長野まゆみのレビュー一覧

  • 八月六日上々天氣

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    その日まで戦時ではあっても日常があったのだと改めて思わせてくれた本。
    八月六日を知らない人が読んだなら「初恋」と題をつけてもおかしくない。

    装丁は作者による原爆ドームが描かれている。表紙を見ただけでは避けてしまう人がいるかもしれない。私も長野作品でなかったら避けてたと思う。
    でも、これはもったいない。是非、手にとってほしい。読んでほしい。

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    2012年11月29日
  • 鉱石倶楽部

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    友達にもらって、初めての長野さんの作品。
    文章が素敵なのはもちろん、写真も綺麗で素敵でした。

    個人的にお気に入りの鉱石は雪綿(オーケン石)。
    レビューで書いていらした方もいたのですが、私もこの雪綿の説明を本当だと信じてしまった一人です。食べられるんだ、へぇーとかなんとか思ってました。
    はじめ読み始める前にぱらぱらっと見たのですが、その時にこの雪綿のページを見つけたんです。プロローグを読んでいなかったからますます勘違いしやすくて^^;
    ある意味、楽しい勘違いでしたが…。

    ともかく、ほんとに素敵な作品です。
    ネットで調べたら、ミネラル展という石が購入できる催しがあるようなので、行ってみたいなぁ

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    2012年11月19日
  • 魚たちの離宮

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    長野さんが気になり始めた今日この頃。
    なんと私が生まれる以前の作品ですが、古臭さを感じませんでした。

    文字も大きく、わずか100ページほどの詩集のような本ですが、長野さんの世界観が濃縮されていて、流れるような文章が素敵です。

    幽霊がキーワードを握る作品ですが、妖しげな美しさがあり、夏宿の繊細な感じと溶け合って、作品に透明感が生まれていたと思います。

    もっと長野さんの作品を読んでみたいなぁ。。。

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    2012年11月18日
  • 鉱石倶楽部

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    短編集なのでさらりと読める。鉱物の写真も美しく、また登場する少年達も大変可愛らしい。
    鉱物やファンタジー、少年が好きな方にはオススメできる一冊。

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    2012年10月26日
  • 宇宙百貨活劇 ペンシルロケット・オペラ

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    きらきらした可愛らしいお話たち。双子の少年たちの日常。ロビンとミケシュの双子ならではのお話や、ちょっとした冒険、ほんの少しの非日常も、全部が本当にきらきらした、ほんわかできるストーリー。面白かった!

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    2012年10月23日
  • 鉱石倶楽部

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    鉱石を目でみて、物語で感じることができる本。

    ファンタジーとリアルの配分が良くて、読んでて「この石は実際に砂糖漬けにして食べられるんじゃないか?」なーんて思ってしまう。

    作者の鉱石への情熱を深く感じることができた。

    読後はきっと石が欲しくなるはず!
    渋谷の東急ハンズに行ってこようかな。笑

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    2012年10月08日
  • 猫道楽

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    住宅にまぎれ特別な場所にある<猫飼亭>でバイトを始めた梓。そのアルバイトの内容が…(笑)長野さんの作品で久々にBLものを読んだ気がします。猫飼亭の不思議な兄弟が気になってしまいます。

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    2012年10月05日
  • 左近の桜

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    なんかえろかったです…桜蔵くん何者…
    文章は全体的に美しくてうっとりしました
    続き文庫化してから読もうと思います

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    2012年10月01日
  • 新学期

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    登場する3人の少年のうち、絶対好きなタイプがみつかるはず!
    それくらい魅力的な少年達!透明感のある少年って大好きで、この3人はほんとストライクゾーンにどーんときました。笑

    こんな素敵な3人がいろんな想いを抱えつつ関わっていく。
    ついページをめくり続け、あっという間に読めてしまう。

    景色描写とのマッチングも素敵。

    ラストの一文も好み。終わりかたがいい本は心に残る。この作品もその一つになりました。

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    2012年09月29日
  • 白昼堂々(凜一シリーズ)

