川端康成のレビュー一覧

  • 伊豆の踊子

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    「道がつづら折りになって」という出だし、最強だと思います。
    内容は変態チックなものが多いけど、物にも心にも機微を反映した描写で、素直に感心してしまう。

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    2009年10月07日
  • 虹いくたび(新潮文庫)

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    2006. たぶん11月頃 
    これはなかなか設定が面白いです。是非今の時代に流行らせたいです。てか誰かこれでギャルゲーを作って欲しいです。それで麻子萌えか百子萌えか若子萌えか議論を白熱させたいです。おそらく裏ルートで竹宮少年も攻略可能。そんな話を誰かとしたいです。

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    2009年10月04日
  • 伊豆の踊子

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    伊豆の踊子、青い海黒い海、驢馬にのる妻、禽獣、慰霊歌、二十歳、むすめごころ、父母を収録。旦那に「伊豆の踊子」の感想を聞くと、話淡い恋いの話でしょ。と。私はそれだけではないような気がする。踊り子達一行と、数日間旅をして過ごし、主人公の心が浄化され、優しい気持ちになっていったような、心地よささえ感じる。それは最後の作者が船に乗る時、可哀想な婆さんを上の上野まで連れて行くよう頼まれた時、快く引き受けたり、少年の親切を自然に受け入れられるような、美しい空虚な気持ちになった。という所から。他「二十歳」もおもしろかった。「むすめごころ」は、作者が中学時代の寄宿舎で同室だった初恋の少年への気持ちを、思い起こして書いたのだろうかと読みながら思ってしまった。他数作品は生と死について、彼の独特の空想、非現実世界が広がっている作品だった。 ノーベル文学賞受賞者というので、いいんだろうなぁ。いいんだろうなぁ〜。と少々読む前から、暗示にかかっていた所もあるかも。で、★★★★

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    2009年10月04日
  • 伊豆の踊子

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    言わずと知れた川端康成の名作。今更はじめて手にしたことがちょっと恥ずかしい。
    主人公の青年は学生で、一人旅をしている。その道中で偶然であった幼さの残る踊子に抱いた、淡い淡ーい恋のお話。
    新鋭の作家さんを好んで読んでいたんだけど、これは凄く面白かった。ストーリー自体のせつなさ、甘酸っぱさはもちろん、文体も余韻の残る終わり方もあたし好み。きゅんとしちゃいました。

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    2009年10月04日
  • 雪国(新潮文庫)

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    『雪国』(川端康成)読後感想と考察
    1. 全体的な感想:白昼夢のような没入感と視覚的鮮烈さ
    本作の最大の魅力は、過度な筋立て(ストーリー性)に頼らず、極限まで研ぎ澄まされた風景や光、音の描写によって、読者を一瞬で小説の世界観へ引きずり込む力にある。
    特に印象的だったのは、冒頭の汽車における「窓ガラスに反射する女の顔と、外を流れる夕暮れの灯火」が重なり合う描写である。景色そのものに派手さはないものの、無理なく情景が立ち上がり、まるで自分自身がその透明な美しさの中に佇んでいるような感覚を覚えた。自分の精神世界と作品の波長が静かに重なり合い、白昼夢を見ているかのような独特の没入感を味わうことができた。

    2. 抱いた違和感と課題点:希薄なドラマ性と関係性の不透明さ
    一方で、現代的なエンターテインメント小説や因果関係の明確な物語に慣れている身からすると、強烈なフラストレーションを覚える側面もあった。

    人間関係の不親切さと放置される疑問

    「汽車にいた葉子とは誰なのか」「夜ごとに部屋を訪れる駒子とはどういう関係なのか」といった前提条件がほとんど説明されない。葉子がなぜ精神を病み、ラストの火事でなぜ2階から落ちてきたのかすら明言されず、物語の輪郭が意図的にぼかされている。

    物語の停滞(「話がフワフワして進まない」感覚)

    男女の関係が決定的に進展するわけでもなく、具体的な事件が解決するわけでもない。「早くくっつけばいいのに」と思わせるような曖昧な逢瀬が繰り返され、話の展開の少なさやドラマとしてのカタルシスの欠如には、率直に物足りなさや自身の読書傾向とのミスマッチも感じた。

    3. 純文学の仕掛けとしての面白さ
    しかし、この「話の進まなさ」こそが、日本の純文学(新感覚派)が意図した仕掛けであるとも理解できる。
    主人公・島村は生活者ではなく、親の遺産で暮らす有閑階級の傍観者であり、現実の責任を背負う気がない。だからこそ関係性は進展せず、物語は「因果関係のドラマ」ではなく「美しいスナップショット(絵画的な瞬間)の連なり」として機能している。人間関係を記号化・背景化することで、純粋な感覚美(雪の冷たさ、夜空の星、肌の白さ)だけを抽出して読者に手渡す手法は、非常に実験的で批評性の高い面白さを持っていた。

