【感想・ネタバレ】雪国(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

新緑の山あいの温泉で、島村は駒子という美しい娘に出会う。駒子の肌は陶器のように白く、唇はなめらかで、三味線が上手だった。その年の暮れ、彼女に再び会うために、島村は汽車へと乗り込む。すると同じ車両にいた葉子という娘が気になり……。葉子と駒子の間には、あるつながりが隠されていたのだ。徹底した情景描写で日本的な「美」を結晶化させた世界的名作。ノーベル文学賞対象作品。(解説・竹西寛子、伊藤整、堀江敏幸)

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ネタバレ

マジ描写キレイすぎて度肝抜かれる、雪国だからこそこのなんとなーくすれ違ってる感じが儚くてちょー綺麗、最高。自分も国境の長いトンネル抜けたい

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2026年06月05日

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何度読んでも、美しい詩のような作品。具体的なロケ地をもちながら抽象的で、鮮烈な感覚に目が冴える。孤独で空っぽの主人公はのらりくらりとして、真剣に今を生きる女たちの表層しかなぞれない。不誠実なようでいて、真摯に刹那的な美に向き合っているとも言えるのかもしれない。

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2026年05月28日

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葉子は美しく、しかし後になって気違いだとわかる。その事実にショックを受けつつも作中で葉子はそれを少しも見せない。ただひたすら、美しい人として立ち現れてくる。

物語は主人公と駒子を軸に進んでいくのに、自分の心を震わせたのは葉子のほうだった。彼女がほしいという感情ではなく、なりたいという感情に近い。生き方と儚さに強く惹かれた。

自分は男性で、気も確かで、便利な時代に生きていて、美しくもない。どうやっても葉子にはなれない。それでも物語の中に差し込まれるあの異物感のある存在が羨ましく映った。

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2026年03月18日

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ネタバレ

あまりにも純粋で美しく流麗な文章

衝撃的なあのラストシーンによって、今まで読んでいた物語のジャンルが大きく変化するわけだが、そもそも最初からこのラストシーンに向けて走っていたということを読者が思い知らされるというわけで、あまりにも巧みな造りに呆然とさせられる

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2026年02月18日

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『雪国』を読んで気づいたんだ。 愛って、いつも劇的に実るものばかりじゃなくて、ただ相手を見つめることだったり、言わないまま胸にしまっておくひと言だったり、冬の夜に並んで歩く足音みたいなものでもあるんだなって

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2025年12月18日

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初川端康成
これほど日本語を巧みに操り、情感溢れる表現の文章は読んだことがない。ただひたすらに美しい。

映画や絵画や懐かしい記憶からふと蘇る、匂いや空気をともなう鮮明な記憶。そういうものを届けてくれる文章。

例として一文引用
弱い光の日が落ちてからは寒気が星を磨き出すように冴えて来た。

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2025年09月17日

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川端がみていた世界は、柔らかく繊細な飴細工のような世界だったのかなと思った。
2人の女性の間で揺れる男性の心情が描かれていたのに、優しい気持ちになった。現実世界だったら嫌なやつと思うはずなのに、不思議。

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2025年09月09日

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駒子(こまこ)は肉体・現実・生命。駒子は嫉妬し、泣き、怒る。感情が濃い。身体感覚が強い。肌・酒・汗。具体的な温度。一方、葉子(ようこ)は精神・幻影・死。現実感が薄い。顔より先に声(悲しいほど美しい声)。しばしば遠くから見られ、光や反射の中にいる(鏡のような窓に映る娘の顔)。雪国の風景から生まれた幻のような存在。そんな葉子が火事の中、突然「重力」を持って落ちる。窓の反射や遠い声として存在していたものが肉体として落下する。幻が肉体に、観念が現実に、美が死によって物質化。島村の「美しい雪国」は揺らぐ。火事、悲鳴、墜落、死体。生々しい現実が侵入してくる。島村は夜空に浮かぶ天の河を見上げ、巨大な宇宙の感覚に溶けていく。川端康成『雪国』1948

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頭が澄んだ水になって、それがぽろぽろ零(こぼ)れ、その後には何も残らないような甘い快さ。川端康成『伊豆の踊子』1926

どれだけ現世を厭離(えんり)しても、自殺はさとりの姿ではない。川端康成『末期の眼』1933

別れる男に、花の名を一つ教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。川端康成『化粧の天使達・花』

海辺にある秘密の宿。特殊な性風俗店。紹介制。客は老人。老人が金を払い、裸の若い娘と密室で一夜を過ごす。娘は睡眠薬で眠らされており、反応はない。相互的な性愛でなく、一方的に老人が若い生命のぬくもりに触れる。死体
『眠れる美女』1960

