町山智浩のレビュー一覧
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町山節炸裂。トランプVSバイデン→ハリスの選挙戦。
耄碌バイデンも酷いが、トランプの放言はもっと酷い。
これがこのまま大統領になってしまうなんて、、
関税で好き勝手なことを言う現状は、この選挙戦そのまんま。独裁者、、
どんな人生を歩んできたんだろう
彼自身はどうでもいいが、そんな人物を選んでしまうアメリカ。病んでいる。
まあ日本も大差ないか。排外主義、差別が幅を利かせる。
排外はまだ「自分は海外勢に仕事を取られた」という、一部勘違いはあるが、
まだ理屈があって、理解できないでもないが、
マイノリティを差別するのは、自分が強者だと思っているから。
変えられない出自で差別は論外。運がいいだけ。
病弱を差別するのは、自分はいつまでも健康と思ってるのかね。
話がそれた。
とにかく、人間のいやな部分をこれでもかと見せられる。
つらい本だなあ。
「私、ヴァギナがないの」とんでもないお人形映画『バービー』は革命だ!
トランプまた起訴 今度は恐喝罪で!
不在のトランプにびくびくしながら行われた共和党の大統領候補者討論会
トランスジェンダーとのコラボでボイコットに遭ったバドワイザー
異常気象による大雨で多くの参加者が立ち往生した今年のバーニングマン
科学文明を拒否し17世紀の生活様式を続ける「アーミッシュ・カントリー」に行ってきた
電動自転車、携帯電話、ソーラー・パネル、変わりゆくアーミッシュ
米国の上院議員の平均年齢は65歳でバイデン大統領も81歳という超高齢
ラスベガスにオープンした球形劇場「スフィア」でU2のライブを観た
自動車産業の街でイスラエルの軍事支援に反対するパレスチナ系議員
イスラエルをめぐり分裂するアメリカ 6歳のパレスチナ系少年まで殺されて
世界初の原爆実験が行われたニューメキシコ州のトリニティ実験場へ
出演料1本100万ドルの人気ドラマ『フレンズ』そのスターの壮絶な死
連邦下院議会の新議長はエロ・サイトを見ないよう息子と見張りあっている
ハマスの基地だと言って病院を破壊するイスラエルの嘘をメディアは暴けるか
元政府高官がイスラム系に嫌がらせ 地元のユダヤ系は?
インド政府がアメリカでシーク教徒暗殺を計画 その間抜けな顛末
享年100キッシンジャーに浴びせられる「虐殺者!」の声
反イスラエルの学生運動で名門大学を追いつめるシオニスト投資家
反乱の首謀者トランプに大統領候補の資格なし!でも最高裁が…〔ほか〕 -
Posted by ブクログ
2025年1月から大統領として就任したドナルド・トランプ。
毎日のニュースで、トランプの顔が出てこない日はない。
あれやこれやと突飛なことを発言し、政界も財界も右往左往させられている(んだろう)。
なんなの、この人?
なんでこの人が最終的に大統領になっちゃったの?
世界はどうなっちゃうの?
と、日々、暗ーい気持ちにならざるを得ない私です(あー、政治的な発言がしたいわけではないですが、まぁ、私は、トランプさんがあんまり好きではない方の人間です)。
そんな時に、こんな本が出されていることに気がついて読んでみました。町山さんの発信はXなどでみていたし、アメリカ在住ならではの見方が面白いのではないかなーと。
いや、ほんと、面白かった。
町山さんの考え方の方向性に共感が持てるからこその「面白かった」なので、もしかしたら、トランピスト(という言葉も初めて知った)だったら、なんじゃこりゃ、な本かもしれないけどね。
2023年8月に始まり、2024年11月までの雑誌での連載をまとめた本、ということのようで、この1年数ヶ月の出来事を、読者が面白いと思う感じにまとめてくれている。アメリカ在住という視点から、日本からはあまり知られていない現象なども取り上げられていて面白かった。
それにしても、トランプさんだけじゃなく、彼の周りにいる人たちに、なんだか考え方が偏っていて過激な人が多すぎないか? そんな人たちが集まって、宴会ノリで政治が決められてしまっていやしませんか? 国内政治だけでなく、国際政治・国際情勢まで、この人たちが引っ掻き回しちゃっていいもんなんですか?
