川端康成のレビュー一覧

  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    久しぶりに読破。大人になってから読むと、コンプライアンス面における時代の差に違和感を覚えてしまい、純粋に楽しめない。

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    2024年08月12日
  • 雪国

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    島村と駒子の愛が切なく語られる。終始2人の心情と行き来のやり取りが語られるが、最後のドラマチックな場面と天の川の美しさが交互に描かれる部分が壮大だった。

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    2024年07月20日
  • 古都(新潮文庫)

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    なかなか時代的な感覚として難しかったけど、綿谷女史の解説が分かりやすかったおかげですとんと落ちた。
    登場人物たちの心の動きと四季折々の京の様子、現代の京都と重なるところと違うところのギャップも味わえて、面白い作品だと思う。

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    2024年07月12日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    川端康成55歳の作品。
    少女少女少女。見目麗しい少女や娘に異常に執着し、つけ回す。安定の川端康成だと思っていたら、赤ん坊が出てくるあたりで怪しくなりました。土手の中を這い回る赤ん坊は明らかに人外のもの。これまでの物語りもすべて銀平の幻想だったかも知れません。もう一回吟味しながら読む必要がありそうです。

    以下、思ったことを徒然に。

    冒頭は硬質のクライム小説を思わせる書き出しでおやっと思いましたが、湯女を相手に語りだすと直ぐにキモいオッサンに変わりました。銀平の女慣れしていないキョドった態度と口調、流石です。

    つけられる女のほうにも快感が生じると言う考えは観念としては妖しく魅惑的だけれど、現

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    2024年07月01日
  • 少年(新潮文庫)

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    川端康成の言葉は重みがありすぎる。
    彼であるからこそ語られる言葉であるが、読み手が快く受け取るものかと問われれば、難しいものがある。

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    2024年06月19日
  • 少年(新潮文庫)

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    初川端康成。
    宮本と仮名し青年時代の清野との日々を綴ったもの。
    長らく日記を続けた同士であり清野には川端が唯一信頼できる相手だった様子。
    本書を書いた後、川端は日記を処分したそう。
    友のような恋人のような名をつけられない関係性だなとおもった。

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    2024年06月10日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    恥ずかしながら初めて川端康成さんの作品をまともに読みました。ノーベル賞作家であり日本の近現代を代表する文豪であるのは良く存じていますが、実際に作品を読んでみた感想は、と言うとなかなか表現するのが難しいです。
    純文学とはこういうものなのでしょうか…
    あまり好みの作風ではなく難解でした。しばらく期間をおいて何度か読み直してみようと思います。

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    2024年05月12日
  • 少年(新潮文庫)

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    日記や手紙を記録的に書き連ねたもの。

    川端の不純のなさ、エロスを書いても下品にならない上級さはやっぱり良い、白や水色など清らかで涼しげな色を感じさせる。

    清野の手紙は重くて、暗くて、自意識過剰で、縛りを感じる。川端はその感情を文を書くことによって消化させているからそこまでのグロさは感じない。
    けどむしろわたしは、清野に共感してしまった。
    自分を受け入れてくれた1人を己の存在価値の裏付けに利用して、相手なら全てを受け止めてくれると信じ、その人の存在を自分を支える柱とする。けれどその柱は不安定で時には目に見えなくなってある種の幻覚ではなかったのかとすら思う。
    深い感情を覚えた相手に程、醜くて自

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    2024年05月10日
  • P+D BOOKS 遠い旅・川のある下町の話

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    川端康成にこういう青春群像劇的な作品のあることを知らず。
    「川のある下町の話」は3人の女から思いを寄せられる医学生・義三の話。彼らの人間模様を通じて、戦後動乱機の社会混乱も垣間見える。

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    2024年04月16日
  • 伊豆の踊子

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    川端文学は本当にわかりにくく、内容についていけないことが多い。名著という読破ノルマ感から、やっと読んだが何も心に刺さらず残らず。

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    2024年03月31日
  • みずうみ(新潮文庫)

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    川端康成の文庫本としては、「山の音」「眠れる美女」に続いて3冊目になる。主人公の桃井銀平、回想の中で回想をしていることが多いので、ものすごく不思議な感じだった。少女の黒目がみずうみに見える、その黒い瞳のみずうみのなかで泳ぎたい、という描写がものすごく印象に残っている。

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    2024年02月14日
  • 伊豆の踊子(新潮文庫)

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    川端康成作品は初めて
    表現が独特で大事な展開もさらっと全体の一部になっているという印象
    裏返せば抑揚がないように見えたが自分の理解力不足、精読能力のなさから感じるものかもしれない

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    2023年12月23日
  • 虹いくたび(新潮文庫)

