感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年01月08日
主人公の中年男性が出版社を半ば失意のうちに辞めて自分の漫画雑誌を立ち上げようと、かつて自分の心を動かした漫画家たちを訪れていく。人を訪ねるなかで各々の生活が滲むように描かれていく感じに
吉田健一『東京の昔』を思い起こしたりもする。
登場人物とその暮らしにページを読み進めるたびに興味が徐々に湧き上がっ...続きを読むてきて、ポツリポツリと話は進むのにグイグイと読み進めたくなる。
Posted by ブクログ 2023年12月02日
松本大洋先生、絵もストーリーも本当に素晴らしい。
サニーも大好き。サニーは心の奥底をギュッと掴まれる辛さもあったけど、今回は人生の苦さも描かれながらもワクワクも感じる。
まとめ買いしたらよかった。続きがすぐ読みたい。
Posted by ブクログ 2022年03月31日
すごくいい、漫画に魅せられたものたち、漫画を忘れようとしても忘れられないものたち。そんな人たちの想いが、ものすごく生々しく描かれる。セリフ少なく静かな漫画のようで、圧倒的に語りかけてくる。これはすごい。はやく続きが読みたい
Posted by ブクログ 2022年03月05日
松本大洋はいろいろ読んでピンポンはすごかったけど他は絵は好きだけど何度も読むという感じではなかった
東京ヒゴロはこれまでとちがった
絵もストーリーも人物もピタッとハマり物語に没入できた
ずっと読んでいたい
そんな漫画
自分が成長して松本大洋をわかるようになったのか?
続きはいつ?
Posted by ブクログ 2022年01月13日
何故なのかわかないけど読んでいる最中、ずっと涙が止まらない。
それが絵から来るのか、セリフなのか。
とにかく今は胸がいっぱい。
改めて分析しながら読んでみたい。
毎日の生活を惰性で生きてる自覚がある人にオススメ。
Posted by ブクログ 2021年12月31日
人生のワンスアゲインは一念発起から始まるのではなく、ふとした日常にじわりと押し寄せる、高らかに拳を上げることなく静かな生活にわずかな変化をもたらす。そんな微弱な情熱から溢れ出す情感を描く松本大洋の筆致に喝采。
表紙の鳥に惹かれて読み始めました。主人公の日常をたんたんと描かれているのだけれど何かが引っかかったり心に響いたりと作者さんの世界観が素敵だなと思いました。
Posted by ブクログ 2021年09月15日
すごいわ
一巻の最後の方現実と漫画が混ざっていいわ
みんな少しづつおかしいような、それがげんじつなような
描かれる物語も生きてる
すごくいいわ
素晴らしすぎます。冒頭の一コマだけで一瞬で心を掴まれてしまいました。背景やコマ割等の細部まですべてが好きです。インスピレーションが湧きます。良いマンガに出会えました。
Posted by ブクログ 2021年09月11日
歳を重ね、日々もがきながら、いいことも淋しいこともやるせないことも、多くの重い荷物を抱えて暮らしている。自分だけではなく、きっと生きるってこういうこととも言えると思った。
分断されがちな世の中になってしまったが、大切な絆や自分の譲れないものや好きなものに対する向き合うところが、丁寧に描かれていくのか...続きを読むなと思う。
昭和の時代を彷彿させる作画と淡々とした物語だけれども
文章にできない引き込まれるものがある。
作画は好みが分かれると思う。
人間と会話をする文鳥の存在が謎過ぎて気になります。
感情タグが選びにくい作品です。
Posted by ブクログ 2023年12月05日
話ごと毎回挟まれる最後の引きの風景めっちゃいいなと思うし、雰囲気めちゃくちゃ好きなんだけど、それを言葉にするには陳腐な語彙しか持ち合わせてなくて辛い
Posted by ブクログ 2023年11月28日
才能を持つ者と、才能を見出す者。
喋る鳥と迷い猫。
捨てられない漫画と背広に包まれた原稿。
泣けました。2,3巻もいっぺんに買えば良かったです。
Posted by ブクログ 2023年07月08日
漫画家と編集担当の関係性を松本大洋タッチで描いてる味わい深い作品。会話のやりとり、シーンの描き方、ストーリー、映画のシーンや漫画のそれでもなく、松本大洋ならではの切り口で面白い。
Posted by ブクログ 2023年03月24日
人に勧められる松本大洋
松本大洋作品の大ファンでありながら気軽に人に勧められる作品は少なく、「ピンポン」くらいしか挙げられなかった今日この頃
東京ヒゴロは松本大洋の本領発揮といえる「冷たいアツさ」に溢れた前向きな作品で
悪人も残酷な描写もなく読んだ後じんわり幸せになれる
登場人物がほぼみな往年の作...続きを読む家(と編集者)なので、若い読者にとっては盛り上がりにかけると感じるかもしれない
しかし、一度夢に取り憑かれた者の、寝ても覚めても止まらない感じ、わかるよー!と強く共感しながら読めた
彼らの冒険を最後まで見守りたい
Posted by ブクログ 2022年11月22日
電車の扉の広告で気になっていた作品、漫画を書く物、編集する物2つの立場からの創作への哲学が描かれてる作品
ピンポンで感動してからずっと追いかけていたが絵はさることながらやはり内容も素晴らしいのが松本大洋先生
表紙の文鳥もキュートでnice
早い展開や小慣れたセリフ回しや駆け引きといったものを期待するような作品ではない。登場人物達の日常は本当にありそうなもので、セリフも生活感があって、普通の漫画にあるドキドキ感はほとんどない。漫画という媒体を使っているものの、主人公の塩澤を中心とした関係者達の群像劇で、それぞれの登場人物の心情に思いを寄...続きを読むせたり自分の人生を振り返ったりしたくなる不思議な作品。