連載時に掲載されてたらしいイラストも全収録されている、のかな? イラストも面白かった。
続きも読みたい。 -
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『アメリカのめっちゃスゴい女性たち』で町山本にハマりかけた時期があった。アメリカのあらゆる方面に巣食う暗部を克明に、そしてエキサイティングに描き出していて、読んでいる分には本当に面白い。
本書も「読んでいる分には…」と言える一方で、ちょっぴり笑えない部分もある。一番分かりやすい例で行くと…
「ロバート・ゼメキス監督の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85年)と『フォレスト・ガンプ』(94年)の楽しさの裏側には、60年代の反戦運動や公民権運動に対する強烈な敵意が隠されている。それが甘い菓子に混ぜられた毒だ」(P 5)
えぇー…マジすか?フォレストはともかくBTTF好きだし、こないだもロゴ入りのキャップ買っちゃったんですけど。(知らんがな)
ベトナム戦争に対する反戦・黒人の公民権運動に湧いた60年代を否定的にとらえ、ひたすら白人の優位性失墜について嘆く…。衝撃以外の何物でもない。あれだけ慣れ親しんだBTTFが危険認定されているのが、笑うに笑えなくしている。
このように政治的・社会的に危険だと見なされるものもあれば、デリケートだったり考えさせられる題材の映像作品が、計20作紹介されている。
ディズニーランドにある スプラッシュ・マウンテンの原作『南部の唄』(1946)は「史実を歪曲して伝えている」という理由でDVD化がされていない。ファンの間でも有名な話である。しかしそれ以前にも、ディズニーは、とんでもない作品を世に放っていたのをご存知だろうか。
『空軍による勝利』(1943)。日本に向けた本土爆撃の必要性を謳ったもので、何とW.ディズニー自らが製作を企画。結果として、チャーチルやローズヴェルトを突き動かしたという。
YouTubeに全編上がっていたのでチェックしてみたが、まぁ日本人からすれば胸糞悪い…。
特に終盤では、ディズニーとは思えないリアルなタッチで、日本の街が完膚なきまでに爆撃を受けている。(アニメーション部分は『バンビ』や『白雪姫』のスタッフが手掛けているんだとか)コメント欄は見渡す限り英語で、アニメーション技術や内容を賞賛する声で持ちきりだった。
2004年に米国内でDVD化されたそうだが、日本には知らされていない。天下のディズニーに冷ややかな一瞥をくれてやるか、「うぅ〜…でも過去は過去!今は今!」と支持を辞めないか…今を生きる日本人にとっては反応が分かれるところかも(!?)
『4リトル・ガールズ』(1997)は、一番考えさせられた作品。教会が爆破され、黒人の少女4名が犠牲となった事件をドキュメンタリーにまとめている。
事件に怒りを覚えた白人学生が猛勉強の末に司法長官となり、犯人を起訴。犯人は黒人へのヘイトを終生取り下げなかったが、二人房で一緒になった黒人の面倒をとてもよく見ていたとの事…。
事件が、4人の少女が、2人の男の良心を呼び起こしたのだろうか。そうした問いが、今も付き纏っている。
先住民や黒人・その他有色人種への差別、インテリの排除に赤狩りetc…
「自由の国」というのは所詮理想論。あんなに広い土地を持っておきながら、どこまでも排他的で窮屈なのが、アメリカって国なんだな。 -
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なぜヒーローが世界を救うのか?
なぜヒーローはマスクをするのか?
アメリカスーパーヒーロー映画における「正義」や「悪」の価値観とは?
「平和」とは誰のためのものなのか?
2万字に及ぶ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ジェームズ・ガン監督論も収録。
アメリカスーパーヒーロー映画がどのように社会を反映させながら変容してきたのか。
「スパイダーマン・ノーウェイホーム」「キャプテン・マーベル」「シャザム!」「シャンチー」などなど近年のアメリカスーパーヒーロー映画を町山智浩が徹底的に考察する!