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     美しい情景が脳裏に浮かび冬の箱根や京都を旅してみたくなりました。日本語が美しくて、70年でここまで変わった要因はなんだろう?とか、花街言葉はかわいいけどややこしいなとか、東京から京都まで《銀河》で10時間。ボオイも乗ってるらしい。とか、余計な事も考えつつ時間をかけて読み進めました。

     「夕霞んで」という表現が出て来たんだけど、もちろん使った事なくて、なんとなく分かるような分からないような、、、。

    三姉妹に共感する事は出来なかった。時代が変わり、女性の置かれてる立場や意識が変わったからなんだろうな。
      
     

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    2023年12月14日
  • 古都(新潮文庫)

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    初めての川端康成。
    冒頭のもみじの木の幹に一尺ほど離れて2つのくぼみがあり、それぞれのくぼみに毎春すみれが咲く。近いようで交わることのないように見えるすみれが、千重子と苗子を表しているのだろう。
    そのあとに描写される亀壺のなかで一生を終える鈴虫たち。この亀壺も盆地の京都という本作の舞台を指しているのだろうなと思った。
    『古都』というタイトルの通り、京都の有名な寺社やお店、年中行事がふんだんに作中で描かれる。京都の地理に詳しくない人でも楽しめると思うが、詳しい人はより楽しめるはず。伝統的な建物の中に、今も残る北山の植物園が京都にとって新しい場所として出てきてスパイスを効かせているような感じだった

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    2023年10月31日
  • 伊豆の踊子

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    川端康成独自の文章であり、心情や文章の意味を理解できないこともあり、何度も行ったり来たりして、考えながら読んだ。何度か読み込んで、情景を細かく想像すると、きっとたくさんの感情に気付けるんだろう。当時の時代背景も照らし合わせて読み返したいと思う。

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    2023年08月07日
  • 雪国

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    名著と言われているから読んでみたが、
    物語の内容としては平坦で少し退屈に感じる場面もあった。
    だが、それを許容して読み進められるほど、描写、特に情景の描写が丁寧かつ美しく、雪国出身の自分にはありありと想像できて旅の哀愁を感じられて心地よかった。

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    2023年06月30日
  • 少年(新潮文庫)

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    川端康成にとって、尊く瑞々しい記憶のカケラ。
    男女にはない、男同士の思慕や憧憬。言葉で形容することの難しい感情。それらを羨ましくすら思う。

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    2023年05月28日
  • 伊豆の旅

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    川端作品はいくつか読んだけど、有名どころの雪国は嗜好にあったけれど、伊豆の踊子の良さは実はさっぱり見いだせなかった。
    この伊豆の旅には、川端さんが長年、第二の家の様に逗留した湯ヶ島の湯本館での滞在記に近いものなど、伊豆における文豪の素顔も垣間見れる短編集となっていて、ちょっと面白い。

    川端ファンなら、同じ過ごし方をしてみたくなるかもしれない、るるぶ前の観光本といった趣。

    伊豆序説は、そのまま数ページで伊豆の紹介文。
    伊豆温泉記は、昔の仲居さんのちょっと商売女的な様子(お客と混浴したり)や、湯質、湯ヶ島以外の伊豆の温泉、文壇友人の来訪した際の思い出など。
    正月三が日から、伊豆の帰りまでは小説

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    2023年05月23日
  • 伊豆の踊子

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    ちょっとまだ僕には早かったかもしれない。。というのが率直な感想でした。
    タイトル名でもある「伊豆の踊り子」は確かに面白かったのですが、ふーんなるほど。。としか思えなかったのがまだ浅くしか読めていないのかな?と考えたり
    そのほかも十分に読めるんですが、途中から目が滑っていく感じ。。
    もう少し他の本も読んでみてから、あるいはもう少し歳を取ってから読んでみるとまた他の感想が思い浮かぶのかもしれないので、またトライします。

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    2023年05月19日
  • 古都(新潮文庫)

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    美しくもままならない姉妹愛、親子愛。双子のくだりが出てきたところからページを捲る手が止まらなかった。

    親子愛、姉妹愛の爽やかな美しさを描いている。身分の違いのままならなさを、身分が高い側の千重子の側から描いているのも面白い。京言葉が新鮮だけど、印象深くて頭の中でつい同じ言葉を使ってしまう。

    背景となる京の四季がメインテーマのようにも思えるくらい色んな姿が描かれている。杉山は3回描かれるが、どれも違った姿で、情景が浮かび上がってくるようで素晴らしい。

    太吉郎の盆栽と日本論は面白かった。

    身分違いとなってしまった双子の行く末がなんとなくわかってしまうんだけど、それでも先が気になって読むのが

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    2023年05月13日