川端康成のレビュー一覧

  • 眠れる美女(新潮文庫)

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    きしょくてとても好き。まるで隣で寝ているかのように、ぬくもりを感じる緻密な美女の描写が美しかった。一人目の美女が好き。読後も体がこんな雰囲気のお耽美キショ文学を求めている。どうしてくれるんだ

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    2026年01月29日
  • 名人(新潮文庫)

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    囲碁の知識に乏しく、展開が理解できないのは置いといて
    名人は引退碁を一種の「作品」七段は勝負とみてたのかな

    芸が終わり今の競技になったと
    やっぱり何かの終焉、死を美しく、儚げに書くのがうまいのは幼少期からたくさん立ち会って来たからなのかな

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    2026年01月26日
  • 雪国

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    さすがノーベル文学賞を受賞した川端先生。文章が美しく、ページを捲る手が止まらなかったし、気付けば読み終えていました。
    個人的にはもっと話の展開の落胆がある方が好きなので、読み終えた時に「あっこれで終わりなんだ」と思いましたが小説の世界に潜り込めて本当に楽しかったです!

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    2026年01月19日
  • 雪国

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    美しい話だなーと感じました。
    正直、漢字が苦手で辞書を引きながらの読書で時間がかかりましたが、日本語の美しさみたいなものに惹かれました。
    登場する女性たちの言葉が綺麗(現代に生きる女性の話し言葉とのギャップ?的な)だったり、仕草の温かさだったり、想像する作中の情景が雪国で…日本家屋で…静かで…という東京育ちの私にはあまりにも現実離れしすぎた「THE・NIPPON」文化の設定で、憧れみたいなものを感じつつ読んでいました。
    また読みなおしたい!心の奥底の、目を閉じた先に微かに見える憧憬のワンシーンとして刻みたい!そんな小説でした。

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    2026年01月10日
  • 眠れる美女(新潮文庫)

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    眠れる美女、片腕、散りぬるをの三編を収録。
    眠れる美女は、感情を持たない異性、そしてコミュニケーションを断たれた関係という奇妙な設定によって、人間の奥底に眠る感情を強くノックされるような物語だった。
    片腕は、正直なところ、少し理解の及ばない世界だった。
    それでも不思議と読む手が止まることはなく、苦もなくページを捲ることができた。よほど自分は川端作品と相性が良いのだろう、と改めて思わされた一冊。

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    2025年12月20日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    全く行ったことないけど、上下が浮かんでくるから不思議。娘と別れたあとの頭の中身が澄み切った水になって流れ出ていくようっていうたとえすごいな。

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    2025年12月17日
  • 山の音(新潮文庫)

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    日本的感性と評されるだけある…!
    主人公の教養の高さと節々の日本の情景が美しすぎて、日本の風景、そして美的感覚は良いなあと改めて思わされた。

    今じゃ到底あんな生活できないけれど、隠居したらこんな生活したいなと妄想してみたり。

    起承転結がないからこそ(連載作品ゆえらしい)、心の機微に注目してただ読むみたいな、脳死で疲れたときにも読みやすい。初めての川端作品だったけどサクッと読めたし、他の本も読んでみたい。

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    2025年12月06日
  • 小公子(新潮文庫)

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    とてもよかった
    セドリックの健気さとそれを育んだエロル夫人の誠実さでこんなにも人を優しくできるなんて
    伯爵が徐々に他人に関心を持っていく描写がよかった
    読み進めていてこれどんな展開になるんだと思ったらこう来たかと
    ハッピーエンドで良かった
    小公子がどんな領主になるか夢見ちゃうね

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    2025年11月14日
  • 雪国

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    水のようにスッと入り、音楽を奏でるような文章。やっぱり、私は川端康成の文章が好きだ。

    ただ、内容はあらためて読むと、なんだこのおやじ、という感はある。

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    2025年11月12日
  • 雪国

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    久しぶりに純文学を読んで、ああ読みにくいなと思った。面白くないということではなくて、一文一文を咀嚼するのに時間がかかるという意味で。むしろ味はしっかりとある。日頃食べやすく切られたSNSや動画ばっかり消費していたんだなと気づかされた。難しいなと思ったのはセリフ回し。駒子や島村ら登場人物たちの発言には目的語や詳しい説明が語られないことが多く、いかにも日本語らしい。解釈の余地も大きい。翻訳者は苦労するだろうなと思った。

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    2025年10月13日
  • 雪国

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    30歳を手前に古典文学を改めて読みたいと思い拝読。

    日本語の美しさを感じる文章で、感性を刺激された。ただ最近の作品を多く読む自分には、文脈や言葉がスッと入ってこない部分もあり、やや苦戦しつつ読破。個人的には縮の表現が美しく、実際に見てみたいと感じた。

    また歳を重ねてから雪国で読み直してみたい。

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    2025年09月03日
  • 伊豆の踊子

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    表題作だけ読んでの感想です.....旅という非日常の中で特に心も浮き立ってる時は恋に落ちやすくなっていると思います。

