ヘニング・マンケルのレビュー一覧

  • 北京から来た男 下

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    ヘニング•マンケルの本もあと残すところ数冊。ヴァランダーシリーズではない長編は、スウェーデンの田舎で大量惨殺事件が発生するところから始まる。ミステリの形を取りながら、話の軸は中華人民共和国の過去と未来、共産主義の分裂、そして屈辱を味わった奴隷制度、人種差別と偏見に対する恨みと怒りが描かれていく。同じアジア人としては、いささか中国人が不気味に描かれすぎなような気もするが、実は分かっていないのは私なのかもしれない。ミステリの出来としてはさておき、作者の思いが目一杯詰まった小説だった。

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    2024年02月14日
  • スウェーディッシュ・ブーツ

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    ネタバレ

    ヘニング・マンケル最期の作品なので、
    読んでみたけれど・・・このテンポ・・・
    『北京から来た男』を読んだときに感じたとの同じで、
    読むテンションを維持できない。
    苦手ではないけれど長く感じてしまう。
    『イタリアン・シューズ』を読まずに
    本作を読んだことと、
    ストックホルム群島をイメージしていたのがいけなかったかな。。。

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    2023年05月29日
  • 殺人者の顔

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    ネタバレ

    星3,7です。スウェーデンの片田舎で起こった老夫婦の殺人事件を追う推理小説。中だるみがなくすごいスピードで読めた。訳者も上手なのだろう。
     けど、事情があって途中、読書を中断したら登場人物が錯綜してしまって、少し困惑した。外国の本を読むといつもそうではある。けど、ストーリーはしっかりと頭の中に残った。意外な展開というわけでもなく、作中に頻繁に登場する人物が犯人という設定でもなかった。人間臭さのある刑事も良かった。んでも、旦那がいる女の人に「分かれて俺と一緒になってくれ」なんて…いけませんよ。ねぇ

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    2023年05月14日
  • リガの犬たち

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    「死者ほど雄弁な者はいない」

    と言ったのは十四世紀の劇作家ヒマーワリ・メーロンですが、誰にでも亡くなった人に想いを馳せて
    あの人ならこんな時どうしたろう?とか、あの人ならこんな時なんと言っただろうか?なんてことを考えたことが一度や二度はあったのではないでしょうか

    本作の主人公ヴァランダーも亡くなった同僚でもある先輩刑事リードベリに幾度となく意見を求めます
    思慮深く冷静で経験豊富でヴァランダーの良き相談相手であり、導き手でもあったこの刑事は時にはその過去の言動から相変わらず有効なアドバイスをくれますが、時には黙して語らずヴァランダーをいなくなってしまった彼に哀愁を募らせます
    しかし自分にはその沈黙はヴァランダーに独り立ちを促しているように思えました

    だけど結局ヴァランダーはこの別れから立ち直ることなくぐずぐずと語り掛け続けるのです

    さらに今回もその惚れやすさにも改善は見られずに、悲しみのさなかにある女性にがっつりと情熱的な片思いをしてわが身を危険にさらします

    もう本当に男の愚かでどうしもない、そのくせ自分ではわりと悪くないと思ってるという男の痛い部分がよく描かれていて女性には読んでほしくない一冊と言えます
    男ってほんとどうしようもない生き物だってことがばれてしまいますので、今後ヴァランダーの物語は「女人禁制」にして頂きたい!ってあれ?男がどうしようもないなんて女性にはすでにばれてます?しかもアダムとイブの時代から?あ、そうなんですね
    失礼しました

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    2022年12月22日
  • 霜の降りる前に 上

