川端康成のレビュー一覧

  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    青春物語でもあり恋愛小説でもあった。高校2年生の自分にも当てはまる節があったり、主人公に共感できるような部分が多く見られる親しみやすいストーリーだった。自分にとってお気に入りの描写がたくさんあった。

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    2025年03月24日
  • 名人(新潮文庫)

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    読書は娯楽。なので教科書で名を知った作家さんには手を出さずにいました。将棋にはまったときに、河口俊彦「一局の将棋一回の人生」を読み、そこにこの川端康成「名人」が紹介されております。
    いつか読んでみようと思ってから30年経ってます。我ながらよく覚えていたなと感心します。

    囲碁の知識はないですが、名人と七段の引退戦に惹き込まれました。囲碁の中身は分からずとも一手にかける棋士の凄みが淡々と書かれています。
    明治ー昭和初期の時代背景があり、現代とはまるで別の世のようです。

    あとがき解説を読み、この作品が作者の人生に於いても重い意味のある作品であったのではと思います。
    川端康成という人物への興味が深

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    2025年03月23日
  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇

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    伊豆の踊子がとにかく好き。文書も内容も軽やかな美しさがあった。その他の作品については、やや難解に感じたが、楽しめた。最後の温泉宿は何か濃厚な空気の群像劇で印象的だった。

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    2025年03月20日
  • 掌の小説(新潮文庫)

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    くらくらする
     この掌篇――ショートショート――集は、はじめの「骨拾い」からくらくらする。譬えも擬音も、独特のいろけが分ちがたく結びついて、ギッと音をたてそうだった。

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    2025年04月28日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    抒情歌がとても美しかった…
    西洋の香を感じたところ、好き。咲く花にあなたを感じるのも好き。主人公の女性がとんでもなく美人だと想像してしまう文章…

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    2025年02月20日
  • 雪国

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    とりあえず読んでください。
    情景、心、感覚全てを言葉で、理路整然とそうあるべく所に置かれるように説明されている。
    幾何学的な美しさを持つ文章でありながら、あまりにもある種人工的な美しさの文章でありながら、確実に僕らの中に経験があるクオリアの種みたいなものを精密に描写されることで他人事ですまさない、一人称的な読み方をさせる書き口。

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    2025年02月18日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    踊り子の幼いが故の純粋無垢ないじらしい様子と少し恥じらいも出る女性の面も踊り子の薫が非常に愛らしい。はじめは恋で見ていたが、兄の様に感じてきたのではないかと思った。

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    2025年02月05日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    主人公(もしかして川端自身?)の異様な性癖とも言える行動を追体験できる面白さもありつつ、現実と空想が入り交じる世界観の不思議さもあり読んでいて複雑な心持になる作品であった。
    とりわけ、主人公の醜さと女性の美しさの対比を面白く読むことができた。

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    2024年12月30日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    ネタバレ

    なんとも「抒情歌」が好きすぎて、最後の1ページで涙が出てきた。なんの涙かよくわからないけど。

    こんなに通じ合えて、生まれ変わってもまた会うんだろうなって思える人、いるんだろうかと思ってしまうほど、2人の愛が美しかった。

    彼は、この世での別れは永遠の別れではないと思っていたから、彼女に死んだことを知られないようにしたのかな。

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    2024年11月11日
  • 古都(新潮文庫)

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    川端康成の名前はもちろん知っていたけど、なんとなく難しそうだと勝手に思って読んだことが今までなかったが面白かった!異常な作品だと後書きに書いてあったけど他の本とは全然違う一冊なのかな。他のものもぜひ読んでみたいと思う。

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    2024年09月28日
  • 古都(新潮文庫)

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    定期的に京都が恋しくなった時に何度も読み返す名作。情景描写から人物描写まで、日本の美を凝縮した作品。

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    2024年12月17日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    郷里が舞台にもかかわらず、恥ずかしながら通読したことがなかった。はじめ、色の小説かと思ったが、芸者一行との同道で主人公が社会と和合していく小説であった。
    その和合も、具体的な描写を挙げるのは難しいが、どちらかといえば一方的・独善的に見える。栄吉をはじめとする一向の内面に含みを持たせつつもそれがなかなか見えず、悩めるエリートの精神的再起ばかりを捉えてしまうからかもしれない。

    船に乗り合わせた少年の飯を食って学生マントに潜り込むのは、最早図々しいだろうと思い笑ってしまった。

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    2024年07月15日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    現実の世界に唐突にはさまれる主人公の見る幻、無意識の世界は、彼が危うい世界に片足、いや、ほとんど両足を突っ込んでいるのを感じさせる。発表当時でも嫌悪を示す読者がいたようだが、今の若い世代はどうだろうか。

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    2024年06月21日
  • 掌の小説(新潮文庫)

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    適当なページを開いてそこにある短編を読む読み方が楽しい。
    文章が綺麗というか、言葉の良さを引き出してるというか、うまく書けないけど文章が好き。

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    2024年05月20日
  • 女であること

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    日本語ってこんなにも美しいんだと感動した作品。

    恋心、嫉妬、貞淑、妖艶。
    儚い中にも強かさが見え隠れ。
    まさに女性そのものの感情、言葉、行動。

    男性には理解できないと思ってた、、、のに。
    なぜ川端康成は書けてしまうんだろう?
    怖い、、、笑



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    2024年05月05日
  • 現代語訳 竹取物語

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    大河ドラマに感化され、星新一Ver.を読み、さらには川端氏ならどんな解釈の元で訳すのだろう?と興味が沸き拝読しました。私の勝手な解釈ですが、星氏は執筆した当時の社会情勢に合わせた「現代的」な描写をし、川端氏は一人の若い女性の「性」への潔癖感、嫌悪感をまずは描き、帝とのやり取りの末は精神的とはいえ情愛が育ちゆくさまを清らかに、それでいて艶めかしい筆致で描くという個性を感じ取りました。どちらも原文で読み通す勇気がないため手に取ったのですが、訳本の面白さを知るきっかけとなりました。

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    2024年04月29日
  • 古都(新潮文庫)

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    これぞ壺中天。
    「読む京都」といった趣の作品。 
    優しく細やかに、そしてそれぞれに悩みながら生きる登場人物たちを縦糸に織り込んで、京都の行事や祭、名所名物を描いている。 
    いつか行った早朝の清水寺や桜の季節の南禅寺あたりを思い起こして、しみじみと読めた。
    北山杉の界隈は行ったことがないけど、表現描写が美しい。

    久々に癒やされる小説を読んだ気持ち。
    本物の京都は、今やオーバーツーリズムで人に溢れすぎているから、もうこの小説のような風景は難しい。
    そう思えば、壺のなかに封じられた昔の京都に出会える一作だと思える。

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    2024年04月14日
  • 小公子(新潮文庫)

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    読後にほっこりとしたいい気分が残る作品だった。親切な行い、心根の優しさの重要性を、セドリックを通して学ぶことの出来る、子供だけならず大人にも良書。

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    2024年04月12日
  • 掌の小説(新潮文庫)

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    掌の小説と春琴抄こそが日本語の小説で最も味わい深いと思う。なんだろう、心の肌触りのようなものを最も強く感じる。

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    2024年03月24日
  • 掌の小説(新潮文庫)

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    至高です本当にありがとうございます ずっと素敵だ………………と思いながら読める本に出会えて幸せ
    ナンバーワンオキニは「死面(デスマスク)」

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    2024年03月03日