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2026年05月11日

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ネタバレ

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」

どれだけ多くの人が本作に対する感想で、
この一文を抜き出していたとしても、やはりこれを書かざるを得ない。


3人の登場人物、島村、駒子、葉子と1人の語り手。
新潟 越後湯沢を舞台としたこの作品は、
人間の渇望を主題に据え、その中で愛や救済を例として美とはなにか、を探求する。

私が持ったこの作品の特徴は、何よりも美しい情景描写であった。冒頭の一文はもちろんのこと、沈みゆく夕陽がもたらす山の影。積もりゆく雪への繊細で極めて視覚的な表現の数々を例として、自然を描き出す。

一方、島村が見つめる、駒子や葉子の声や視線、動作は自然を描き出すそれとは若干に一線を画し、
その全てに自然にはない温度を感じさせる。

こうした中でもたらされたラストの繭倉での火事のシーンは、これら全ての衝突として温度を感じさせる。


しかし、最後の数々の解説から、
どうやらこの作品には島村の空虚やそれを映し出す多くの隠喩が散りばめられているようである。

全てを書き切らないことによる創造性の増幅は
単なる読者への配慮や想像の委任ではない。

特に天の河が描き出される終盤の情景。
島村と駒子の関係性をまさに織姫と彦星に準え、
そしてそれが冒頭の一文、

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」

へと繋がる。2人の関係性における時間的な限定性をこの一文が暗喩しているのだ。


何度でも何度でも、
再びこのトンネルを抜けることで雪国へと飛び込み、
この旅で見つけ出せていない様々な表現や仕掛けの数々を我々は楽しむことができる。

それこそがこの作品の持つ魅力である。

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2026年06月07日

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かの有名な冒頭。
改めて読むと、鳥肌が立った。
暗から明へ。閉塞から解放へ。夜の闇の底に光る白い雪。トンネルに響く列車の音が雪に吸われて静かになる情景まで浮かぶ。

東京からやってくる島村と、雪国の芸者、駒子。そして列車で向かいの席に座っていた葉子。

ともに同じ部屋で寝ているのに、二人が交わったかどうかの描写が一切なく、キスすら明示されない。関係がないことはなかろうが、あえて書かれないことで、不倫には違いないのに、純愛のように映る。

印象的なシーンは多い。
列車から見える夕景色と重なる、車内の葉子の顔。
揺れ動く感情を抑えつつもそうできなくなる駒子。
「いい女」の箇所はなかなか理解できなかったが、解説を読んで理解できた。

特に、天の河の描写による示唆が沁みた。

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2026年06月02日

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雪国の山村の情景描写が美しい
美しい描写が多すぎて抜粋箇所に困る

わかりやすい起承転結・プロットの面白さというよりも、美しい日本語と美しい日本の情景を求めて読むなら間違いない一冊

雪山、養蚕、温泉の描写に先日訪れた白川郷周辺の風景を思い出した。たまたまだが読むタイミングとしても良かった。

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2026年04月14日

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川端康成は『片腕』ぐらいしか読めていないので更に鑑賞していきたい。
本作を読んで感じたのは「鋭い美的感覚」である。
最初の電車からの風景と葉子を重ねるシーンしかり、駒子の身体的描写しかり、考えたことはないけれど心に沁みる表現が沢山あった。具体的でないのに、漠然とした形を伴って強い迫力があった。
また、天の川や徒労という言葉は駒子との悲劇的な終着点を想起させる。しかしそんな二人の関係には、読者の目を離させない美しさと空虚さがあった。
葉子の美しさは惹かれるものだが、同時に駒子を想起させる装置のように感じた。

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2026年04月08日

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ネタバレ

雪深いところにある旅館にてお借りして数時間で読破。雪国の美しさと物悲しさを感じさせる物語で、タイトルが良いなぁと思った。

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2026年02月28日

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初めての川端康成
こんな物語だったんか
中高生向けの図書ではない気がするが、時代か
女性はどう読むのだろうか、コレを

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2026年02月02日

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日本語とそれにより紡がれる情景がとにかく美しくて、話自体は結局何を伝えたいのかよくわからなかったけど、心の豊かさを得た気がする。

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2026年01月24日

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雪国の情景が浮かぶような、素敵な日本語で埋め尽くされています。
当時の若い芸者が過ごしている日常なども鮮明で、そこを背景に男女の複雑な心境や境遇が書かれています。
島村の無為徒食な人生とは違って、芸者の苦労などが垣間見え、大人の恋愛というよりは悲哀の小説でした。