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    9作目、進路に悩み登場する度に違うことをしていた娘リンダが遂に決意して警察学校を卒業、あと数日でイースタ署に配属され働き始める、というタイミングで事件が起こります。正式にはまだ一般人なのでだけれどヴァランダーの娘であり行方不明になったのがリンダの友人ということでなんとなく捜査の周辺で危うい感じに自己流に捜査に関わるリンダ。今回はリンダの視点で話が進行するのでこれまでとは違い、優秀で良い人物だけれど一緒に働いたり暮らしたりするには気難しくむら気で付き合いにくいクルトの姿が浮き彫りに。事件は狂信的な新興宗教(大きいくくりではキリスト教)の信者が掲げる歪んだ正義に基づくもので嫌な感じに不安を煽られる内容で、首謀者の動機がよくわからないのと万能で機械のように従順な手下が居て数々の犯罪を犯していくのですがこの手下の在り方が都合が良すぎ、捜査の取っ掛かりになった点を除いては(この人は一体なんなのか?)と思わずには居られませんでした。前作で驚かされたクルトとマーティンソンとの確執は娘リンダの目には明らかではないらしく一切触れられず、またこれまでクルトからは好意的に見られていたフーグルンドが同性のリンダの厳しい目線から描かれるせいかちょっと嫌な女性風で、意外でした。同じことでも見る人が違えば全く違って見えるというのを鮮やかに示してくれた感じです。事件の行方や捜査や解決などより、クルト目線とリンダ目線との比較、というようなことが興味深い一作でした。

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    2022年05月24日
  • 五番目の女 下

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     惨殺された、元自動車販売で詩人で鳥愛好家のホルゲ・エリクソンと花屋主人で蘭愛好家のユスタ・ルーンフェルトの2人には共通点が見つからない。上巻から続くこの状況に変化が無く記憶も定かでは無くなってくる。もっとテンポ良く展開しないものかと思いながら読み進む…が、3人目が袋に入れられて湖で溺死した事件から展開のテンポが急に早くなり俄然面白さが増して来た。
     次々と連なる捜査による情報は、今まで全く繋がらなかった事件の点と点がはっきりと結ばれる様に見えて来た。

     作中にも触れられていますが、私はこの犯人に同情を禁じ得ない。ストーリー後半では捕まる事なく己の目的を達成してくれと願いました…不謹慎ですが。

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    2022年02月26日
  • 笑う男

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     スウェーデンの南端イースタ警察署の警部クルト・ヴァランダーシリーズ第4段です。

    前回の事件で南アフリカ大統領の暗殺を企てている一味の1人を銃殺したヴァランダーは精神的に不安定になり一年以上も休職していたが警官を辞める事を決心した。 

     イースタ署に最後の出勤をする朝に新聞で友人弁護士が殺された事を知ると、辞職の決心が霧散した。殺される数日前にトーステンソンは静養中のヴァランダーを訪ね、弁護士の父親が交通事故に見せかけ殺されたと相談されていたからだ。

     捜査の進展が捗々しく無い時に、トーステンソンの秘書ドゥネールの自宅庭に地雷が埋められ、ヴァランダーの車は爆破される。更に役所の担当者の不審な自殺や証拠品から伺われる臓器売買の疑い。全ては関連した事件で背後に居るのは誰なのか?

     一年半ぶりにイースタ署に復帰したヴァランダーに新たな仲間が加わった。警察学校で優秀な成績を収めたフーグルンドは、正義感、行動力、思考力等優秀な警官としての資質を備えていた。

     ヴァランダーの推理力と行動力やチームを纏める能力には関心します。一方でいつも卑屈な態度で接する父親と事件で知り合ったリトアニアのリガに居るバイバへの恋慕と娘リンダへとの冷めた付き合いには、今回は進展が有った様だ。次作には、バイバ・リエパとの進展やフーグルンドの成長に期待をします。

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    2022年02月20日
  • 白い雌ライオン

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     スウェーデンの作家、ヘニング・マンケルの''ヴァランダー警部''シリーズ第3作です。
     スウェーデン本国では、1993年に刊行されてます。
     ヴァランダーは、44歳の冴えない中年男性刑事。

     本作は、文庫で700ページも有る長編ですので楽しみです。

     事件は、1992年4月に夫婦で経営する不動産屋の妻ルイースが失踪しヴァランダーは事件と考え捜索を開始するが、ルイースの立ち寄った場所の近くの家で爆発火災が発生し焼跡から黒人の指が発見される。
     更にルイースの自宅からは、手錠が見つかる…円満そうな夫妻に何らかの秘密が隠されている予感がします…

     本作冒頭で登場する、1918年から脈々と続く南アフリカの白人主義者の組織がルイース殺しに絡み、次第に大それた犯罪の陰謀が見え隠れする中、ヴァランダーも巻き込まれて行く。

