【感想・ネタバレ】鉄コン筋クリート 2のレビュー

あらすじ

豊町から朝夜兄弟がやってきた。クロとシロをやっつけ、宝町を乗っ取るのが目的だ。が、不覚にもシロにふたりの居場所を尋ねた兄弟はクロの不意討ちにあう。

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「強さ」って、どういうことだろう。
私は映画からハマったクチですが、原作も何度も読み返しては独特の浮遊感に浸り、そのたびに「強さ」について考えます。
宝町という荒んだ街でたくましく生き抜く少年・クロとシロ。2人が見る世界は、暴力とオトナの欲望に満ちている。オトナを圧倒する「力」を欲するクロの凶暴な感情は、すべて相棒のシロを守ることに注がれているけれど、実はシロの純朴さに生かされている。でもそれを「依存」と簡単にオトナの理屈で言い切りたくはない。2人は光であり闇であり、どちらにも振れる危うさこそが純粋で、愛しく胸に迫るのです。
ひとりで着替えもできず、幼児のように世話のかかるシロですが、「安心安心」「シロ、こんな街いらない」「もっとゆっくりならいいのに」など、たまに呟く「シロ語」は、本質を突いていてドキッとします。

ぜひ、映画主題歌だったアジカンの「或る街の群青」を聴きながら、宝町に飛び込んでください。松本大洋の不細工なガキ(褒め言葉)、クロが最高にカッコよく、シロが最高に可愛く見えてくるはず。

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購入済み

内容は無いに等しいと思います。

タイトル辛口ですが、結構すきです。読ませてくれます。ゆるい描写にゆるくないストーリーって感じです。でも絵はゆるいです。

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2019年11月27日

Posted by ブクログ

別れる悲しさ。勝てない強敵と向き合って決断。

あれ、だめだ。すごく悲しいぞ。
俺の街がなくなっていく。。。

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2016年06月27日

Posted by ブクログ

間違いなく1番好きなマンガです。
みんなに読んでほしいとは思わないけど、自分の子供には読ませたいな。

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2013年01月21日

Posted by ブクログ

一巻があるからこそ際立つ二巻。前半は前巻と同じように、そして段々と不穏さが満ちてくる。松本さんの巧さ(構図,物語,演出)が秀でています。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

鉄コン筋クリート 2巻 松本大洋 小学館ビッグスピリッツコミックススペシャル ISBN4091847323 866円(税込) 1994年5月1日初版【ストーリー】
収録内容は下記の通り。女が身籠り、上司からは暇を出されボヤく木村。おかしな男に名刺を渡され勧誘されるが・・・。朝夜兄弟が街を奪いにやってきた「ネコふんじゃった」、朝夜VSクロシロ「牛乳飲んで骨を鍛えるのだ!」、朝夜との決着。子供の城の蛇と3人の殺し屋。イタチの伝説。「対人関係にやや難有り」、子供の城を迎合する親分と意見を違えるネズミ。じっちゃがシロとクロのケアを。3人の殺し屋顔見せ「ネズミがチュー」、殺し屋No.3の龍がネコ退治に・・・。子供の城の目的「NO.3」、ネズミは藤村に街が変わってしまったとボヤく。逃げ惑うクロとシロ「嘆きのボイン」、ブーたれるシロ。もうシロの愛した街は失われてしまった・・・「シロガトブ」、残りの殺し屋が出動。シロの身に迫る危険「シロ隊員待機せず」、走るシロ。クロのもとへ帰らなければ・・・「僕らはみんな生きている?」、病室で「鼓動・調和・迷走・残像・友情・回帰」、離別「クロが泣く」【感想】最後の二話が泣けました。強い敵も登場し勢いと深みのある巻。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

なんでもアーバン・ファンタジーよいうジャンルらしい。初耳。
なるほどなとうなずかされる言葉だ。

というのも、この作品で描かれる都市は無際限に拡大する都市という不合理で不可逆なシステムではない。
むしろ個人の内面だとか家庭だとか極小の場所を、都市に拡大して考える類の都市だからだ。

半透明で透過性のあるコクーンが、クロとシロのふたりの周りに敷き詰められている。
半透明だから互いに自由のように見える。
そして実際、透過性があるから他者からの侵入を許すこともあり、結果的にふたりが反目することもある。
が、変わってしまったも変わっていない繭が、依然としてうすーく残っているのだ。
だからふたりが再開すれば、ふたたび繭は閉じることができる、そういうふうにできている。

彼らを包む都市も、そういう具合でできている。
あるいは繭のような都市の核が彼らといえるのかもしれないし、都市の繭性を彼らが象徴しているといえるのかもしれない。

くだくだしく書いてしまったが、ふたりのキャラクターも好きだし、ふたりと取り巻く大人たちの群像も好きだ。
『AKIRA』のまだ幸せだったころの金田と鉄男を連想したりもした。
健康優良不良少年なところや、幻想への没入の仕方とか。

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2019年02月11日

Posted by ブクログ

 どんどん、まちがこわれていく。どんどん、よごれていく。
 それを人一倍早く察知したシロ、それに気づかないクロ、バランスがどんどん崩れていく。
 忍び寄ってくる悪いやつらによって、まちがむしばまれていく。

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2012年03月21日

Posted by ブクログ

クロ、シロ、街、ドッペルゲンガー…。このマンガには記号が散りばめられている。クロとシロそれぞれが持たない部分をそれぞれが補完し合うという、哲学的な文脈を物語の骨格としつつ、作家の人情性が物語りの肉付けを行っている。ここに出てくる街はメタファーとしての街であり、変わり行く時代の象徴なのだ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

クロは、シロのない知識を持ってる。シロは、クロのない「ネジ」を持ってる。この「ネジ」ってのがすっごく大事なものなんだよ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

第一級虞犯少年が主人公だから、暴力シーンとかは残酷だけど、その分傷ついていたり、その分純粋だったり。2巻のラストではどうなるかハラハラして落ちつかなかった。

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2009年10月04日

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