町山智浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
町山智浩のトランプが大統領になる直前から就任する頃の、アメリカからのレポート。まさかトランプにならないだろ、いやなっちゃったよ、という時間経過がリアルに分かって面白い。トランプに限らず、アメリカの今をレポートしている。●ツェッペリンがパクリの常習という話はけっこうショックだった。●指先の少量の血液で臨床検査を可能にしたエリザベスホームズ、実際は検査としては不十分だったことがわかり億万長者から無一文へ。アメリカの“小保方さん”。●イケメンゴリラのハラムビくん。柵の中に落ちた子どもを振り回して射殺され、その親がバッシングにあった。●アメリカのジェントリフィケーション(高級化)が進んでいる。NYにビ
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Posted by ブクログ
ノリツッコミが面白い。アメリカの近代政治史が分かりやすく書いてある。
★白人人口が減り続けている。1980年には人口の8割いたが2043年には全人口の半数を切る。
★上院議員より大きな力を持つ「ヘリテージ財団とハドソン研究所」
★最高裁判事は終身で大統領でも更迭することができない。誰かが死ぬか引退した時しか任命できない。
★学校給食を運営できず、コカコーラやピザハットが格安で商品を提供している。
★貧乏人ほど肥満で栄養失調。野菜を売ってる店がない上(フードデザート)に、価格が高い(政府から野菜農家への補助金は1%しかでない)
★自由の女神の足元には「疲れた者たち、貧しい者たち、自由の空気を求め -
Posted by ブクログ
ネタバレ前日読んだ『お父さんがキモい理由を説明するね』で、自分の経験した"後悔"についてとことん話し合うことが、相手を愛している表現になっているってのは深いと感じたのだが、全く趣旨の違うこの本で、まさに言わんとすることが同じだ!と感じたのが下記↓
(『國民の創生』における映画に優れた演出の確立とその内容への罪への言及を踏まえ)『クエンティン・タランティーノは自作『ジャンゴ 繋がれざる者』のインタビューで、アメリカ映画が今までほとんど奴隷制度を描いてこなかった事実について「奴隷制度はアメリカの汚点だからだ。どの国にも触れたくない歴史の恥部はある」と答えた。「でも、そこにこそ、最もエ -
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