三津田信三のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
弦矢俊一郎シリーズの2作目。
ある理由から城北大学の2年生から編入してきた転子(てんこ)。
前の年に起こった事件(事故?)を知らされないまま、
「百怪倶楽部」に入部することになり、
「四隅の間」の儀式の参加メンバーとなってしまいます。
その儀式の最中に第一の犠牲者が・・・。
密室で起こった不可解な死は、
事故なのか呪いなのか。
残りの参加メンバーは遅ればせながら気が付きます。
軽はずみに地下室で儀式をするべきではなかったのでは、と。
もちろん私だったら誘われたって絶対御免です。
前作よりもミステリーとホラーが違和感無く同居できてる気がします。
前半には探偵役の俊一郎がまったく出てくること無く -
Posted by ブクログ
前半部分は、入埜転子の目線で話が進みます。
“百怪倶楽部”の夏休み中の特別企画として
“四隅の間”という儀式を寮の地下で執り行う事になったのだが
儀式のクライマックスで女性部員が急死する。
その後、部長が転落死をしたり、部員が怪現象に襲われたため、
俊一郎のところに依頼が来る。半分過ぎてからの登場です。
寮で調査を始めた俊一郎に早速黒い影が・・・
ここら辺までは大盛り上がりだったんだけど、事件解決が
あまりにもあっさりしていたので物足りない感じがしました。
ネコの僕にゃんがすご過ぎる。っていうか欲しい。
前の事件の黒幕が関係してきそうな気配だから
続きを読みます。 -
Posted by ブクログ
弦矢俊一郎シリーズの1作目。
探偵物はもともと好物で、
死相学という聞き慣れない単語にまず食い付きました。
ホラー文庫に入ってますが怖くなかったです。
スプラッタもありません。
ホラーとミステリーの融合という触れ込みでしたが、
感想としてはホラーもミステリーも物足りなかったです。
今回、主役の若き探偵弦矢俊一郎は事務所を開設したばかり、
何事も手探り状態でスタイルが確立していない所為か、
推理というより右往左往していて最後に思い付いたという感じでした。
背後に人の思惑があると分かってしまうと、
得体の知れない怖さというものが無くなり、
怪異現象なら何でも有りなので、
推理は主に動機に関してとい -
Posted by ブクログ
ネタバレ作品世界と作中作の境界が曖昧になって読者を眩暈させる、という設定自体は真新しいものはないのですが、最後にここまでミステリ色の強いどんでん返しが入ったものは初体験かもしれません。
ただ、この手の話の陥穽になりがちだと思うのですが、読者を積極的に惑乱させようとする書き方は、下手すると若干あからさま過ぎて途中から辟易するんですよね…。本作は、非常にギリギリでした。
静かな夜に読むと、思わず家の中に何かいるんじゃないか、誰かに見られているんじゃないかと息を潜めてしまうような作品です。
単純にミステリ的なオチで締めることもできた本編を、文庫化に際して収録した短編を付けることでホラーに引き戻したやり -
Posted by ブクログ
ネタバレいや~怖かった。
引っ越した直後の深夜に一人で読むもんじゃないです。
道具立ては典型的といってもいいくらいで、パーツがそろった段階で全体の絵は大体想像がつくんですが、
それを、登場人物が気づいてないという辺りは、いかにも古典ホラーを踏まえてます。
そっちいっちゃ、ダメだ!的な。
作中作がカットバックで交錯していって、最終的に今日実の境目があいまいになる構成はなかなか。
編集者が主人公で、実在する現役作家の名前が出てきたり、乱歩や正史に関する薀蓄話を盛り込むなど、現実に片足が突っ込んでる分、虚実混沌が怖かったです。
最後も、結局どうなったのか良くわからんまま閉めちゃうし。 -