特に葉子が切ない。
島村が気の向くままに突然「墓参りをしよう」などと言い出す自由奔放な性格が、女を翻弄する男の心情を明確にしていると思いました。

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2026年01月18日

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ネタバレ

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
という冒頭はあまりにも有名である。


導入の初めこそ、この指だけは女の触感で今も濡れていてなどと現代的には気持ち悪いことを言うものだと感じたが、
つまり娘の眼と火とが重なった瞬間、彼女の眼は夕闇の波間に浮ぶ、妖しく美しい夜光虫であった。p11
などなど、近くの座席で葉子を観察していただけの描写なのだが、とても魅力的な女性に思えてきた。
読んでいるうちに、気づけば世界に入っていた。
終わり方は知らなかったので意外だった。

女がふっと顔を上げると、島村の掌に押しあてていた瞼から鼻の両側へかけて赤らんでいるのが、濃い白粉を透して見えた。それはこの雪国の夜の冷たさを思わせながら、髪の色の黒が強いために、温かいものに感じられた。p37

駒子は待合室の窓のなかに立っていた。窓のガラス戸はしまっていた。それは汽車のなかから眺めると、うらぶれた寒村の果物屋の煤けたガラス箱に、不思議な果物がただ一つ置き忘れられたようであった。p83

雪のなかで糸をつくり、雪のなかで織り、雪の水に洗い、雪の上に晒す。績(う)み始めてから降り終るまで、すべては雪のなかであった。p149

島村はどきっとしたけども、とっさに危険も恐怖も感じなかった。非現実的な世界の幻影のようだった。硬直していた体が空中に放り落とされて柔軟になり、しかし、人形じみた無抵抗さ、命の通っていない自由さで、生も死も休止したような姿だった。p171

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2026年01月07日

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冒頭の雪国までの車窓の描写が美しすぎた。
川端康成は、日本の自然の細部に宿る美しさを描写するために、人物を配置しストーリーを紡いでいるのかなと思った。
色事などの直接的な描写をせず、全体的に行間を読ませる作風のため、好みは分かれるかもしれない。
(おそらく私が学生の頃に雪国を読んでも、主人公と駒子の関係を理解できず、読後の後味も悪かっただろう)

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2025年10月24日

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自分は九州出身なので、“雪国”ってだけで静謐な異界に突入した気分ですが、雪国出身の人だと感じ方が違うのかな?でもトンネル抜けちゃったりすると、そこはもう異界ですね。そう言えば伊豆の踊り子でも冒頭でトンネル超えてましたね。

前半では「川端康成って歳とっただけで、やってることは伊豆の踊り子の頃と変わんないじゃん」と言う身も蓋もない感想が頭を過ります。大人になってズルく図太くなっていますね。時代性なのか主人公の出自によるものなのか、鈍感な一面は相変わらずです。一方で駒子にはある種の純粋さも垣間見えます。駒子に見送られて雪国を離れるまでで話が一つ完結している感じ。

東京の妻に「田舎の蛾に卵産みつけられんじゃないわよ」(こんな下品ではありませんが)と釘を刺された後半は、駒子との関係も少し倦んできます。前半で垣間見えた駒子の生きづらい純粋さを、後半では葉子が肩代わりして持っている感じ。しかし、女性の唇をヒルに例えて美しいと言う川端はヤバいですね。

10年後に書き足されたと言う最終章・雪中火事は、星降りしきるなか舞い上がる火の粉、沸き起こる水煙、誰もが幸せになれないカタストロフでありながらも凄絶に綺麗。
でも必要ですかね?
駒子はまた重荷を背負わされた気がします。


読み終えて数日、思うように感想が書けず改めて読み返してさらに数日。手強かったです。

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2026年03月05日

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ちょっと頑張って手を出してみたけど流石に難しかったです笑
でもお気に入りのオシャレな一文を見つけたのでここに載せときます。

『女の耳の凹凸もはっきり影をつくるほど月は明るかった』

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2026年06月08日

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情景描写はたしかに美しかった。ストーリーの構成というよりは、日本語が持つ美しさとか表現の豊かさとか、そういうところに注目して読むのが正解なのかな。

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2026年05月11日

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冒頭の文章は秀逸。
情景の書き振りや心情の描写が繊細で綺麗だと感じた。ただ、時代の違いで理解し難い部分や雰囲気が伝わらない箇所はある。それにしても、文章による表現の豊かさが感じられる名文学だと思った。たまにこういうものを読むことでまた本の面白さを感じられる。

