川端康成のレビュー一覧

  • 雪国(新潮文庫)

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    情景描写はたしかに美しかった。ストーリーの構成というよりは、日本語が持つ美しさとか表現の豊かさとか、そういうところに注目して読むのが正解なのかな。

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    2026年05月11日
  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇

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    むずかしかった…もう一回読まないと分からん…読んでも分からんかも…
    まず言葉が難しい…情景とか思い浮かべづらいし、誰が誰かわからない…

    「伊豆の踊り子」はまだ話が分かりやすく、綺麗な情景が思い浮かんで好き
    「春景色」と「温泉宿」は、川端康成自ら伊豆の踊り子よりも傑作と称していたが、自分にはまだむずかしかった

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    2026年04月04日
  • 虹いくたび(新潮文庫)

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    建築家、水原とその娘2人を中心に
    それぞれの人間関係を綴る
    戦後であっても
    なんとも裕福な家庭であるらしく
    何不自由なく生きている感じがする

    が、
    それぞれに複雑な事情が見え隠れする
    1番目の娘、百子は愛人の子
    母は自殺、百子はかつての恋人を戦争で失くす
    今は少年ばかり愛し、
    心穏やかでない生活をしている
    2番目の娘、麻子は本妻の子
    本妻は病死している
    そして京都にもう1人
    愛人との間に娘がいる
    3番目の若子
    それぞれは
    水原を慕いながら
    水原に守られて生きている

    時代を感じさせる男と女の力関係
    今なら問題ありだらけだけれど
    なぜかそこに大きな大きな愛と、抱擁力を感じる
    身勝手とも思える態

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    2026年04月02日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    ネタバレ

    雪国よりも本作の方が好きです。なぜなら雪国は島村が妻子がいる身で、年齢差のある駒子と逢瀬を重ねているという設定に違和感を覚えていたので、物語に入り込みにくかったからだ。また、駒子はそれなりの年齢で芸者の境遇なので、悲壮感があって辛い気持ちにもなりやすい。

    一方で、本作は主人公がまず若い!そして、踊り子も若く、支えてくれる家族もいるため、まだ救いがある。そのため、作中で疑問や罪悪感が湧くことが少なく、入り込みやすいと思った。

    ただ、前者の方が設定が過激な分、後者よりももののあわれな寂寥感に耽ることができた気がするので、バランスは難しい。全体的にみると、快く読めたのは伊豆の踊り子です。

    最初

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    2026年03月27日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    『みずうみ』は、筋や人物の行動を近代的な論理で追おうとすると、むしろ読めなくなる小説だと感じた。銀平と女たちの不可解さ、断片的な展開は、私たちが当然視する「わかりやすさ」や「合理性」を崩してくる。その意味で、文学でありながら文化人類学や社会学のように、近代的科学的思考そのものを相対化する作品なのかもなと思った

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    2026年03月06日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    古本屋で50円均一で売られていて、思わず買ったのがおそらく2年前。そこから長らく積読になっていたが、ついに読んだ。

    普段現代小説やエッセイばかり読んでいる身には少し難しくて、なかなか場面描写ができなかった…。難しい…。

    まだ伊豆の踊り子は読みやすかった。
    きっと作者の思考とか経験とか諸々、ものすごく反映されてるんだろうけど。
    それをすくい取れる読解力をつけたい…。

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    2026年02月18日
  • 雪国(新潮文庫)

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    冒頭の文章は秀逸。
    情景の書き振りや心情の描写が繊細で綺麗だと感じた。ただ、時代の違いで理解し難い部分や雰囲気が伝わらない箇所はある。それにしても、文章による表現の豊かさが感じられる名文学だと思った。たまにこういうものを読むことでまた本の面白さを感じられる。

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    2026年02月18日
  • 雪国(新潮文庫)

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    ネタバレ

    東京出身の冷淡男・島村
    島村に愛情をぶつける芸者・駒子
    島村が惹かれている儚い美女・葉子

    島村と駒子の恋愛における温度差
    全てを“景色の一部”としか捉えられない島村
    葉子という「幻影」、駒子という「現実」

    ラストは繭倉の火災→幻が崩壊し、現実が悲鳴をあげ、島村は独りで「天の河」の美しさに恍惚とする

    虚無感、美しき残酷、カタルシス

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    2026年02月18日
  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇

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    人物同士の関係や時代的背景を読み取るのが難しかった。また、全体を通して主人公の考えを読み取るのが難しかった。とくに青い海黒い海、

    それでいうと伊豆の踊子は易しくて、純愛というか新鮮さの溢れる作品で面白がった。

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    2026年02月12日
  • 雪国

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    確かに情景描写は凄いかもしれないけど、正直この文章に日を感じる感性が自分にはないのかもしれない…

    なぜ島村は既婚子持ちの無職おじさんなのに、駒子から行為を寄せられてたんだろう…

    あと島村と葉子の関係性もよくわからない…

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    2026年02月02日
  • 雪国(新潮文庫)

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    名著として紹介されることも多い川端康成の雪国。越後湯沢が舞台であることも有名。
    初めて手に取って実際に読んでみたが、ストーリーがあまりないように感じ、面白みを感じなかった。おそらく、ストーリーを追うのではなく、一文一文を味わうような純文学の読み方が必要。
    今の自分では魅力に気づけないのだろう。少し間を空けて、読み返してみたい。

