町山智浩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ノリツッコミが面白い。アメリカの近代政治史が分かりやすく書いてある。
★白人人口が減り続けている。1980年には人口の8割いたが2043年には全人口の半数を切る。
★上院議員より大きな力を持つ「ヘリテージ財団とハドソン研究所」
★最高裁判事は終身で大統領でも更迭することができない。誰かが死ぬか引退した時しか任命できない。
★学校給食を運営できず、コカコーラやピザハットが格安で商品を提供している。
★貧乏人ほど肥満で栄養失調。野菜を売ってる店がない上(フードデザート)に、価格が高い(政府から野菜農家への補助金は1%しかでない)
★自由の女神の足元には「疲れた者たち、貧しい者たち、自由の空気を求めてひしめく者たち、岸辺で拒まれた哀れな者たちを私に送りなさい。家もなく、嵐に打たれた者たちを、ここに来させなさい。」と書かれている。
★投票時に現大統領の支持率が5割を超えていたら同じ政党の候補者が勝つ場合がほとんど。
★トランプはプロレスラーの悪役と同じで、反則すればするほど人気が出るように、暴言すればするほど支持率が上がる。
★アンドリュー ジャクソン大統領がAll Correct(全て正しい)を頭文字をOKと間違えたのが始りという伝説がある -
Posted by ブクログ
ネタバレ前日読んだ『お父さんがキモい理由を説明するね』で、自分の経験した"後悔"についてとことん話し合うことが、相手を愛している表現になっているってのは深いと感じたのだが、全く趣旨の違うこの本で、まさに言わんとすることが同じだ!と感じたのが下記↓
(『國民の創生』における映画に優れた演出の確立とその内容への罪への言及を踏まえ)『クエンティン・タランティーノは自作『ジャンゴ 繋がれざる者』のインタビューで、アメリカ映画が今までほとんど奴隷制度を描いてこなかった事実について「奴隷制度はアメリカの汚点だからだ。どの国にも触れたくない歴史の恥部はある」と答えた。「でも、そこにこそ、最もエキサイティングな物語の可能性が眠っている」』
アメリカの歴史と映画の本なので、そういう受け止め方をするのは違うのだが、汚点や恥部を隠すことより、そういった過去があったことを曲げずに受け止め共有していくことこそ、信頼する/される人(作品)につながるのだなと感じた次第。
各々単体で読んでたらそうは思わなかったのだろうが(もちろん単体で読んでもどちらも素晴らしい本です)、たまたま続けて読んだジャンルの違う本が自分の中でリンクして発見があるのが読書の良さですね。 -
Posted by ブクログ
エッセーかな?
映画もその作品だけで鑑賞してもよいようにできてるし、そういう見方もあると思うけれども、知っているとより面白く見られる、ということが多々あると思います。そういうことを教えてもらえる。10代の少年が「学校の勉強なんて役に立たない」と受験前によく言いますが、知識にしろ知恵にしろ、持っていると世の中はもっと面白くなるのになあ、と思います。
私は、掲載された映画の中では特に007シリーズが大好きなので、やはりそこが一番面白く読みました。
もちろん、読後は映画館に行きたくなります。そして、「お楽しみはこれからだ」(和田誠さん)を読み返したくなります。「お楽しみはこれからだ」の出典明記、そして解説付き、という雰囲気でしょうか。
すぐに読み終えますが、読み終えてからが楽しいのかもしれません。 -
Posted by ブクログ
アメリカの根深い差別などの「闇」の部分が描かれた映画の紹介。まったく知らない古い映画がほとんどで、その映画自体についてはおもしろそうとは思わなかったし、ちょっと難しい部分もあったけど、アメリカの暗い歴史について興味深く読んだ。はじめて知るようなことばかり。とくに、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ」は名作扱い(「フォレスト・ガンプ」については見たとき正直なところおもしろいとは思えなかったけど)だと思っていたのに、そんなに差別的な映画だったのかと心底驚いた。
あと、ヒッピーとかカウンターカルチャーについて、なんとなくアメリカ的で、アメリカ人全員が「善きもの」と思っているような気がしていたけどそうではなくて、そういうものに対しても批判、差別があるということがけっこう意外だった。