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2026年02月18日

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ネタバレ

東京出身の冷淡男・島村
島村に愛情をぶつける芸者・駒子
島村が惹かれている儚い美女・葉子

島村と駒子の恋愛における温度差
全てを“景色の一部”としか捉えられない島村
葉子という「幻影」、駒子という「現実」

ラストは繭倉の火災→幻が崩壊し、現実が悲鳴をあげ、島村は独りで「天の河」の美しさに恍惚とす

虚無感、美しき残酷、カタルシス

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2026年02月18日

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名著として紹介されることも多い川端康成の雪国。越後湯沢が舞台であることも有名。
初めて手に取って実際に読んでみたが、ストーリーがあまりないように感じ、面白みを感じなかった。おそらく、ストーリーを追うのではなく、一文一文を味わうような純文学の読み方が必要。
今の自分では魅力に気づけないのだろう。少し間を空けて、読み返してみたい。

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2026年01月24日

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未読の私でも諳んじられるほど、冒頭の一文が世間一般に浸透している本作だが、文章は予想どおりひたすらに美しかった
一方で物語はというと想像の斜め上すぎて、序盤で「え、この女(男も)すっご…」と面食らい、終盤の展開や結末には思考を破壊され唖然としてしまった

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2026年01月09日

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以前山の音を読み、その日本的感性美に惹かれて雪国を読み始めた。はいいものの、正直にいうと令和を生きる私にはなかなかそもそもの情景把握が難しく、寝落ち本となってしまい…サクッと読める分量のはずなのに、珍しく1週間ぐらいかかった。

心理描写が少なくて情景描写が多いことは分かっていたけど、注釈を読んでも背景知識の不足により全体像は分からないまま読み終わっちゃった印象。だしむしろ注釈が邪魔してしまったかも

最後の解説で和歌的だという言葉が一番納得したしもはや印象的になってしまったまである。なんか当たり前だけど当時の時代を生きていた人が知っている花も作家も古典も知らないわけで、それが哀しい。もっと色んな教養つけて、また読み返したい絶対

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2025年12月19日

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この作品は全編主人公の一人称視点で展開されながらも、当の主人公の想念や哲学については余り書かれず、人格の主張が極力抑えられている。これにより、主人公は、雪国に住む2人の女性の性状を映す視点を読者に提供する装置としての役割を果たす。この視座に立つと、冒頭のあの印象的な場面、雪国行の汽車の中で、主人公が窓の反射越しに女を眺めるあの構造は、これから展開する、読者が主人公という鏡の反射通して女性達を見るという構造に合致する。又、窓の反射越しの女性と、窓の向こう側の灯火が重なるというのも印象的に描かれる訳だが、火というのは殊雪国故に生活に必要不可欠で、されども雪国故に気温や湿度によってより不安定なのであって、これが芸者として地方の山奥で働く女性の寄る辺なさ-絶対に結ばれない男にいつまでも囚われている-やその切なさというのを暗示しているようにも捉えられる。そう考えると、最後火災の場面を以て幕を閉じるというのが看過出来なくなって来るが、同じ芸者でありながら、そして同じように男を失っておきながら、一方がその火災に巻き込まれ、一方がその火災を見る側に回ったのは、やはり後者が未だ主人公との関係にしがみついていられている事と関連があるのではないか。まだテキストを一度卒読しただけで思い付きでここまで書いてみたが、今気づいた点だけでも様々に解釈出来そうではあって、大変興味深い。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

オーディブルで聴いてしまって、ちょっとよくわからないまま聴き終えた。
理解が浅いのは、私の気が違うからかな

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

場面展開が特に難解で、わかりづらかった。
いつの間にか場所や時間が変わったり、別れたと思ってた人がまだいたりする。映画やドラマの「カット」のように見ればまあ面白いのかなという気もした。
最後についている「解説」を読んで、「島村」、「駒子」、「葉子」の象徴的役割がようやくわかったので、二回目以降に読むのなら面白く読めるかなと思った。初読はそんなに惹かれなかったが、二回目からいろいろ知った上で読み直すと化ける本なのかもしれない。

川端康成は初めて読んだと思うが、状況把握をするのが難しい作家だなと思った。次は『山の音』を大学の後期の授業で読む予定なので、そっちに賭けたい。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

直接表現少なく婉曲表現のため想像と解釈が難しく感じました。情景描写、色の使い方がとても美しいことはわかりました。

〜〜〜

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。

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2025年08月04日

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