     南アフリカで混乱を引き起こす為に、暗殺が計画され暗殺者マバシャがスウェーデンでロシア人コノヴァレンコから訓練を受けていた。その暗殺者マバシャがルイース殺しの際に訓練アジトから逃げ出しヴァランダーに匿われる事になるが、警官のヴァランダーが暗殺者を匿い更には、コノヴァレンコの仲間を射殺、コノヴァレンコに娘リンダが誘拐される。
     と、ストーリー後半はアクションミステリーばりの展開が激しく興奮して来ます。
     

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    2022年01月06日
  • 殺人者の顔

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     スウェーデンのミステリー作家ヘニング・マンケルの''ヴァランダー刑事''シリーズの初刊です。現在邦訳作品は、創元推理文庫から12作発表されてます。
     ヴァランダーは、スウェーデン南部(胡蝶蘭の様に垂れ下がった島がスウェーデンとしてその先っぽ)のスコーネ地方のイースタという小さな街の警察署の刑事です。

     事件は、イースタの西にある田舎町の農夫が隣家の友人農家宅で人が死んでいると通報が有った。隣人の農夫は惨殺されその妻はロープで首を絞められていた。犯人は強盗目的と思われるが、老夫婦には狙われる様なお金は持っていなかった。

     容姿は中年のそのままで趣味はクラッシックオペラ、妻からは離婚を宣言され別居中で未練タラタラ、父親は痴呆症、娘も寄り付かない悲惨なプライベートだが、捜査に手抜きは無く不眠不休で犯人を探す執念は凄いヴァランダー刑事。

     惨殺された農夫は戦後、闇の商売や違法な商売で相当の金を蓄えた上に絞殺された妻以外に子供を産ませた女が居る事が判明した。金目当ての犯行か、

     この事件は1990年に起こった設定です。既に難民(ポーランド等の東欧)流入が社会問題化しており、田舎町イースタでも例外でなく大きな問題だった。この物語はスェーデンの難民問題を背景に様々な事件が発生し難民もスェーデン人も加害者であり被害者なのだ。

     スェーデンは日本の1.2倍位の国土に1,000万人が暮らしてます。分母が小さいのに積極的に移民受け入れをし首都ストックホルムでは人口の2割が移民で人種の坩堝と化してます。
     本作では、難民、移民を排斥するとか受け入れるとかの政治的な話題は一切有りません。

     派手さは無く淡々と物語は進行しますが、駄目な中年ヴァランダーから目が離せない面白さが有ります。

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    2021年09月08日
  • リガの犬たち

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    「刑事ヴァランダー」シリーズ第二弾

    どうしようもなく「中年男」の主人公ヴァランダー、余計なお節介なんじゃないかなって思うラトヴィア行き
    動機がまたまた「女性」目当てって、なんだかコメディドラマ?
    いえ、とってもシリアスなミステリードラマで、そのアンマッチが、ヴァランダーの魅力かもしれません。

    相変わらず推理というより「体当たり」で、映画「ダイハード」のジョン・マクレーン並みのハードワーク

    なぜ読者が主人公に寄り添う感覚があるかといえば、この物語がヴァランダー一人の目線のみで進行するからかな〜
    だから主人公の困惑も疲労感も、すぐに読者に伝染する。

    突然のシーンチェンジもなく時系列で進むから、あれこれ頭を働かせることなく一本道で読むことができる。

    ぼちぼち好きです。

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    2021年09月04日
  • 手/ヴァランダーの世界

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    刑事ヴァランダーのシリーズは面白かったけど、
    舞台解説が読みたいほど冊数無かったよ…(/_;)
    係わった事件の落穂拾い的な短編集が読めるものだと勘違いしていたので
    一作だけでガッカリ

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    2021年07月13日
  • ファイアーウォール 下

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    ネタバレ

    よい展開だったのに、ヴァランダーの常識外れの行動で醒めてしまった。捜査の重要人物を、知り合ったばかりの人に託すか? さらに年をとっていくとどうなっていくんだろう。

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    2021年06月18日
  • 霜の降りる前に 下

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    犯人視点の章が読むのが辛かった。宗教的動機って一番ついて行けないな。
    北欧諸国の人は自国以外の北欧言語ある程度わかるらしい。日本人はちゃんと勉強しない限り北京語もハングルもちんぷんかんぷんなのに。
    エリックの最初の妻と、ラストでリンダが飛び降りを思い止まらせた少女の名前が同じマリアなのは偶然だろうか。

