川端康成のレビュー一覧

  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇

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    昔、伊豆へ旅したときの風景や空気を思い起こしながら読みました。
    仄かで優しい人と人とのつながりが丁寧に表現されていて、決して大団円というわけではないラストシーンにも、なにか清々しい印象。
    「旅は道連れ」を地で行く物語ですが、現代ではなかなかあり得ないよなあと思うと、少し寂しい気持ちになりました。

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    2015年08月29日
  • 美しい日本の私

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    川端康成が、このような随筆を書いていたとは知りませんでした。
    文化という中から「美」という側面を切り出し、
    日本の古典文学なども例に挙げて語っているようです。
    私のような凡人にはよく分かりませんが、ある意味鈍感でもあり、鋭敏でもあるという不思議な感覚を覚える文章です。
    いずれにしても、「文化」というものは、長い時間をかけて育まれてきたものが多いのでしょうし、そのようなことに対しての歴史を知ることや、自分なりの理解をもつことが大事だと思わせられます。

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    2015年04月30日
  • 伊豆の踊子

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    太鼓の音が聞こえなくなるとたまらない気持ちになる主人公を可愛らしいなと思ったり(伊豆の踊子)、なんでこんな風にぶった切るんだろうと不思議に思ったり(招魂祭一景)。

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    2015年01月12日
  • 伊豆の踊子

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    禽獣、二十歳のぶった切り感がすごい。二十歳に至っては「このクズもういい」と著者が主人公を捨てたのではと勘ぐってしまうほど。

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    2014年08月27日
  • 女であること

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    文章がきれいだからすらすら読める。
    男性が書いているとは思えないくらい、女性の内にある嫉妬や愛憎、気持ちの高まりがよく書かれている。
    怖いくらい。
    市子みたいな女性になりたいですね

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    2014年08月25日
  • 愛する人達

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    ほくろ以外だいたい読みました。ほくろは、無理だった。
    表題作の「母の初恋」が、よかった。女の子が川端さんが得意そうな感じ。ほんのり切なくきれいな話。
    「夜のさいころ」も好き。サイコロの一の目は結局どういういうことなのか気になる。。

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    2014年08月16日
  • 伊豆の踊子

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    前々から読みたいと思っていたのだが、大学受験で問われそうだから読んでみた。一回読み終わったら、もう一度読み返すと違った視点が見えてくる。差別問題や主人公の踊り子への思いだったり、短いながら納得させてしまう川端康成は上手い。美しい文章で自然と情景が浮かび上がってくる。澄み切った空気の良い匂いなんだろうなあ。

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    2013年10月14日
  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇

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    微妙でした。

    「伊豆の踊り子」は面白かったですね。
    以前に、吉永小百合-高橋英樹版の映画を観たことがあったおかげで、
    世界観が映像的にイメージしやすかったからかもしれません。
    ただ、やっぱりこの人は文章がスゴク上手いなあ、と。

    それ以外は、なかなか微妙。
    「伊豆の踊り子」も川端康成が若い若い頃の短編なんですね。
    それ以外もこの短編集はすべて、どうやら川端康成の超・若い頃の短編集。
    で、この短編集の中で伊豆の踊り子だけが有名なのは、納得がいきます。
    映画になっているから、ではなく、コレだけが映画になった、ということ。
    踊り子一行の無垢な、でもなかなか苦労の絶えない存在が、(少なくとも男性読者

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    2013年08月13日
  • 伊豆の踊子

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    川端康成の短編集。
    収録作品→伊豆の踊子/青い海黒い海/驢馬に乗る妻/禽獣/慰霊歌/二十歳/むすめごころ/父母/
    夏休みと言えば、伊豆の踊子で読書感想文を書いた記憶がある。装丁が可愛くて購入。十何年ぶりの川端康成。

    女性が美しい。
    純粋な可愛さに、妖艶な美しさがある。

    一番好きなのは「むすめごころ」。吸い込まれるように読んだ。所作が美しい女性は女から見ても惚れてしまう。恋心にも似た愛情を持つ気持ちは分かるなぁ。
    「驢馬に乗る妻」もそうだけど、男を紹介しておいて忘れられないでいるパターン。恋愛って好き同士が結ばれるとは限らない。失ってから気づく愛もある。

    一行感想。
    普段、文学読まない人の

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    2013年07月20日
  • 女であること

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    主人公の市子と同じ家に暮らす二人の若い女性の(男性をめぐる)行動と心理描写に重点が置かれた小説.
    ここに書かれた女性の心の動きが,女性にとって,どれだけリアルなものなのか,あるいは男性の視線からみたものに過ぎないのか,実際のところはわからないけれど,私には少々表面的・類型的に思われてしまった.そのことで通俗小説にかなり傾いている感じがする.また物語の終わり方も含めて古くささも感じてしまう小説だった.そしてちょっと長い.