    『雪国』が持つメッセージ(一般的な解釈と両論)
    川端康成自身は特定の道徳的教訓や思想を語ることを好まない作家でしたが、文芸批評や文学史において『雪国』が提示しているとされる核心的なメッセージは、「人間の営みや情熱の根底にある『徒労の虚しさ』と、それゆえに立ち現れる『美』の結晶化」です。

    具体的には、以下の3つの側面から語られることが一般的です。

    1. 「徒労(とろう)」の美学
    作中で島村は、駒子が日記を細かくつけ続けたり、芸者として過酷な生活の中で必死に三味線を稽古したり、病気の男のために尽くしたりする姿を見て、繰り返し「徒労だ」と感じます。

    どれほど必死に生きて愛しても、人間はやがて老いて死に、雪国の厳しい自然の中に埋もれて消えていく。

    しかし川端文学において「徒労」は単なる無駄ではなく、「どうせ報われない、意味のない現実だからこそ、その瞬間に燃やす命の輝きが純粋な美(悲哀)として光る」という逆説的な生の肯定として描かれています。

    2. 「現実(肉体)」と「虚像(幻影)」の対比
    島村にとって、駒子は生活の泥臭さや情念を背負った「生々しい現実(肉体)」であり、葉子は窓ガラスの鏡越しにしか捉えられない「手の届かない純粋な美(虚像)」でした。

    人間は現実の重みに耐えかねて清らかな理想(夢)を追い求めるが、理想だけでは生きられない。

    ラストの火事で、天の川(無限の虚像・冷たい自然)が島村の体内に流れ落ちてくる結末は、現実の人間関係から逃走し、純粋な美の虚無へと吸い込まれていく人間の救いようのない業(エゴ)を描いていると解釈されます。

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    2026年10月26日
  • 雪国

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    時代を感じられるとはこのことだろう。長き時間を使って付かず離れず男女関係を育む行為。現代のように多くの人を身近に感じられるSNSもなく、すぐに連絡の取れる手段もないからこそ、楽しめるまどろっこしさ。正解を求める時代に書ききらない文学。わからない面白さ。堪能しました。

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    2026年10月22日
  • 雪国

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    太宰治がかなり面白かったので、私にも純文学読めるかも?っと調子に乗って読んでみた。
    いや、調子に乗りすぎた。
    ほとんど良さがわからなかった。
    美しい景色は目の前に浮かんだ。
    けれど男性の目線から見る懸命な女性の姿は、全部男性目線としか思えず、私にはなんら心に残らなかった。
    どうやら、私には、この名作が理解できなかったようだ。

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    2026年10月18日
  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇

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    川端康成初期の短編集
    純文学ってやっぱり難しいなと思った
    時代が離れているから、分からない表現とか言葉とか背景があるのは仕方ないとは思った
    ただ、文章の綺麗さというか、風景描写が本当に美しいと思った
    特に伊豆の踊子は優しい気持ちになるような物語で、想像していたよりもあたたかい話だった
    もう少し色んな作品も読んでみたいと思う

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    2026年10月03日
  • 雪国(新潮文庫)

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    内容に関しては読み取れていないことも多く、楽しみきれるほど理解はできていない。それでも情景の表現はあまりにも綺麗で、それだけで読んだ価値があったと思える。
    周りの人間との対比になる部分もあるが、駒子の人間らしい姿がとても好きだった。

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    2026年09月22日
  • 雪国

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    文章に省略が多いから登場人物の心情を読み取りにくかったし、昔の事物が出てくるから情景がイメージしづらかった。

    もう少し日本の歴史や古典への理解を深めてから読み直したい。

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    2026年09月21日
  • 雪国(新潮文庫)

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    超有名作だが今まで読んだことがなかった。
    文字だけで風景・音・手触りが浮かび上がってくる。美しい描写、きれいな日本語だと思った。
    しかし物語の内容としては、妻子持ちの男が田舎の若い女の子相手に何をやっているのだとしか思えなかった。
    ちゃんとした解説を読まないと、ぼかされてて読みきれなかった事がいっぱい隠れていそう。

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    2026年09月06日
  • 少年(新潮文庫)

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    物語調というよりは、若かりし頃の日記を引用しながら、50歳の川端が今の言葉で当時を振り返る、という面白い構図になっていた。

