川端康成のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
角川ソフィアの「先人に学ぶ」シリーズに、随分お世話になっているなあと思う。
何をどのように編むか、というのはその人の主観もあって、でも普遍性も必要で、難しい作業ではないだろうか。
今回は「美と日本文化」をテーマとした作品を再編集したとのことだ。
私が読みたかった「美しい日本の私」。
解説には最初「美しい日本と私」であり、英語でも「Japan the Beautiful and Myself」であるのだが、川端の手によって「と」が「の」に変えられたという。
これだけでも、もう充分に面白い。
こうして同じテーマを追いながら編んでいくことで、似通ったもの、根底に流れている思いが浮かぶ。
「す -
Posted by ブクログ
川端康成自身が短編を選び、解説を加えたもの。
以下の感想以外の短編も目を通しましたが、
言い回しや、歴史背景などがよくわからず、挫折しました・・・。
☆伊豆の踊子
自分が孤独根性で歪んでいると、反省を重ね、
その憂鬱に堪えかねず旅をしたが、
旅で出会った踊子がとても純粋で可憐であり、
恋愛ともまた違う好意が芽生え、
主人公を心身ともに清らかな気持ちにさせてくれた。
読んでいて、きれいなきもちにさせてくれると思いました。
今のロリコンとかと通じるものがあるのかなぁ。
いや、そんなことは無いはず!
描写がとても美しかった。。
☆春景色
絵かきとその恋人が田舎で生活をする様子を、景観の描写を豊 -
Posted by ブクログ
荒木飛呂彦がカバー画を描いていたので買ってしまいました。
ま、完全にやりすぎでしたが。
孤独な生涯を送ってきた20歳の主人公が旅先で出会う14歳の旅芸人の踊り子に恋をしてしまう、題名作「伊豆の踊子」。
若さゆえの淡い恋心に揺れる主人公の行動がいじらしい。
が、時代が違いすぎて感情移入できなかったため、★ひとつ減。
それよりも注目すべきは収録されている他4篇の短編。
川端康成の表現力に圧倒される。
川端が15歳のときに書いた日記を、のちに自身で注釈を付けくわえた「16歳の日記」。
そのスタイルだけでも新鮮だが、死の間際にいる祖父との会話を【この世の声ではない】と表現するな