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    BLだろうけれど文学的な印象を受けた。
    少年二人の関係性と嗜好の違いがリアルを感じさせる一方で文章の独特さが現実から読者を引き離す感覚を覚える。

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    2012年09月11日
  • コドモノクニ

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    ネタバレ

    同世代ではなくても、ほんのり懐かしく感じる子供時代のおはなし。
    家族みんなでおでかけ、とか大事にしていたおもちゃや小物など、自分の頃の事も読みながら振り返ってみたり。
    大昔から女の子が好きな物って、見た目は多少変わっても本質は変わらない気がします。

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    2012年09月08日
  • 鳩の栖

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    私はショタ趣味はありませんが、理想の少年像は?と聞かれると著者の作品がちらほらと思い浮かびます。
    儚い文体、空気感、全部、影響受けた作品ですね。
    あと。ヨーグルト食べたくなる。

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    2012年09月05日
  • 白昼堂々(凜一シリーズ)

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    以前に読んだ本。
    ここで皆さんのレビューを確認していたら、また読みたくなってきました。。
    うずうず。。。

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    2012年08月20日
  • 少年アリス

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    ファンタジーな世界から
    またファンタジーな世界へ・・・

    親友の蜜蜂と夜の学校に色鉛筆を取りに来た少年アリスが
    理科室で不思議な夜の授業を受けるコトになるお話です。

    不思議の国のアリスは何も関係ありません。

    一つ一つの単語や文章がとても幻想的で
    何度でも読み返したくなる作品でした。

    『猫道楽』と『少年アリス』はちょっと購入を検討中(´ω`)

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    2012年08月13日
  • 天然理科少年

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    彼女の作品の中でも上位に位置します。

    なんともいえない、子供のころを思わせるような
    不思議な作品。

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    2012年08月11日
  • 改造版 少年アリス

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    改造前のものと読み比べてみるとおもしろいです。
    熟練された耽美的表現にうっとりとし、洗練された表現にページをめくる手が止まりません。

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    2012年10月06日
  • 少年アリス

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    強く薦められ単行本の方を手に取りました。
    少年アリスというタイトルから、不思議の国のような作品をイメージしていましたが違いました。
    不思議と冒険という意味合いでは同じかもしれませんが、長野作品特有のさらっとした感触が同じだとはさせません。
    しかしながら、単純にさらっとした綺麗な文の羅列だけの作品なのではなく、どこかしらにシミのようなものを残した不思議な余韻の残るものです。
    同性愛表現がないため、BLが苦手な私でも安心して読めました。
    やっぱり長野先生の作品では初期が一番好きです。

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    2012年10月06日
  • 野ばら

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    単行本の方を購入。

    夢と現実の狭間が合間でふわふわとした作品でした。
    最後まではっきりとさせないため、今読んでいる方が夢なのかどうかの判断もままなりませんが、それが心地良い。

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    2012年10月06日
  • 鉱石倶楽部

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    長野まゆみ作品に触れるまで、鉱石にはとんと興味がなかったのですが、ひょんなことから新盤少年アリスを手に取りました。そこからは不思議な長野ワールドに引き込まれ、鉱石にも……。
    鉱石初心者にはありがたいですね。
    写真も大きく、少ないですが解説もあります。まあ、ほとんどが長野ワールドならではの設定や短編小説ですが。
    今度はもっと詳しい鉱石の専門図鑑が欲しくなる一冊です。

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    2012年10月06日
  • 千年王子

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    ワールドツアー校の新学期。教官の人気ランキングの最下位は今年もシンヤ。ぼくらは彼を呼び捨てにする。気の迷いで彼のプログラムをヒットしたぼくは、そこでとんでもない目にあう。女が総人口の数%となった未来の物語。

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    2012年07月28日