    でも自分はやっぱり物語調の方が入り込めるかも。

    今まで川端は女性の心境描写が凄く上手だなと思っていたけど、まさか男性に対しても恋心を抱いていた時期があったとは。

    ここまで川端を惹きつけた清野、一体どんな風貌だったのか見てみたい。

    「自分は可哀想だと自分が思い込むことで、なお一層それを強くしていた」みたいな旨のことが書いてあって、
    確かに自分の気の持ち方って大事だなと思った。

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    2026年09月01日
  • 少年(新潮文庫)

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    主人公(川端)が寄宿舎生活を送っていた頃、同室だった後輩と紡いだ親交と、思春期らしい執着や依存の気配が描かれている
    愛と美に対する強烈な憧れから、美しい人間に執拗なまでの眼差しを注ぐ川端も、やがて宗教に傾倒していく後輩も、どちらも理想を追い求めるが故の孤独が匂い立つのが印象的だった
    肉体的な接触を匂わす描写もあるけれど、どこか儀式めいて感じられたのは、その触れ合いの先に、心を通わせたいという人間の感情ベースの欲求が見えてこないからかな
    思春期の危うく瑞々しい美と、それを強引に(それこそ生活費を使い込んででも美しい時計を買い求めるように)我が物にし、愛でようとする作家
    読書中、あの強すぎる眼がずっと頭から離れなかった

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    2026年08月31日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    これが初めて読む川端作品でしたが、文章が美しく好きだった。現実と幻のシャトルランすぎて銀平大丈夫か?これからどうなってしまうの、、、。創作の国語教師って変態率多いよね。そのようなものを好んで読むので、有難い。

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    2026年08月28日
  • 雪国(新潮文庫)

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    情景描写が美しすぎる。
    目の前にそのまま映ってしまうほどに没入させてくれた。
    けど物語の本筋はあんまり好みじゃないかなという感じ。
    とにかく「美」に溢れてる。

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    2026年08月21日
  • 雪国(新潮文庫)

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    雪国の温泉芸者は勝手なイメージで楚楚としたおとなしい女性だと思っていた。読んでみたら気まぐれでむしろ小悪魔的な女。そうよね、そうでなきゃ芸者なんて勤まらない。

    ただ駒子は気まぐれでちょっとおバカだけど悪女ではない。

    前々から感じていたけど、この作者、女に対する目線が冷たい。

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    2026年08月14日
  • 雪国(新潮文庫)

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    表現が綺麗だった。対比がよく用いられており、人間の描き方が上手かった。ただ展開が読み取りづらく、しばらく読まないといつの話をしているのか分からない箇所があった。注釈が過剰で、読み手に任せてほしいところをわざわざ解説してあるのは興醒めな感じがした。

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    2026年08月10日
  • 雪国(新潮文庫)

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    まだ私には早かったかも。
    言葉の言い回しとかがやっぱり難しく、内容理解するというより、ただ文字を追ってるな〜ってなることが多かった。
    もっといろんな本を読んでから再度チャレンジしたい。

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    2026年08月09日
  • 雪国(新潮文庫)

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    暑い夏に読みました。
    雪国の美しい景色と、その地で生活する人々の暮らしの描写が、何とも涼やかでした。

    登場シーンであんなにも美しく、清潔な印象を持っていた駒子が、徐々に俗っぽく、鬱陶しささえ感じさせる女になっていってしまったのは、なんとも哀しいような気がします。
    島村と出会ってなければ、彼女の人生は違っていたのかな…。

    というか、駒子は島村のどこにそんな魅力を感じたのでしょうか。都会暮らしで文化的な趣味を持つ所でしょうか?
    妻子を置いて何度もこの地に来る(小太りな)男、現代の価値観ではなかなか彼の良さは分かりづらいなあと思います。


    でも、日本を代表する文豪による、優れた文学的表現に触れることができ、良い経験になりました。

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    2026年07月30日
  • 古都(新潮文庫)

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    祭りの日に自分にそっくりな女の子に出会う話
    主人公と幼なじみの微妙な関係性とか、自分の店の将来とかそっくりな女の子との関係性について悩む姿が印象的だった
    それぞれの立場とか育った環境は自分ではどうしようもない無力感みたいなものも少し感じた
    川端康成は祭りに何か特別な意味を持たせているんじゃないかなとか思ったりした
    ふたりが出会ったのが祭りの日だったことには意味があると思う
    ふたりが幸せだった瞬間は短いかもしれないけど、すごく大切な時間だったんだろうなと思う
    京言葉?が難しかった

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    2026年07月27日