三津田信三のレビュー一覧

  • 密室の如き籠るもの

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    刀城言耶シリーズの初の短編集。今までだと「天魔の如き」が唯一の短編でしたが、今回は短編集。といっても最後の表題作は中編くらいのボリュームですが。

    読んでみて・・表題作はなかなかに面白かったです。これまでと比べてそれほど遜色のない出来というか。
    ただあとの「短編」は正直ちょっと物足りない感じがしました。もともとが「その土地に根付く言い伝え」なんかを丹念に積み上げて雰囲気づくりをした上での事件、という流れが強いシリーズなのでそういう雰囲気を十分に作れないまま「こんな事件があって、真相はこれです」というさっぱりしすぎた印象が強い。ちょっと短編のボリュームではきついのかもしれないなあ、と。

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    2013年05月28日
  • 水魑の如き沈むもの

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    『厭魅の如き憑くもの』を連想させる左霧の名前に早くも怪異体験の予感…。
    好奇心を刺激される怖い謎が豊富でドキドキし通し。事件らしい事件がまだ起きていないのに半分まで一気に読んだ。盛り込まれた謎に比べて、終章の淡々としたまとめで普通に完結した肩すかし感が少々残念。もう一つホラーな後味が欲しかったなぁ。
    今巻は怪異の怖さより生きている人間の狂気の恐ろしさの方が顕著で、それがまた今までのシリーズとは違って新鮮に思えた。
    三津田氏の手に掛かればどんな場所も恐怖の舞台になってしまうのが凄い。

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    2014年07月29日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    弦矢俊一郎シリーズの3作目です。
    角川ホラー文庫ということですが、
    特に怖いということはありません。
    怖さで言うと当事者目線で話が進む前作の方が上だと思います。

    女性の体の一部を除いて焼くという猟奇殺人が続けて起こり、
    ネット上の犯行声明文から、
    どうやら「六蠱の躯」という呪法が目的らしいと分かります。
    この呪法は女性の各部位を寄せ集めて理想の女性を作り出すというもの。
    じゃあ誰がどういう基準で被害者女性を選び出すのか、
    という犯人探しになるのですが。
    俊一郎の祖母ちゃんも言ってますが、
    こういう犯人探しは警察の機動力しかないので、
    死相学探偵の特技があんまり活きてこないです。
    「愛染様」と

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    2017年10月14日
  • 密室の如き籠るもの

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    刀城言耶シリーズ短編集1

    路地の首切り
    山の迷い家
    隙魔から見えるもの
    密室の狐狗狸さん

    迷家の話が一番好きー。
    短編も雰囲気は変わらず面白かったけど
    やっぱり長編にどっぷり浸かりたい。

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    2013年04月06日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    弦矢俊一郎シリーズの2作目。
    ある理由から城北大学の2年生から編入してきた転子(てんこ)。
    前の年に起こった事件(事故?)を知らされないまま、
    「百怪倶楽部」に入部することになり、
    「四隅の間」の儀式の参加メンバーとなってしまいます。
    その儀式の最中に第一の犠牲者が・・・。
    密室で起こった不可解な死は、
    事故なのか呪いなのか。
    残りの参加メンバーは遅ればせながら気が付きます。
    軽はずみに地下室で儀式をするべきではなかったのでは、と。

    もちろん私だったら誘われたって絶対御免です。
    前作よりもミステリーとホラーが違和感無く同居できてる気がします。
    前半には探偵役の俊一郎がまったく出てくること無く

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    2017年10月14日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    前半部分は、入埜転子の目線で話が進みます。
    “百怪倶楽部”の夏休み中の特別企画として
    “四隅の間”という儀式を寮の地下で執り行う事になったのだが
    儀式のクライマックスで女性部員が急死する。
    その後、部長が転落死をしたり、部員が怪現象に襲われたため、
    俊一郎のところに依頼が来る。半分過ぎてからの登場です。
    寮で調査を始めた俊一郎に早速黒い影が・・・
    ここら辺までは大盛り上がりだったんだけど、事件解決が
    あまりにもあっさりしていたので物足りない感じがしました。
    ネコの僕にゃんがすご過ぎる。っていうか欲しい。
    前の事件の黒幕が関係してきそうな気配だから
    続きを読みます。

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    2013年01月23日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    8編からなるホラー短編集。

    ホラーというより怪談に近い感じがした。
    実在する物や者が登場するのでなかなかリアリティーがある。

    最後の「死を以て貴しと為す」は少しだけミステリー的要素が
    加わり一番良かった!

