポン 1

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    才能、努力、挫折、etc、、、、ありとあらゆるスポーツにおいて必要不可欠なファクターを劇中の随所の散りばめ、それら全てに決着をつけるよう誘う、終盤の手際の良い展開に溜め息をつく。賛否両論あるであろうビターな味わいな終幕が極上の余韻を残す。

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    2011年07月18日
  • GOGOモンスター

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    宝物のようにいつもそばに置いて読みたい本。
    子供だった頃の感性を思い出させてくれる。

    子供のときは確かに見えて感じていた大切なものが、成長するにつれて常識や経験の底に埋もれてしまう。
    埋もれることにも慣れて何も感じなくなってしまう。

    しかし、それは確かに自分の中にあるはずのもの。
    その埋もれたものにアクセスする方法を持つことで、埋もれたものを時々掘り出してやることができる。
    時間とともに埋もれてしまっても、その掘り出す作業で何度でも「腐敗」を防ぐことができる。

    この本はその「アクセスする方法」になってくれるはずだ。

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    2011年02月26日
  • 鉄コン筋クリート 1

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    松本大洋は、アートで、哲学的、そしてストーリーも面白いと3拍子揃った数少ない漫画家の一人だ。

    特にこの作品は、彼の若い時の作品であるため、
    良い意味で青臭く、理想と現実/正義と悪を、シロとクロという主人公に当てはめ、分かりやすく哲学的な考察をしている。しかし、アート性が高く、ファンタジックで、巧妙なストーリーと絵のお陰で、説教くさく感じない所がすごい。必読。

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    2011年02月15日
  • 青い春

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    “幸せなら手を叩こう“

    青臭い青臭い青春絵巻。
    どこにもやれない感情が爆発して疾走スル。
    登場人物それぞれの曲がった青春がたまらなく切なくて愛しいのだ。

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    2011年02月06日
  • ピンポン 5

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    気分が沈みがちな時はこの本を1巻から読んで生き返ります。

    全体的も好きですが、終盤の爽快感はたまりません。
    また、最後の最後はマッタリしていますがそれもいいです。

    棺桶にも入れてもらわないとね、この本。

    なお、映画版のテーマ曲はマンガにもとても合っていると思います。タイトルもいい『YUMEGIWA LAST BOY』

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    2011年02月05日
  • ピンポン 4

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    ドラゴンはいつまでも高いところにいなきゃいけないから気の毒だと思っていました。
    でもこの人とペコの試合を読むと幸せになれます(´∀`)

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    2011年02月05日
  • ピンポン 3

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    一番共感する人物はアクマ。
    読めば読むほど染みますセリフ( ´Д⊂ ヨヨヨ

    それはともあれ、
    私はこのあたりのジイさんとオババが大好きです。
    チャーミング★

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    2011年02月05日
  • ピンポン 2

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    チャイナがニイハオ

    柔らかデニム生地っぽい服とか、
    よく反射するサングラスとか、
    上手だなぁって思います。

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    2011年02月05日
  • ピンポン 1

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    前から気になってた松本大洋を大好きになった
    きっかけの本。本当おもしろいわ。

    1巻のペコとスマイルは幼くてかわいらしい。

    他の本もそうだけど
    ところどころシュールな小ネタみたいのがあって
    小気味よいです。

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    2011年02月05日
  • GOGOモンスター

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    説明を省きたくなるけど、実は単純明快

    小さい頃は見れた、感じられたモノが見えなくなる瞬間
    大人になっていく過程
    それを松本大洋は"腐っていく"と表現した。
    それはつまり、大人は腐っていて、自分もそのうちの1人だと認めた訳だ。
    でもあらゆる人は感じているハズ
    純粋な少年の間だけ観れた貴方たちのヒーローを 作品に見事に投影し、圧巻のカメラワークとハイセンスなカット割で纏まられた傑作

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    2011年01月23日