町山智浩のレビュー一覧

  • 町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編
    町山智浩さんのいわゆる外国映画講義は何冊か読んでいるのだけど、不思議なことに日本映画については読んだことがない。映画館で年間100-140作観る私が常に感心するのは、町山さんの映画評だけだ。必ず面白い話が聞けるーそう確信して本書を紐解いた。WOWOWの『町山智浩の映画塾!』の書籍化。

    残念なのか、...続きを読む
  • 町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編
    ほんとこの人達、映画についてならずーっと何時間でもしゃべっていられそう。
    この中で語られてる映画で視聴済みなおのは「人間の条件」(さすがに全部は見てないけど)と「新幹線大爆発」「日本の一番長い日」の3本。
    観た映画をこんだけ詳細に裏話しや俳優のエピソードなども語ってくれると面白い。
    著者ふたりが声を...続きを読む
  • 「最前線の映画」を読む(インターナショナル新書)
    鑑賞後に該当作品を拾って読んだり、作品ガイドとして上映や配信を追いかけたりした。ラジオやネットでの解説とかぶる部分は当然あれど、データや裏話の博覧強記は映画の印象を覆すも促すも、深くしてくれる貴重な本。
    もちろん意見として譲れない章もあって、ワンダーウーマンなどは主義主張よりも歴史的な正義の欠落がど...続きを読む
  • 町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編
    どの作品の解説もすばらしかったが、特に「日本のいちばん長い日」がよかった。思わずBDを買ってしまったくらい。現場スタッフの証言から、洋画に与えた影響まで、幅広い視点で解説してくれるのはこのコンビならではだなあ。お二人のSNSでのやり取りを見る限りでは次回作はなさそうだが、本当は今後も続けてほしいとこ...続きを読む
  • 町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編
     戦後日本で多く作られた戦争・パニック映画から見る映画史。基本的には有名作品がほとんどだが、黒澤明と三船敏郎、小林正樹と仲代達矢、田中友幸と田中収、橋本忍、長坂秀佳ら、人間関係や人間像に焦点化しつつ作品を読み解いていく視点はとても勉強になる。個人的には、『兵隊やくざ』シリーズの勝新太郎にしても、初期...続きを読む
  • 結婚失格
    離婚協議中の私が、離婚エッセイを読んでみました。
    枡野さんは昔から好きだし。

    離婚はつくづく十人十色。
    結婚よりずっとバリエーションが豊富だよね。「豊富」と言うと、自分でもなんだか悲しく響くけど、でも実際子ども有無からバリエーションは無数にあって、私と誰かの離婚が同じなんてあり得ないんだろうなー。...続きを読む
  • 結婚失格
    妻に離婚を迫られているAV監督速水の物語だが、中に挟まれる書評は実在の本について。
    どこまでホント?とか思いつつ読み進めると、後ろ三分の一は「あとがき」として枡野浩一の実際の状況と、枡野に加え、穂村弘と長嶋有の特別寄稿。そして枡野の短歌30首。最後に映画評論家、町山智浩の解説、という変わった本。
    ...続きを読む
  • 映画と本の意外な関係!(インターナショナル新書)
    相変わらず町山さんらしい映画紹介本。
    映画の造詣の深さがさく裂しつつ、するする読める。

    今回は、映画と本(原作だったり、映画に出てくる本だったり)の関係をテーマにしている。

    前半は割と本と映画との関係が色濃いのですが、中盤かは「本」との関係が色濃くもなく、本の紹介というよりは映画がほぼ主役です。...続きを読む
  • 最も危険なアメリカ映画 『國民の創世』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで(集英社インターナショナル)
    アメリカ映画の古典的名作といわれている作品から、歴史的背景を読み取り社会にどのような影響を与え合ったのかを考察した一冊。
  • さらば白人国家アメリカ
    2015-2016夏頃までのアメリカ、主に共和党の予備選でのトランプの躍進とその背景について。
    リアルタイムのエッセイなので、当時トランプがどのように人気が出て、他の候補を圧倒していったかが伺える。
    またアメリカの過去の大統領を引き合いに出して、ポピュリズムが過去にどのように発生したか、過去の大統領...続きを読む
  • 実況中継 トランプのアメリカ征服 言霊USA2017
    トランプがアメリカ大統領選に勝つまでの当時のメディアでの扱いがよくわかる。
    単なるトンでもの泡沫候補として書かれているが、結局圧倒的に指示を集め
    また当選後も数々の非難を浴びながら、退任することなく大統領の職にとどまり続けている。
    政治とは何か、アメリカとはどういった国家なのかということを実際の国民...続きを読む
  • トランプがローリングストーンズでやってきた USA語録4
    アメリカ在住の映画評論家・コラムニスト町山智浩氏の
    『週刊文春』連載「言霊USA」書籍化第4弾の文庫版。
    ……と言っても、本として纏まった形で読むのは初めて。
    内容は2015年3月~2016年3月の約1年分。
    表題はドナルド・トランプが演説の際に
    ローリングストーンズの曲を使用したことに由来するが、...続きを読む
  • 99%対1% アメリカ格差ウォーズ
    "アメリカの大統領選挙を軸に、アメリカの人たちがどんな行動をとっているがよくわかる。
    共和党と民主党の主張の違い、政治家の品格などを知ることができるのが本書。

    アメリカという国を知る一助となる本でありながら、楽しめる本。"
  • 結婚失格
    妻とのケンカ中に読む。著者をモデルにした小説風、書評風。みんな自分は正しいと思うものなのだ。

    (300)
  • アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない
    進化論を排斥する人々。キリスト教原理主義者の国アメリカの話題を面白く綴る。でも、読んでいくうちにだんだんとアメリカが怖くなる。この国の経済状況に日本も近づいていくようだ。
  • 最も危険なアメリカ映画 『國民の創世』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで(集英社インターナショナル)
    アメリカ社会の差別の闇も深いという事を改めて感じる。映画が、その後の社会やまた新たな映画への影響を与えてること、そのエッセンスが入っていることなどは、この本を、読まなければけっしてわからなかった裏話も多かった。
  • 「最前線の映画」を読む(インターナショナル新書)
    挙げられている映画20本のうち、18本は公開当時に劇場で観ています。と、自慢したいところだけれど、本書を手に取るのはそれ以上の人ばかりかも。残りの1本はDVDで観て、もう1本はこの先も観ないつもりだったホラー。しかし本書を読んだら、そういう解釈があるのかと気になり、観たい気持ちが沸々と。こんな解説書...続きを読む
  • 激震! セクハラ帝国アメリカ 言霊USA2018
    ホントにもう。。。アメリカどうなっちゃうの。。。トランプのような男にしっぽを振る日本の首相もどうかと思うけど、とんでもない時代になった。つーか、アメリカって訴訟大国だけどセクハラ大国でもあったってゆう事実。日本もアメリカも変わりませんな。
  • 「最前線の映画」を読む(インターナショナル新書)
    観ていない作品も多かったけど、観る前の予備知識的な情報が満載で、これを読んで映画を観たくなった作品もあった。
  • 「最前線の映画」を読む(インターナショナル新書)
    観た映画は二本だけだったにも関わらず、面白く読んだ。

    どれも深い考察とプロならではのリサーチによる情報が満載だ。
    「ラ・ラ・ランド」だけは、観てから読もうと未読のまま。
    今後観る予定の映画もあったが、予備知識として参考にするつもり。
    マーティン・スコセッシ監督の「沈黙ーサイレンスー」など、
    映画を...続きを読む