    前半は旅もまだ折り返しではなく出会って恋に落ちたばかりの相手との今後に胸踊らせときめいてるのが伝わりました。

    後半は踊り子が男性という事を知ったのと同じ頃合にに旅も終わりが見えました。旅ではなく日常で出会ってても恋に落ちたのだろうか気になりました。

    ごく短編ですが恋の始まりと終わりの情景が伝わってきました。

    踊り子の性別についてですが声変わり云々の台詞後の場面転換は「暗転」だと思いました。また最後主人公が船で男性のマントの中で穏やかになっている描写が有るので踊り子は男性

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    2025年08月16日
  • 古都(新潮文庫)

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    登場人物の心情や考えの描写の奥行きが深く、リアルで、実在の人物とも思えてくる。睡眠薬の乱用による複雑な意識の中書かれたものとは思えない。それなのに、解説にもあったが、さらさらとした読み心地があるのもすごい。
    はじめての川端康成だったが、解説で「題材そのものが異常」とされていた眠れる美女や、片腕も読んでみたい。

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    2025年08月09日
  • 少年(新潮文庫)

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    文豪川端康成の若き日の知られざる一面をのぞきみるようなエッセイ?回顧記録。旧制中学時代に綴ったリアルな日記が特に秀逸。
    とてつもなく私的なことを綴っているが、若い頃から文才が光りまくり、日本語の美しさによって文学的な情緒を醸し出してる。
    湯ヶ島の温存宿でみた巫女の入浴の散々なこけおろしと、宗教自体を冷ややかにとらえつつも、同宗教に属する清野少年の滝行に妬みすらおぼえる清廉さをみたときの感想があまりにも鮮明に対照的でおもしろすぎる。
    『伊豆の踊り子』を改めて読みなおしたくなった。

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    2025年06月21日
  • 雪国

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    国境の長いトンネルをぬけるとそこは雪国であった。

    ここしか知らない「雪国」。学校では作者とタイトルと有名な一節を丸暗記して終わっていたが、もったいなかった!
    特殊な状況や登場人物は登場しない、ありふれた人物のやり取りや心情が、情景とともに流れ込んでくる様子に、飽きる事なく一気に読めてしまった。

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    2025年05月17日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    湿り気、夢、女
    解説にもあるけど意識の流れ(水の流れ)

    「どなたです。」
    「お客さまですから、お母さま、あげないでちょうだい。」
    「先生です。」と久子は小さいが張りのある声できっぱりと言った。そのとたんに銀平は狂わしい幸福の火を浴びたように、びんと立った。ピストルでも持っていたら、うしろから久子をうったかもしれない。玉は久子の胸を貫いて、扉の向うの母 にあたった。久子は銀平の方へ倒れ母は向うへ倒れた。久子と母は扉をへだてて向 い合っているから、二人ともうしろへのけざまに倒れたわけだ。しかし久子は倒れながらなにかきれいに身をまわして向きかわると、銀平の脛に抱きついた。久子の傷口から噴き出す血が

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    2025年05月12日
  • 千羽鶴(新潮文庫)

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    川端康成文学忌、川端忌
    1952年日本芸術院賞受賞で
    ノーベル文学賞対象作品だそうです。

    北鎌倉円覚寺の茶室が小説の舞台のひとつとなっています。川端康成は、当時の寺にあった庵で寝泊まりして書いたそうです。
    ストーリーは、謎めいた流れがあり
    崩れた家庭の拠所を探し続けているような
    どこに向かっていくのかわからない。
    昭和なら許されたかもしれない不倫。
    亡き父親の愛人だった女性との情交。
    その愛人の娘への情愛。

    幾つかの茶道具が男女の仲を象徴していたのかと思う。
    庭で割られた志野茶碗は、別れを
    売却された茶碗は、絶縁を
    所有続けた水差しは、未練を

    続編の「浜千鳥」続千羽鶴が併録されているけれ

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    2025年04月16日
  • 小公子(新潮文庫)

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    セドリックの心の清らかさが頑固な伯爵の心をも溶かしていく様が、気持ちがよかったです!
    あんなに親切で人を疑わない、優しくフレンドリーなセドリックのまま成長してほしいと願わずにいられないです…
    疲れた心に効く、いいお話でした。

    これを機に、世界や日本の名作も読んでいきたいと思いました!

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    2025年03月16日
  • 雪国

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    登場人物の心情と特定の状況、景色をマッチさせて綺麗に文章化されてて読み応えがあった。駒子の純粋で繊細な心と島村、、気持ちはわかるけどもさぁ……と。わがままですよ、わかってるならケジメつけましょうよ、と。終盤は少し展開が早くて理解が追いつかなかったが、再読しようと思う。モデルになった湯沢温泉にも是非行きたいですね。

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    2025年02月18日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    冒頭からしばらくは状況・登場人物の把握に時間がかかった
    後半にかけての伏線回収が素晴らしく、震えた

    幻と現実の境を感じた

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    2025年02月16日