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    2021年04月22日
  • 霜の降りる前に 上

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    ヴァランダーとマーティンソンの反目はどうなった?自分を引きずりおろそうとした部下が娘の指導官になるなんて不安じゃないのかな。
    スウェーデンは警官になるのに年齢制限ないのか。
    リンダがドラマとはイメージ違う。
    ヴァランダーはもっと亡き父を理解していると思っていた。
    このシリーズ、犯人が一般的でない動機を持つのが多い。

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    2021年04月19日
  • ファイアーウォール 下

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    高福祉国歌のスウェーデンが決して平等ではないと思い知らされた話。事件は解決しても、全ての謎や動機が明らかになった訳ではないというのが現実的。マーティンソンが怖い。獅子身中の虫。お父さんが亡くなって、ヴァランダーは変わったみたい。

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    2021年04月06日
  • ファイアーウォール 上

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    長さの割には読み易いのがこのシリーズ。会話が多いからかな。
    ケネス・ブラナーのドラマは全作観たが、読んでいてもブラナーの顔は思い浮かばない。
    フロッピーディスク?と思ったら、この本が1998年の作品だったのか。
    少女の犯行に接して、スウェーデンの現状に不安を抱くヴァランダー。マンケルに限らず、北欧ミステリでは自国への不満を述べられている作品が多い。住み易い国のランキング上位が多い北欧だが、決して理想郷ではないのか。

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    2021年04月06日
  • 苦悩する男 下

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    『ファイアーウォール』以来、約10年振りのヴァランダー。10年と言う時を経て定年間近の60歳になった彼は、健康面の不安や、人間関係の悔恨に苦悩する男になっている。

    意味深なプロローグから始まるストーリーはひたすらゆっくり進む。シリーズ最終章という先入観のせいか、刑事ヴァランダーの人となりをなぞるように展開してる気がして、序盤から退屈してしまった。休職中を利用しての個人的な事件追跡というスタイルは、警察ミステリというよりは、私立探偵モノの色合いが濃い。その割に、事件の核心はスウェーデンの国防問題と繋がると言う展開にバランスの悪さも感じてしまって、困惑する読書となった。

    元妻が出てきて元恋人が訪ねてきて、人生を振り返ることになるのだが、ここにはシリーズの魅力である深い人生の味わい描かれ、それが退場するヴァランダーの姿と相まって何とも切実。最終巻はヴァランダーの退場のための物語なんだと、悲しいけどそう割り切って読んだ方が楽しめるんだと、下巻になってからシフトチェンジ。

    謎解きは小粒で、事件の着地はあっさりし過ぎ。そして物語のラストも煙に巻かれたようで、決して望んだ幕切れではなかったけれど、シリーズを全部読めた満足感は格別。ありがとう、クルト・ヴァランダー。あなたはいつまでも私のヒーローです。

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    2020年10月17日
  • 殺人者の顔

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    意外な展開を期待してたのでちょっと物足りない。。
    携帯がない時代の刑事は大変だな。
    何故残虐な殺され方をしたのかがスッキリしない。
    怨恨の線を匂わせてたけど結局お金のありかを拷問して吐かせたってことなのか。
    次作も読むかは迷う。

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    2020年06月26日
  • 殺人者の顔

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    刑事ヴァランダーシリーズ第一作目。北欧発の作品だけあって、移民政策に排斥運動といったデリケートな社会問題に鋭く切り込んでいるが、テーマが先行し過ぎて警察小説としては些か盛り上がりに欠け、作中での問題提起も突発的で散乱しており、まだどうにもこなれていない印象が強く残る。展開そのものはスピーディーで読み易いが、単巻でこの情報量だと上下巻のシリーズ後作は一体いかほどの密度だろうか。直情的なのに内省的なクルトのキャラクターは面白いし、イースタ署のチームワークも見所だが、このシリーズを追うべきか否か未だ目下思案中。

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    2020年04月11日
  • 霜の降りる前に 上

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    起こる事件も面白く、話しを追わせる展開もいいのだが、親子してなぜそこで癇癪を?会議、会議で何を話している?親父の仕事ぶりの良さは?など突っ込みたくなることもあるな。

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    2019年02月22日