【感想・ネタバレ】さらば白人国家アメリカのレビュー

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Posted by ブクログ 2019年04月21日

トランプ大統領が選ばれるまでの背景が、この1冊で恐らく理解できると思います。
雑誌等へのコラムを中心に時系列にまとめたものなので、1回あたりのテーマがコンパクトでとても読みやすいです。
著者はアメリカ在住の映画評論家です。他にも同様の書籍を出していますが、本当に氏の著書だけでアメリカ現代史を理解する...続きを読むのは十分ではないかと思ってしまいます。
私の勉強不足は多々ありますが、それを程良く補ってくれた感じです。

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Posted by ブクログ 2017年06月08日

クーリエ・ジャポン掲載時から好きだったコラムを一気読みできてなんたる充実感!(発売されてたの知らなくて読むの遅くなってしまった~)
町山氏は漠然としたお国や政党批判じゃなくて政治家の個人名を挙げた上でその発言や来歴を紹介して説明してくれるので、なんというか掴みやすいんだなぁ。
トランプが大統領になる...続きを読むことはないだろうという見通しで終わってはいるものの、何故そういえるのか、トランプが如何に共和党のアウトサイダーなのかがよく分かって勉強になった気持ち。
しかしキリスト教徒じゃなく同性婚も中絶もそれこそ個人の自由でしょという感覚の私からすると、共和党って…必要なんですかね…いっそ無くなった方が良い国になるんじゃ…なんて思ってしまいますね。

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Posted by ブクログ 2017年02月01日

びっくりしました。アメリカの政党政治と司法の仕組み、社会の歴史等を現場でのルポを交えて臨場感たっぷり、分かりやすい言葉で解説してくれている「いまアメリカで何が起きているのか?」をやさしく知るための超・良書。
著者のことは、映画評論家で、アメリカ社会を流行語などで切り取ったルポ的な著作を多く出されてい...続きを読むる方としてお名前は知っていたものの著者を1冊読んだのは初めてでしたが、すばらしい内容。他の著作も読んでみたくなりました。

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Posted by ブクログ 2018年11月23日

2015-2016夏頃までのアメリカ、主に共和党の予備選でのトランプの躍進とその背景について。
リアルタイムのエッセイなので、当時トランプがどのように人気が出て、他の候補を圧倒していったかが伺える。
またアメリカの過去の大統領を引き合いに出して、ポピュリズムが過去にどのように発生したか、過去の大統領...続きを読むが如何に同様に酷かったかという話も面白い。

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Posted by ブクログ 2017年07月09日

ノリツッコミが面白い。アメリカの近代政治史が分かりやすく書いてある。
★白人人口が減り続けている。1980年には人口の8割いたが2043年には全人口の半数を切る。
★上院議員より大きな力を持つ「ヘリテージ財団とハドソン研究所」
★最高裁判事は終身で大統領でも更迭することができない。誰かが死ぬか引退し...続きを読むた時しか任命できない。
★学校給食を運営できず、コカコーラやピザハットが格安で商品を提供している。
★貧乏人ほど肥満で栄養失調。野菜を売ってる店がない上(フードデザート)に、価格が高い(政府から野菜農家への補助金は1%しかでない)
★自由の女神の足元には「疲れた者たち、貧しい者たち、自由の空気を求めてひしめく者たち、岸辺で拒まれた哀れな者たちを私に送りなさい。家もなく、嵐に打たれた者たちを、ここに来させなさい。」と書かれている。
★投票時に現大統領の支持率が5割を超えていたら同じ政党の候補者が勝つ場合がほとんど。
★トランプはプロレスラーの悪役と同じで、反則すればするほど人気が出るように、暴言すればするほど支持率が上がる。
★アンドリュー ジャクソン大統領がAll Correct(全て正しい)を頭文字をOKと間違えたのが始りという伝説がある

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Posted by ブクログ 2016年11月30日

町山智浩のアメリカ政治コラム集の最新版。主役はもちろんトランプ氏。共和党の凋落は共和党支持者の9割にのぼる白人高齢者の人口減によるもので、共和党でもなんでもない外様トランプが、共和党の綱領に反する政策をぶちあげ、移民への怨嗟をあおって喝采をあび、共和党主流派の他の候補者を駆逐して大統領選の候補になる...続きを読むのは、共和党の事実上の崩壊を意味するのだ。惜しむらくは、前作よりも政治コラムに偏りすぎて話のバラエティが乏しいのと、トランプ登場が本作の後半なので、それまでがあまり馴染みのない人の話ばかりなこと。

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