町山智浩のレビュー一覧

  • 結婚失格

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    まず、カテゴライズに悩んだ一冊でした。「書評」としてもよかったのだろうけど、それは何だか違うだろうと。書評という軸を持った私小説だろうと判断したので、私小説としました。
    AV監督である主人公が離婚調停中の妻への気持ちと我が子への想いを、調停などの過程に沿って綴ったものです。ひとつひとつのチャプタごとに一冊の本を取り上げて進んでいきます。あくまでフィクションとして。
    町山智浩の解説までぜひ読んでほしいです。
    ふと思ったことは、穂村弘はモテ、枡野浩一は非モテだということ。
    暗い気持ちになるし、離婚のごたごたばっかり文章にしやがって、という気持ちもあって、評価に悩みました。でも、それだと読まなきゃい

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    2010年10月17日
  • 結婚失格

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    ああ、もう、どうしようもない、とここまで思わされたのも久し振りである。主人公速水の正しさのベクトルが常に自分に向いているのだ。方向を変えるチャンスは幾度か訪れているというのに。正しさは諸刃の剣であるかもしれない。振りかざすと相手を傷つけ自分をも傷つける。
    特別寄稿や解説の素晴らしさもさることながら、速水のすっとんきょうな律儀さに無理やり泣かせられるような一冊。

    また、収録されている短歌「夢について」に少し救われる。やっぱりこうでなくっちゃ。

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    2010年08月26日
  • 結婚失格

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    今まで読んだことの無い分野の本だったので、新鮮だった。著者のことはこの本で初めて知ったが、実にウダウダしていて自分を見るようであり、複雑な思いの読後感だった。

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    2010年08月23日
  • 結婚失格

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    町山さんとの対談USTを見て購入。「あるきかたが正しくない」も読んでいたので情報が補完された感じ。
    町山さんの解説は素晴らしいし、穂村弘の毒エッセイも素敵だが、本編あればこそ。
    結婚というより、人とうまくやっていく事の根本的な困難さに思いをはせる。そんな本。

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    2010年08月22日
  • 結婚失格

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     ひどくバランスが悪いようでいて、絶妙にバランスがとれていると思った。
     やばい、こういう人好きだなぁ。と思ってしまった。
     

     この本を読んで、主人公のことを好きだと思っていられるうちは、自分は自分と向き合えている気がする。


     解説が素晴らしい。それで、この解説を載せたってことがすべてだと思う。

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    2010年08月21日
  • オバマ・ショック

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    アメリカの成り立ちから現状を背景に、オバマがそのしがらみから自由であるから抜きん出てこられた構造を俯瞰的に語りつくす。ミクロとマクロの視点を併せ持った対話。

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    2010年07月19日
  • オバマ・ショック

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    [ 内容 ]
    史上初の黒人米国大統領に就任したバラク・オバマ。
    疲弊する大国は、なぜいま、彼を選んだのか?
    覇権国家の衰退を歴史軸で考察する研究者(越智)と、合衆国を駆け巡るフィールドワーカー(町山)が、岐路に立つアメリカの過去・現在・未来を縦横無尽に語り合う。
    サブプライムローンの“現場” やハリウッド空洞化の実情など、アメリカが陥った病の症例を容赦なく暴き出し、多様な人種がオバマを「支持」した理由を明らかにする。

    [ 目次 ]
    第1章 オバマがチェンジ(変革)するもの―レーガン連合の二八年
    第2章 失われた八年―ブッシュとは何だったのか
    第3章 アメリカン・ドリームという博打―サブプライ

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    2014年10月26日
  • オバマ・ショック

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    対話形式で読みやすかった。越智氏の文章から激しい性格だと勝手に想像していたのだけど、意外とネガティブでビックリした。好きな映画の事も随所に出てくるので分かりやすかった。オバマ=宇宙人、分かる気がします。

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    2010年04月16日
  • オバマ・ショック

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    移民や宗教、党派に政策、そこにある金融危機。過去から現代の流れと声と転換期を通して、現状把握を考える。
    米在住としての土地毎の差や階層への実感、研究家としての客観視、両者がリズミカルに絡む、呼吸の合った対談形式。
    映画からの考察が多いのも面白かった。代表的産業だったハリウッドも思ったより小規模かつリスキー、更にどんどん下請け化。
    自由と平等の綱引き。軍事・経済・文化の覇権。保守とリベラルの体裁と矛盾。大統領その他の人々の、私的成り立ちを背負った公的主張。
    そうして辿りついた、時代に適合し自ずからも捉えた「過去の無い黒人」、残されたドリームであるオバマの行く末やいかに。
    この本が論ずるのはあくま

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    2009年10月07日
  • オバマ・ショック

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    2009/1/24 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
    2009/5/17〜5/19
    ちょっと時期を逸してしまった気がするが、中身はブームに乗った薄っぺらいものではなく、アメリカ人が何故オバマを選ばざるを得なかったか、オバマが選ばれたことの意義を対談形式で深く掘り下げている。アメリカ建国以来のアメリカ人の政治意識などもわかってとても優れた本。ストリームのコラムの花道ポッドキャストで知った町山さんは単なる愛とエロの伝道師ではないことが良くわかる本。

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    2009年10月07日
  • オバマ・ショック