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    2026年01月24日
  • 雪国

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    美しい情景描写。雪はすべてを覆い隠して真っ白にするのに、雪景色ってこんなに多彩に表現できるのか。外の寒々しさと対照的な温泉宿の温かさ、そこで聴こえてくる音、視覚だけでなく温度感や聴覚も文章だけで伝わる。もし、これだけの語彙力と表現力を多くの人が持っていたら、ビデオカメラは発明されなかったかも。

    それはそうと、この島村という男のどこにそんな魅力があるのかが疑問だった。島村目線でしか語られないから、駒子がどうしてそんなに惚れ込んでいるのかが分からない。超絶顔が良いとか?
    それでも私が駒子の友だちなら「そいつはやめとけ」と言いたくなるタイプ。彼女に見送られて電車に乗り込んで、物理的な距離ができた途

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    2026年01月17日
  • 眠れる美女(新潮文庫)

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    クソジ…いや江口老人への嫌悪感が凄まじくて集中できない。素直に女の子たちを愛でればいいじゃないか。自分は違う、他を老人どもと蔑む…何なんだこいつは。
    女の子たちの描写がそりゃあもうすごくてドキドキする。

    片腕、びっくりした。いきなり何!?となる。官能的〜。
    散りぬるを、ちょっと何言ってるのか分からない。

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    2026年01月16日
  • 雪国(新潮文庫)

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    未読の私でも諳んじられるほど、冒頭の一文が世間一般に浸透している本作だが、文章は予想どおりひたすらに美しかった
    一方で物語はというと想像の斜め上すぎて、序盤で「え、この女(男も)すっご…」と面食らい、終盤の展開や結末には思考を破壊され唖然としてしまった

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    2026年01月09日
  • 雪国

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    ネタバレ

    情景が目に浮かぶ、艶かしい作品だった。
    自分用メモ:東京のお金持ちのおじさんが、湯沢温泉まで旅行に行って駒子という19歳くらいの芸者を特別気にいる。あまりに清潔で美しいから性的なことはしないでいたが、女の子の方が惚れ込んでしまう。だからもう来るのやめよ、って思って終わり
    蜻蛉トンボ

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    2026年01月09日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    ページをめくるほど幻想と現実が複雑になっていく
    そして最後ははっきりとした現実に戻る
    自分がそこにいるような感覚で読み進められた

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    2025年12月25日
  • 眠れる美女(新潮文庫)

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    小説なので何を書いても良いとはいえ、3篇のどれもなかなかに背徳的で反社会的な要素に満ちている。
    「眠れる美女」は情景を想像すると絵面の気持ち悪さが先に立ち、細かな描写が入ってこない。「片腕」にも共通するが、あまり抑揚のない話であり、どこで終わっても良さそうなのに結末だけが突出しているようにみえてしまう。
    「散りぬるを」は事件に題材を借りたフィクションなのだが、被害者が実在する以上、今だと何かと物議を醸すことになりそうだ。「狂気による犯罪のほうが正気の犯罪よりも悪である」等の認識は通常の法理を突き抜けているが、今もこうした理由のよくわからない事件は度々起り、真実や動機も結局は裁判の作文の中で片付

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    2025年12月21日
  • 雪国(新潮文庫)

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    以前山の音を読み、その日本的感性美に惹かれて雪国を読み始めた。はいいものの、正直にいうと令和を生きる私にはなかなかそもそもの情景把握が難しく、寝落ち本となってしまい…サクッと読める分量のはずなのに、珍しく1週間ぐらいかかった。

    心理描写が少なくて情景描写が多いことは分かっていたけど、注釈を読んでも背景知識の不足により全体像は分からないまま読み終わっちゃった印象。だしむしろ注釈が邪魔してしまったかも

    最後の解説で和歌的だという言葉が一番納得したしもはや印象的になってしまったまである。なんか当たり前だけど当時の時代を生きていた人が知っている花も作家も古典も知らないわけで、それが哀しい。もっと色

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    2025年12月19日
  • 雪国(新潮文庫)

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    この作品は全編主人公の一人称視点で展開されながらも、当の主人公の想念や哲学については余り書かれず、人格の主張が極力抑えられている。これにより、主人公は、雪国に住む2人の女性の性状を映す視点を読者に提供する装置としての役割を果たす。この視座に立つと、冒頭のあの印象的な場面、雪国行の汽車の中で、主人公が窓の反射越しに女を眺めるあの構造は、これから展開する、読者が主人公という鏡の反射通して女性達を見るという構造に合致する。又、窓の反射越しの女性と、窓の向こう側の灯火が重なるというのも印象的に描かれる訳だが、火というのは殊雪国故に生活に必要不可欠で、されども雪国故に気温や湿度によってより不安定なのであ

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    2025年11月20日
  • 雪国

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    2年前から、#雪国リトリート というプロジェクトをお手伝いさせていただいております。関わり始めて以来、何度となく、”国境の長いトンネル”を抜けて雪国に行っております。

    湯沢あたりでは、そこかしこで「川端康成」の面影を感じており、いつか読んでみようと思っていた、こちらの名作。

    私自身、純文学というものにあまり馴染みがなく、どういう気持ちで読んだら良いのか、まだ掴めないでおります。ただそれでも、登場人物それぞれの人間らしい弱さは、すぐそこに感じるようなリアルさがあり、胸を締め付けるものがありました。

    そして、どこか醸し出される情景や心情の雪国らしさ。南国のような突き抜けた優しさではなく、どこ

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    2025年11月20日