長野まゆみのレビュー一覧

  • 夜啼く鳥は夢を見た

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    夏の輪郭、水の恐ろしさ、少年特有の儚さが折り重なって恐ろしいまでの美しさを醸し出している。

    怖い話としても十分通じるかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 天然理科少年

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    初めて読んだのは、恐らく中学生の頃。
    「さまよえる湖」にとても惹かれた覚えがある。
    単行本は角川書店だったのに、文春文庫で発売。大人の事情??

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    2009年10月07日
  • 夜間飛行

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    プラチナとミシエルの仲間になりたい!でもやっぱり憧れるしかないんだよね。ああ良いな、夜間飛行私もしてみたい。きっと、二人のようにはならないのだろうけど。

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    2009年10月04日
  • よろづ春夏冬中

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    長野まゆみのよろづ春夏冬中を読みました。春夏冬で「あきない」と読ませます。この世とあの世の境界を夢を媒体にして描いた短編集でした。亡くなってしまった人が生きている人のところに現れる、夢を見ていた人が自分は死んでいることを知る、というような物語でした。ところが、そこにホモセクシャルの味付けされていたので、konnokとしてはそれぞれの物語が汚らしく感じられて楽しめませんでした。

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    2011年07月18日
  • 夜間飛行

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    プラチナ・ミシエルの二人の少年が織り成す幻想的なファンタジー。遊覧飛行に出かけた少年二人に、様々な不思議な体験、光景が降り注ぎます。さもその場に自分がいるかのような、そんな錯覚を覚える、想像力を掻き立てられる作品。

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    2009年10月04日
  • 夏帽子

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    いつだったかは覚えてませんが、教科書に載ってたんですよ。それが一部抜粋だったらしくて全部読みたいなって友達にもらしたらくれた本です。

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    2010年12月13日
  • 新世界〈5th〉

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    ああ、そういう終わり方なのか、テレヴィジョン・シティとは似通ったようで対極の思考なんだなと思いました。

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    2012年12月18日
  • 夏期休暇

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    ちはやと葵の仲が潔癖で好き。やっぱりあおいは死んだのでしょうか。長野まゆみの少年は喪失の影を帯びているので生命感がなくてきれいだと思う。秘密の場所で飛び込むシーンは岩に水の輝きが映るのまで見えるようですごい好き。

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    2009年10月07日
  • 夏期休暇

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    長野まゆみの夏期休暇を読みました。友人がおすすめしていたので、読んでみました。長野まゆみの描く少年たちの夏休みの物語でした。暑い夏休みを過ごしていく少年たちと少女の静謐で透明な物語がやわらかい文体で語られていきます。ずっと昔に亡くなったはずの少年の兄が現れて、物語にアクセントをつけていきます。そして、暑い夏の物語の最後に、ひやりとするエピソードが待っています。エンディングは涼しげにさびしげに語られます。長野まゆみは少年たちの禁断の愛情を描くだけかと思っていたら、このような宝石のような小説も書けるんだなあ、と見直してしまいました。

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    2011年07月18日
  • 若葉のころ(凜一シリーズ)

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    凛一シリーズ第4弾、完結編です。叶うはずもないと思い続けていた想いが目の前にある。
    凛一の戸惑う気持ちも限りない歓喜もわかります。

    「満開の桜に感動しなくてもいい」

    満足する素敵なラストでした。

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    2009年10月04日
  • 彼等(凜一シリーズ)

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    今この一瞬でいい ここにない明日を希むより… 凜一シリーズ第3弾。正午が大変なことに!あの生意気さはどこへ?だんだん追い詰められていく凜一が辛いです。

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    2009年10月04日
  • 碧空(凜一シリーズ)

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    凜一シリーズ第2弾。新キャラ、有沢改登場。
    散々かき回してさっと去っていった嵐のような人でしたが、私は結構好きでした。
    氷川は凛一を突き放せないけど、
    どこに置いたらいいのか分からない模様。

    望むことはたくさんあるだろうに、
    このままでいいという凛一がせつなくて仕方ないです。

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    2009年10月04日
  • 若葉のころ(凜一シリーズ)

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    最後まで綺麗なお話。人間関係は最後までどろどろしてたのに不思議だなぁ。氷川に行きついたことが幸せかどうかは分からないけど、これでよかったなと思わされる。

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    2009年10月07日
  • 若葉のころ(凜一シリーズ)

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    完結作になります。
    このお話には不思議な空気と香りが感じられます。とても綺麗な景色と音。
    登場人物が殆ど男性で恋愛もその中でおこなわれます。でも違和感はありません、不思議と。
    結末としては少し物足りない気もするので星一つ少なめ。

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    2009年10月04日
  • 若葉のころ(凜一シリーズ)

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    『白昼堂々』シリーズ最終巻。ストーリーはとても面白かったし、切なくてよかったです。でも、最後がなんだか、個人的には物足りなかったなぁ…うん。なので★は4つ。シリーズとても楽しませてもらいました。読んでよかったです。

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    2009年10月04日
  • 彼等(凜一シリーズ)

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    『白昼堂々』シリーズ3冊目。今回はとても面白かったです。今まで好きになれなかったキャラも好きになれた巻でした。次は最終巻だ!

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    2009年10月04日
  • 上海少年

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    古本購入。
    「少年アリス」で有名な長野まゆみ。前から気になっていた作家さんだったので導入みたいなカンジで読んでみた。
    大正ロマンや昭和初期の古き善き時代故のはかなさを自然と描いた作品。
    けれど色褪せたインクじゃない。鮮やかな色で描かれている。
    私はこういう雰囲気に弱い。

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    2009年10月04日
  • 野ばら

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    銀色と黒蜜糖―。白い野ばら咲く庭に住みついた2匹の美しい猫と同じ名前を持った2人の少年は何者なのか?目覚める度により深い眠りにおちてゆく少年月彦。その不思議な夢の中で繰り広げられた真夏の夜のフェアリー・テール。

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    2009年10月07日
  • 夏至南風

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    海藍地(ハイランデイ)の街に夏至南風が吹いてくると、果実は腐り、少年たちの死体が運ばれてくる…「海岸ホテル」の兄弟が出会った美しい少年碧夏(ビーシア)は、その夏どこに連れ去られ、彼の身に何が起こったのか?著者の愛する代表作、ついに文庫化。

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    2009年10月07日
  • サマー・キャンプ

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    物語の舞台となる湾岸の景色が素晴らしい。処理サイトであるジオデシックドームのチューブから、青空や青い海へはらはらと無機質に降り注ぐプラスチックの薄片の描写がとても美しい。生殖医療や性的な問題を描くウエットさが、青い臨海の風景によって打ち消されていて、しかし逆に人工的でよそよそしい印象。登場人物に好感を抱くことはなかったが、面白かった。

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    2009年10月04日