川端康成のレビュー一覧

  • 少年(新潮文庫)

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    主人公(川端)が寄宿舎生活を送っていた頃、同室だった後輩と紡いだ親交と、思春期らしい執着や依存の気配が描かれている
    愛と美に対する強烈な憧れから、美しい人間に執拗なまでの眼差しを注ぐ川端も、やがて宗教に傾倒していく後輩も、どちらも理想を追い求めるが故の孤独が匂い立つのが印象的だった
    肉体的な接触を匂わす描写もあるけれど、どこか儀式めいて感じられたのは、その触れ合いの先に、心を通わせたいという人間の感情ベースの欲求が見えてこないからかな
    思春期の危うく瑞々しい美と、それを強引に(それこそ生活費を使い込んででも美しい時計を買い求めるように)我が物にし、愛でようとする作家
    読書中、あの強すぎる眼がず

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    2026年08月31日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    これが初めて読む川端作品でしたが、文章が美しく好きだった。現実と幻のシャトルランすぎて銀平大丈夫か?これからどうなってしまうの、、、。創作の国語教師って変態率多いよね。そのようなものを好んで読むので、有難い。

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    2026年08月28日
  • 雪国(新潮文庫)

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    情景描写が美しすぎる。
    目の前にそのまま映ってしまうほどに没入させてくれた。
    けど物語の本筋はあんまり好みじゃないかなという感じ。
    とにかく「美」に溢れてる。

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    2026年08月21日
  • 雪国(新潮文庫)

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    雪国の温泉芸者は勝手なイメージで楚楚としたおとなしい女性だと思っていた。読んでみたら気まぐれでむしろ小悪魔的な女。そうよね、そうでなきゃ芸者なんて勤まらない。

    ただ駒子は気まぐれでちょっとおバカだけど悪女ではない。

    前々から感じていたけど、この作者、女に対する目線が冷たい。

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    2026年08月14日
  • 雪国(新潮文庫)

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    表現が綺麗だった。対比がよく用いられており、人間の描き方が上手かった。ただ展開が読み取りづらく、しばらく読まないといつの話をしているのか分からない箇所があった。注釈が過剰で、読み手に任せてほしいところをわざわざ解説してあるのは興醒めな感じがした。

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    2026年08月10日
  • 雪国(新潮文庫)

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    まだ私には早かったかも。
    言葉の言い回しとかがやっぱり難しく、内容理解するというより、ただ文字を追ってるな〜ってなることが多かった。
    もっといろんな本を読んでから再度チャレンジしたい。

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    2026年08月09日
  • 雪国(新潮文庫)

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    暑い夏に読みました。
    雪国の美しい景色と、その地で生活する人々の暮らしの描写が、何とも涼やかでした。

    登場シーンであんなにも美しく、清潔な印象を持っていた駒子が、徐々に俗っぽく、鬱陶しささえ感じさせる女になっていってしまったのは、なんとも哀しいような気がします。
    島村と出会ってなければ、彼女の人生は違っていたのかな…。

    というか、駒子は島村のどこにそんな魅力を感じたのでしょうか。都会暮らしで文化的な趣味を持つ所でしょうか?
    妻子を置いて何度もこの地に来る(小太りな)男、現代の価値観ではなかなか彼の良さは分かりづらいなあと思います。


    でも、日本を代表する文豪による、優れた文学的表現に触れ

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    2026年07月30日
  • 古都(新潮文庫)

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    祭りの日に自分にそっくりな女の子に出会う話
    主人公と幼なじみの微妙な関係性とか、自分の店の将来とかそっくりな女の子との関係性について悩む姿が印象的だった
    それぞれの立場とか育った環境は自分ではどうしようもない無力感みたいなものも少し感じた
    川端康成は祭りに何か特別な意味を持たせているんじゃないかなとか思ったりした
    ふたりが出会ったのが祭りの日だったことには意味があると思う
    ふたりが幸せだった瞬間は短いかもしれないけど、すごく大切な時間だったんだろうなと思う
    京言葉?が難しかった

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    2026年07月27日
  • 伊豆の踊子

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    スマホでいつでも何処でも繋がれる現代に読んでこそ、より儚さの増す美しい小説。今だと当たり前に連絡先交換して安堵することも、この時代には永遠の別れのようにぎゅっと切ないものだったんだと改めて思う。一期一会という言葉の価値も今や希薄になってしまった。主人公の気取らない性格とボロボロ涙を流す素直さにより心をくすぐられる。