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    人の国のハナシなんでどーこー言う立場にはないんだけど、
    アメリカの政党の置かれてる立場ってホント、わかりにくい。
    (前提)アメリカには自由主義しか思想がない。
         自由競争、平等主義。
         映画『「遥かなる大地へ』の
         「オクラホマ・ランドラッシュ」のイメージ。
    (共和党)ブッシュのいたとこ。保守。古典的自由主義
         (=英訳するとリベラリズム)。
    (民主党)オバマのいるとこ。リベラル。
         (=超役?すると平等主義に近い)
    南北戦争の時の主義主張が逆転してたり、
    カウボーイほどエリート優遇のブッシュ支持だったり、
    信じてない宗教を信じてるフリする指導者がいたり

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    2009年10月04日
  • アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない

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    なんとなく知っていたけどこれほどとは、と思うような話ばかりで興味深かった。この内容をそのまま鵜呑みにするべきではないが、大筋でその通りなのだろう。アメリカを否定したり肯定したりする前に、もっと知らなきゃいけないと思った。もちろん日本のことも。

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    2014年01月15日
  • 独裁者トランプへの道

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    これ読むとますます不安になる。
    こんな(これが事実なら)性格破綻者のトランプが大統領で大丈夫なの?もうすでに大丈夫ではないか。
    ハーバード大、留学生禁止とか言い出してるね。
    頭おかしい。
    相変わらず、著者の情報量多し。

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    2025年05月25日
  • 「最前線の映画」を読む Vol.3 それでも映画は「格差」を描く(インターナショナル新書)

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    いつの間にやら、シリーズも第3作目。

    町山智浩さんの映画評は、分かりやすいし、周辺情報が凄い。

    観てない作品とその周辺の関連作品も観たくなる。

    要は、読む度に観たい作品が増えていくのだ。

    次作もあるなら、勿論、読む。

    星は3つ。3.5とか。

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    2025年04月10日
  • 映画には「動機」がある 「最前線の映画」を読む Vol.2(インターナショナル新書)

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    町山智浩さんの凄いのは、全く観ていないし興味もない映画のことを面白そうに紹介し、興味を持たせることだと思う。

    しかし、ホラー作品は、いくら面白そうでも観ないよ。

    だって、怖いもの。

    映画紹介の本としては、十分に楽しい。

    星は3つだが、Vol.3が出るなら当然、読む。

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    2025年04月09日
  • 「最前線の映画」を読む(インターナショナル新書)

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    町山智浩氏の最新作。
    そりゃ、読むでしょうよ。

    流石の考察力。

    この人のように深く映画を楽しめたら、さぞ映画は素晴らしいものだろうなぁと思う。
    浅いところしか分かっていなくとも、映画は楽しいのだから、こんなに深く分かれば、さもありなんといったところだろう。

    それにしても、色々なところでキリスト教(あるいは宗教)は、映画に深く根付いているんだなぁと感じた。

    宗教観のない、日本人であるところである私には知りえない価値観や考え方があるものだ。

    映画は知れば知るほど面白い。

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    2025年04月09日
  • 映画と本の意外な関係!(インターナショナル新書)

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    久しぶりに定価で新刊で本を買う。

    タイトルに「映画と本」とあれば、気にするなという方が無理な話。
    私にとって、「映画と本」は「美人と巨乳」と同じくらい気になる存在なのだ。

    で、だ。

    その上、町山智浩著者とくれば、そりゃ定価で新刊で買うでしょ。

    で、だ。

    それなりに面白い。

    観てない映画の話は、観ないと分からないが、「ゴーン・ガール」の話とかは、興味深く読んだ。

    星は3.7くらいか。

    たまには本屋さんで本を買わなくちゃ、と思う今日この頃。

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    2025年04月08日
  • 映画には「動機」がある 「最前線の映画」を読む Vol.2(インターナショナル新書)

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    ちょうどフラナリー・オコナーの話を読んだところだったので、オーとなった。観たのはかなり昔の映画もあるけど、知識が少しずつ重なってきた実感を読み返して得る。

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    2025年03月05日
  • ゾンビ化するアメリカ 時代に逆行する最高裁、州法、そして大統領選

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    中絶権利を否定した6人のアメリカ最高裁判事は、実は普通のカトリックではない。全米のカトリック教徒のうち56%は、中絶を女性の権利だと考えている。絶対に禁止すべきと考える伝統派はわずか10%しかいない。伝統派のトップはレイモンド・レオ・バーク枢機卿というアメリカ人で、マルタ騎士団の守護者だ。マルタ騎士団とは中世に結成されたカトリックを異教から守るための修道僧の戦士団。つまり、アメリカで起こったのは、カトリック伝統派という極めて少数の先鋭的なセクトがアメリカの司法を支配するという異常事態。信者数わずか10万人の統一教会が日本の政治を動かしていたように。
    アメリカを中世のような宗教国家にしたいと考え

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    2024年05月10日
  • アメリカのめっちゃスゴい女性たち(電子限定版)

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    確かにめっちゃスゴイ女性ばかりなんだけど、下ネタ全開とか壮絶すぎる幼少期とか、自分の人生の教訓になるようなエピソードでもなく世界仰天ニュースを見せられている感じ。
    筆者もそのノリなのか、コメントやツッコミ?が軽口すぎてちょっと好みじゃない。アメリカ在住だからかもしれないけど、変なアメリカかぶれジョークが上滑りしてるように思えてしまう。
    ただアメリカは日本に比べると実力さえあれば女性もここまで評価されてチャンスが得られるんだな、てのはスゴイ。

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    2022年09月15日