【感想・ネタバレ】舞姫(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

空前のバレエブームに沸く戦後。バレエ教室を主宰する波子の夢は、娘の品子をプリマドンナにすることだった。だが、夫は家に生活費を入れてくれず、暮らしは苦しくなっていく。追い詰められる波子の心の支えは、かつて彼女に思いを寄せた男、竹原だった――。終戦後の急速な体制の変化で社会や価値観が激変する時代に、寄る辺ない日本人の精神の揺らぎを、ある家族に仮託して凝縮させた傑作。(解説・池澤夏樹)※三島由紀夫による解説は収録しておりません。

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Posted by ブクログ

川端康成も舞姫というタイトルの小説を書いていたことを知り驚いた。森鴎外のそれと、川端の伊豆の踊子とごっちゃになって読み始めた。そんな出会いだったが、内容に引き込まれた。
登場人物達の無常観というか、幸福な場面が一度も無いことに気づく。女達は皆幻想を愛しており、男達は自分を偉大だと思っている。きっと。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

とりあえずめちゃくちゃな家庭。
妻は昔のからの恋を引きずっていて、それに気付いている旦那はしっかりと金を握り最終的に妻の財産の家も自分名義にしているという。娘も倅も母の恋に気付いていて黙認すらしているし、今でいうw不倫。
最後娘も恋に生きそうな怪しげな感じを残しつつ小説は終わる。
見た目は良いが中ドロドロ。

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2025年01月04日

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