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    2026年07月19日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    軽井沢が舞台ということでその文学紀行で紹介された。しかし、その湖の名前もなく、さらに幼いときの記憶があり、それが時々蘇る。気に入った女性の後をつけるというのがクセで都合3人の女性の後をつけ、最後は女性に後をつけられる。川端康成の小説特有の若い女性に触れるという一種のストーカーから変態になるという一連の小説である。

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    2026年07月13日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    タイトルの通り水に因んだ描写が多かった。みずみずしい若さ(女)への渇望、男性陣の若い女への執着が気持ち悪い程、面白い!

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    2026年07月13日
  • 雪国(新潮文庫)

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    風景や人物を絡めた描写がとても綺麗な文章で好きですか物語は不倫の三角関係の終わりに向かうようなお話であまり気持ちのいい話ではないなあと。

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    2026年07月06日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    心象風景と現実世界を行き来し、夢か現か分からなくなる。その思考と知覚の流れを文章にするのが上手く、あやふやなのに現実に近い感じがした。空の桃色と水色に目を向けられる人と、女性をストーキングする人が同一だということに悲しくなった。

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    2026年06月22日
  • 眠れる美女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    なんと言うか不思議な雰囲気の作品だった。ただ裸で隣に寝ている少女から自らの過去を思い出していく江口の姿がなんというかグロテスクというか・・・。不思議な感じで決して気持ちのいい作品ではないけど何となく引き込まれていく感じがした。『片腕』もなんとも不思議な世界。川端康成はそんなに読んだことがないけどたぶん異色な作品なんだろうな~。

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    2026年06月19日
  • 名人(新潮文庫)

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    本因坊秀哉名人の引退碁を書いた物語。川端康成は囲碁と深い繋がりがあり、揮毫した掛け軸「深奥幽玄」が日本棋院の幽玄の間にかけられています。

    病身でありながら長い月日をかけて碁盤に向かった名人。「名人はこの碁を芸術作品として作って来た」という言葉が心に残りました。

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    2026年06月18日
  • 雪国(新潮文庫)

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    ちょっと頑張って手を出してみたけど流石に難しかったです笑
    でもお気に入りのオシャレな一文を見つけたのでここに載せときます。

    『女の耳の凹凸もはっきり影をつくるほど月は明るかった』

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    2026年06月08日
  • 古都(新潮文庫)

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    移り変わる季節や京都の文化、行事が描かれていてノスタルジックな雰囲気が素敵だった。

    内容が悪いということではないけれど、空気感や風情を味わいたい1冊。

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    2026年06月06日
  • 美しい日本の私

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    川端康成『美しい日本の私』
    ノーベル文学賞受賞時の記念講演を収めた随筆である。
    随筆というのは、作品ではないため「その人となり」が現れやすい。
    海外にも翻訳されているようだが、名文の良さは日本人にしか分からない。いや、日本人であっても、その味わい深さはわからなくなってきているだろう。
    その最も大きなものは「四季の移ろい」や「侘び・寂び」である。
    ここに作者は、日本独自の美意識を見出だしており「日本らしさ」を感じる。

    よく言われることだが「西洋は自然と戦い支配し、東洋は自然の中に溶け込む」という言葉がある。
    雪、月、花という自然の美しさを愛でることは、単なる景色の鑑賞ではない。
    その存在に、心

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    2026年05月25日
  • 雪国(新潮文庫)

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    情景描写はたしかに美しかった。ストーリーの構成というよりは、日本語が持つ美しさとか表現の豊かさとか、そういうところに注目して読むのが正解なのかな。

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    2026年05月11日
  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇

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    むずかしかった…もう一回読まないと分からん…読んでも分からんかも…
    まず言葉が難しい…情景とか思い浮かべづらいし、誰が誰かわからない…

    「伊豆の踊り子」はまだ話が分かりやすく、綺麗な情景が思い浮かんで好き
    「春景色」と「温泉宿」は、川端康成自ら伊豆の踊り子よりも傑作と称していたが、自分にはまだむずかしかった

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    2026年04月04日