メインは、「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」などジェームズ・ガン監督作品に見る「スーパーヒーローの条件」「作品に散りばめられたガン監督の人生経験」などジェームズ・ガン監督作品論。
「ブラック・ウィドウ」「シャンチー」「キャプテン・マーベル」の監督に選ばれるインディーズ映画監督の共通点。
それぞれの作品に登場した名セリフや使われた音楽などから見える、それぞれの作品のテーマ。
スーパーヒーロー映画から見える「正義と悪の定義」。
近年のスーパーヒーロー映画をより楽しむ為のスーパーヒーロー映画解説本。 -
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伝説の活字漫才コンビ、復活!
映画への愛ゆえに怒り、ツッコミ、笑い、時に対立も辞さず語りつくす。
『千と千尋の神隠し』のアンタッチャブルなテーマを喝破し、『スター・ウォーズ』を『巨人の星』に、『チャーリーズ・エンジェル』を「通いたい店」にたとえて止まらない、対話型暴走映画評論集。
映画秘宝の人気連載、映画欠席裁判の濃縮版。
漫才のスタイルの中に、膨大な情報量と的確な批評があって、面白いです。
「チャーリーズエンジェル」のように、観客を楽しませることしか考えていない映画を、「店」と呼んだり、観客を甘く見てセリフなどで説明過剰したりして作っている日本映画界に怒ったり、目から鱗が落ちます。
「アルマゲドン」などの底抜け映画に細かい突っ込みを入れまくる2人の漫才に爆笑すること、間違いなしです。
中でも面白かったのは、キネマ旬報と映画芸術のベスト10を、無難な芸術ぶった映画ばかりを選んでいると批判しているところです。
ベスト10の面白さは、自分自身の好みを表すところであり、評論家の仕事は作者の意図を作者の言葉や資料を通して確認すること、次に作者の意図を超えた論を展開すること、新しい才能を見つけることだと熱く語っているところは、町山智浩の真骨頂だと思いました。
字幕翻訳家の戸田奈津子のヒドい誤訳っぷりに最初にツッコミを入れたのは、この本です。 -
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このシリーズ、やっぱり面白い。観る前に読むような本ではなく(多くはしっかりネタバレしている)、観た後に読んだならば、さまざま発見と新しい視点を貰えるだろう。
今回は13作品のうち9作品は公開時に鑑賞済み。私はそれなりに深読みしていたつもりだったのだが、映画のバックグラウンドの知識が全然不足していたし、観察もかなりの部分で見落としがあったことが判明した。
⚫︎『パラサイト半地下の家族』ポン・ジュノ監督のフィルモグラフィーは追っているつもりだったけど、日本未公開の『白色人』『支離滅裂』などを知ると、ずっと同じテーマを描いているタイプの作家だということがよくわかる。
⚫︎『ジョーカー』幾つかの「謎」部分が一刀両断で解説された。そう言われれば、そうとしか思えない。
⚫︎『ノマドランド』クロエ・ジャオ監督は、社会問題を告発しない。彼らを美しく、詩的に描くことに全力を注いでいる。←だから、映画評を書こうという気も起きなかったのか!
⚫︎『バーニング劇場版』ミステリとしての見方が間違いだということを、説得力持って示してくれた。全てメタファーだったのだ!
⚫︎『わたしは、ダニエル・ブレイク』見落としていた格差社会の構造をかなり解説してくれた。1人だと思っていたけど、沢山の労働者がそのままの役で出ていた。『家族を想うとき』と重ねて、ケン・ローチの真っ直ぐ敵を見据えた告発映画だった。
⚫︎『万引き家族』是枝裕和監督のフイルモグラフィーから解説。ポン・ジュノ監督と同様、描いていることはずっと同じ。
⚫︎『天気の子』帆高は『ライ麦畑でつかまえて』を読んで家出して東京に行ったのか!予想通り、これはかなり社会に物申す作品だった。
改めていうことでもないけど、映画は高校生にもわかるように(ということは普通の大人にもわかるように)、物語の背景を説明しない(2時間で、全ての世界を出し切らないといけないから)。多くは1の台詞を聞いて、3くらいはわからないといけないし、それを求められている。だからこそ、映画は面白いのだけど、やはりこういう解説書は大変役に立つ。慎重に見ていたつもりなんだけど、相当見落としていた。「1」と「3」は読んだので、やはり「2」も読んでおこうと思う。