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    2013年01月15日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    説明が多いのはいつもながら、話がなかなか進まなくて途中までまどろっこしかった。
    得体の知れないものが出そうな雰囲気は充分。相変わらず不安を煽る臨場感にゾクゾクする。
    崇高な世界の理解は難しかったが、この真相の思いつきには驚嘆させられた。

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    2013年01月28日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    初・三津田作品

    短編集

    現実なのか作品なのか、だんだんわからなくなりながら読んでいた。

    ゾッとするというより、なんだか気持ち悪い感じ。
    いい意味で。

    「よなかのでんわ」は分かりやすく怖かった。

    「灰蛾男…」の「ほうっ」が一番怖かった。

    これからシリーズ物読み始める。
    長編が楽しみ。

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    2013年01月10日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    弦矢俊一郎シリーズの1作目。
    探偵物はもともと好物で、
    死相学という聞き慣れない単語にまず食い付きました。
    ホラー文庫に入ってますが怖くなかったです。
    スプラッタもありません。
    ホラーとミステリーの融合という触れ込みでしたが、
    感想としてはホラーもミステリーも物足りなかったです。
    今回、主役の若き探偵弦矢俊一郎は事務所を開設したばかり、
    何事も手探り状態でスタイルが確立していない所為か、
    推理というより右往左往していて最後に思い付いたという感じでした。
    背後に人の思惑があると分かってしまうと、
    得体の知れない怖さというものが無くなり、
    怪異現象なら何でも有りなので、
    推理は主に動機に関してとい

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    2017年10月14日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    俊一郎シリーズ3作目。

    3作全て共通するのは、

    読み易く面白いのだけど、

    最後パタパタと解決してしまう所。

    サッパリして、物足らない感じ。

    毎回、残りページの割に

    盛り上がりが乏しく、心配になる。

    嫌いじゃないんですけどね(*´Д`)

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    2012年06月06日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    シリーズ2作目。
    1作目よりも、ゾクゾクっとする場面増えました。

    それにしても、主人公が出てくるまでが長かったですね。
    ま、状況が分かりやすいので、いいんですけどね。

    猫好きなので、もっと「僕」との絡み欲しいです☆

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    2012年06月04日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    なかなか安定した一冊。キャラクターの描写、ないしは動きが容易に頭の中で像を結べる文体で読みやすい。ただ、難を挙げるならば人物描写に比重を置いた分だけ、ややミステリー部分が褪せてしまっている印象。これは期待できるシリーズかな。

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    2011年10月25日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    ネタバレ

    作品世界と作中作の境界が曖昧になって読者を眩暈させる、という設定自体は真新しいものはないのですが、最後にここまでミステリ色の強いどんでん返しが入ったものは初体験かもしれません。

    ただ、この手の話の陥穽になりがちだと思うのですが、読者を積極的に惑乱させようとする書き方は、下手すると若干あからさま過ぎて途中から辟易するんですよね…。本作は、非常にギリギリでした。

    静かな夜に読むと、思わず家の中に何かいるんじゃないか、誰かに見られているんじゃないかと息を潜めてしまうような作品です。

    単純にミステリ的なオチで締めることもできた本編を、文庫化に際して収録した短編を付けることでホラーに引き戻したやり

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    2013年11月28日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    ネタバレ

    近づいてくる足音の表現とか、ほんとに怖い。謎解きは軽めのテイストで、読みやすいしいいんじゃないかな。

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    2011年05月02日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    ネタバレ

    今回はホラーというか、猟奇的な内容。黒術師のナゾが100%ナゾのまま終わってしまったので、微妙。シリーズは続くよってことなのかな。スッキリしない。

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    2011年05月02日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    ネタバレ

    いや~怖かった。
    引っ越した直後の深夜に一人で読むもんじゃないです。

    道具立ては典型的といってもいいくらいで、パーツがそろった段階で全体の絵は大体想像がつくんですが、
    それを、登場人物が気づいてないという辺りは、いかにも古典ホラーを踏まえてます。
    そっちいっちゃ、ダメだ!的な。

    作中作がカットバックで交錯していって、最終的に今日実の境目があいまいになる構成はなかなか。

    編集者が主人公で、実在する現役作家の名前が出てきたり、乱歩や正史に関する薀蓄話を盛り込むなど、現実に片足が突っ込んでる分、虚実混沌が怖かったです。

    最後も、結局どうなったのか良くわからんまま閉めちゃうし。

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    2018年03月21日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    前作と比べると、ミステリ度がぐんとアップ。合理的に説明出来ない謎も、もちろん少しは残るのだけれど、個人的にはもっともっとホラー色を押し出して欲しかったです。そして、「死相が見える」という設定は、やはり今作でも生かし切れていない感じがしました。

    でも、キャラの性格や位置付けなどは定まって来た感じがするし、俊一郎も少ーしずつ成長しているようだし、何より一番大きな謎が、まだまだ解けそうにないし…で、これはまた次回作に期待したいです。

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    2010年05月23日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    うーん。
    しりーず二巻目早くも登場。

    ……一巻よりは推理要素が強くなったような。
    ホラー的要素は個人的にちょっとレベル下がりましたあまり怖くなかったなんでだろ。

    一巻目も二巻目も星三つにしてますが、一巻目は星2.5、二巻目は星3.5ってトコです。

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    2009年10月04日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    続きが。

    続きが気になるのでドンドン読み進めていきます。試し読みなのでちゃんとフルで購入します。

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    2021年07月29日