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    2013年03月15日
  • 女であること

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    さすが文章は、端麗。ただ、鋭く女性の本質をつきすぎて、夢見がちな私にはちょっと気持ち悪かった。そうなんだけど、もう少し夢をみせて欲しい。。私は、谷崎派。どうせ語るならマドンナ論歓迎。

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    2013年03月08日
  • 虹いくたび(新潮文庫)

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    母親の違う3人姉妹の物語が情緒たっぷりの京都の四季を背景に描かれている.「古都」にも通じるような設定だが,こちらはもっと通俗的で,少し前の宮本輝の小説のような感じ.朝鮮戦争のころに発表された作品だがあまり古びたところがなく時代を感じさせない.

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    2013年01月04日
  • 伊豆の踊子

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    「伊豆の踊り子」が読みたくて購入。川端作品を読んだのは初めてで、私にはあまり理解できなかった話もいくつか…。「伊豆の踊り子」は読みやすく、自分もこんな人たちと出会ってみたいと思った。

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    2012年11月28日
  • 伊豆の踊子

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    日本的でありながら、古臭くなく、カバーをかけずにそのまま持ち運びたい装丁に魅かれ購入。
    純文学?音痴の私でも題名を知っているくらい有名な「伊豆の踊子」が、たった34ページに収まる超短編というのに驚いたけれど、それ以外の作品も電車の移動中に読めてしまう程の短さしかない。
    だからか、くどくど背景などを説明せず、いきなり核心から始まることが多いように思う。
    そうして話が進んでいく中で、登場人物の台詞や心情、ふとした描写に「こういうことなのかな?」と思わせる要素が散りばめられていて、かなり読み手の想像力は必要となるものの、その表現の仕方はあまり今の小説には見ないものだな、と。
    ただ、終わり方があまりに

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    2012年08月20日
  • 伊豆の踊子

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    ストーリーは面白くない。書かれた時代であれば、それなりのインパクトがあったのかもしれない。その時代の風俗がわかる点はよい。表現は豊かに感じた。

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    2012年03月11日
  • 伊豆の踊子

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    響き合うように美しく物思いに耽る文章。

    20歳の男性が語る1人の踊り子との出会いと別れを清々しく描いた作品。
    少年とも青年とも言いがたい、危うい年齢時期に繊細な心境を併せ持つ主人公が経験したもの。

    旅先の途中で出会った純真無垢な踊り子に心を傾け変わる主人公の心とその動きを清らかに描いている。

    この旅を得た主人公は、心の成長と大人になる心構え的なものを知った感じを受けた。
    踊り子との色香がほのかに立ち込める美しく清廉な別れ、
    踊り子自身もまたその短く儚い美しさを経験して、この世の無常と向き合い大人へと成長する。

    どう足掻いても手に入れられないものがある。
    また、手に入れてはならないものが

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    2012年01月23日
  • 伊豆の踊子

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    ネタバレ

    昔の人はなんてピュアなんでしょ。
    いいね、こういう、見てるこっちが
    恥ずかしくなってきちゃうような恋。

    でも、実は表題作の「伊豆の踊子」よりも、
    収録作品の一つである「二十歳」の方が好きだ。
    いや本当は悲しくなっちゃうから好きじゃない。
    けれどなぜかそういうお話の方が、ずっと心に
    残る。

    求めても中々手に入らないものがあって
    与えられることはないと知るとますます欲しくなって
    やけになって何か他のもので満たそうとするのだけど
    心は渇いていくばかり。かさ、かさ、かさ、

    手を伸ばせば掴めるしあわせが、そこらじゅうに
    転がっているのに
    見落としていることにも気付かない。
    そして気付いた時にはもう

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    2011年09月11日
  • 伊豆の踊子

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    20歳になる旧制高校生の私は、孤独な心を抱いて、1人、伊豆の旅へと出かける。そこで、旅芸人の一行に出会い、14歳の薫という踊子の少女に心惹かれた。卵形の凛々しい顔立ち、しかしどこか幼さの残る薫。その若々しく清らかな様子に、私の心はいつしか温かく解きほぐされていく・・・・・・。青春の感傷と慕情が溶け合い、美しい抒情が漂う、川端康成20代の代表作「伊豆の踊子」他、7編を収録。

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    2011年07月17日
  • 伊豆の踊子

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    あまり理解できないというか、わからないというか。
    川端さんの作品を手にとったことがなかったのでこの度初めて読んでみましたが…。うーん、難しい。

    個人的に読みやすかったのは「驢馬に乗る妻」と「むすめごころ」です。

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    2011年07月11日
  • 女であること

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    主人公を女におき、その視点で女の心理を穿った作品です。
    女性像が川端作品らしく、様々に個性がある女性達を描いている作品です。
    昼ドラのような展開ですので、著書の作品の綺麗さよりも、心理的葛藤にテーマをおいているのではないでしょうか。

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    2011年06月25日