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スーパーヒーロー映画は、商業主義の子供だましと言われ、たしかにそういう映画もありますが、
ライアン・レイノルズやジェームズ・ガンやデスティン・ダニエル・クレットンやパティ・ジェンキンスのような映画作家たちが、
自分個人の問題に引きつけて、そこから世界の現実をえぐります。
そして、その映画を観た人々は人生のなかで選択に迷った時にこう思うでしょう。
ヒーローだったら、どっちを選ぶ?
(本書より)
なぜヒーローが世界を救うのか?
なぜヒーローはマスクをするのか?
アメリカスーパーヒーロー映画における「正義」や「悪」の価値観とは?
「平和」とは誰のためのものなのか?
2万字に及ぶ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ジェームズ・ガン監督論も収録。
アメリカスーパーヒーロー映画がどのように社会を反映させながら変容してきたのか。
町山智浩が徹底的に考察する!
【目次】
【もくじ】
はじめに
アンチ・スーパーヒーローのスーパーヒーロー映画
ジェームズ・ガン監督論 vol.1
ピーター・パーカーは十字架を背負う
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
”笑いなよ”という呪縛
『キャプテン・マーベル』
スーパーヒーロー映画を観る意味とは?
『シャザム!』
家父長制というスーパーヴィラン
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
任務よりも大事なこと
『ブラック・ウィドウ』
誰が監視者を監視するのか?
『ウォッチメン』(ドラマ版)
銀河を翔る父への愛と憎しみ
ジェームズ・ガン監督論 vol.2
おわりに
Posted by ブクログ 2024年04月10日
なぜヒーローが世界を救うのか?
なぜヒーローはマスクをするのか?
アメリカスーパーヒーロー映画における「正義」や「悪」の価値観とは?
「平和」とは誰のためのものなのか?
2万字に及ぶ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ジェームズ・ガン監督論も収録。
アメリカスーパーヒーロー映画がどのように社会を反...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月25日
アメリカ在住の映画評論家である著者が近年のアメコミスーパーヒーロー映画を解説した一冊。作品それ自体の出来や価値を論ずる評論・批評というよりは「この映画には現実世界でのこういう時代背景・社会背景があって〜」という解説が中心。第1章と終章に分けて語られるジェームズ・ガン監督論は時期的にもタイムリー。個人...続きを読む
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