松本大洋のレビュー一覧
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1巻を本棚には選ぶところかもですが、やっぱりペコでしょうということで、5巻を。
松本大洋って、こんな感じだったんか……!!!と。そして、映画を観て知っていたはずの、ピンポンって、こんな話しだったんか……!!?と。衝撃でした。
なんだか、角度によってペコもスマイルもめっちゃぶさいくやし、線がふるえてんのに写実的やし、それなのに卓球シーンめっちゃリアルやしで、なんだこれ、面白!!と、夢中になってました。
男同士の友情って、ただひたすら「待つ」っていうの、あるんだねぇ。女同士には、ないというか、女同士だと、ただ「待つ」というのは友情を意味しないようなところがあります。
あの映画のピンポンが、こんな -
Posted by ブクログ
圧巻。漫画は絵に引っ張られ、吹き出しもあまり目を通さず読んでしまう事がありますが、「竹光侍」は、最後まで、ヒトコマヒトコマじっくり目で読んで、文字も読んで、読みました。そうしないと、作品に失礼な気がしてました。大団円の8巻、刀を振るって人の命を奪う殺生に対して、相反する精神性で在る二人の対峙は、音の無い、静寂の世界でした。漫画は沢山読みますが、この漫画を読んで良かった、なんか、お話の内容云々ではなく、幸せな気分になった、大切な一冊になりました。
二人の死闘の間に、木久地の顔がどくろのように見えてくるのは、彼が死へ向かっている暗示なのか…凄いの一言しかない。 -
Posted by ブクログ
青春熱血卓球漫画、英雄見参
裏面打法(漫画だけの必殺技のようだが実際にある打法)を修得した星野は膝の故障をおして準決勝へ。オールラウンド型のボスキャラと戦い、カット主戦型のスマイルが待つ決勝へ行けるか。
凄いぞ卓球、ドライブ打法、カット打法はともかく裏面打法とか、戦型の前陣速攻型とか、ラケットのラバーの粒高とか、用語も何か格好良い。ちなみにユニフォームなどはバタフライ社がメジャー、adidasとかNikeじゃなく。
そういう話も勿論、面白いのだが、青春群像劇だったわけですが、スマイルがもう一回笑えるまでの冒険物語とも読めるわけです。子供の頃の話が幾度か出てきますが、スマイルが笑