佐々木譲のレビュー一覧

  • 人質

    Posted by ブクログ

    ここまで複雑なことをしても、人質事件を起こした当の犯人から背景が手繰れる犯罪を起こした動機が少々、弱いのではないかと思われるし、そもそも二重に人質をということが必然として成立したという事実が語られていないのが残念。

    0
    2015年01月24日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    駐在として真っ直ぐ勤めている最中に殉職した父の背中を追って警察官になった息子は、公安の潜入捜査官としてのストレスに精神を病むが、ついに夢であった父と同じ駐在所勤務となった。

    ここまで特に劇的な展開もなく、淡々と物語が進行しています。

    0
    2014年12月31日
  • 夜にその名を呼べば

    Posted by ブクログ

    こないだまで読んでいたスパイ物に感化されて
    手にした佐々木譲。
    「ストックホルムの密使」「エトロフ発緊急電」以来です。
    うん、これこれ(笑)
    全体的にウェッティで、
    最後は虚しさばかりと云う展開。
    善悪の描写が時代劇張りにハッキリクッキリなのも
    解りやすく、文章自体も読みやすいです。
    テレビドラマを見るよりも楽しめました。

    0
    2014年12月11日
  • 人質

    Posted by ブクログ

    道警シリーズ第6弾。
    今回は題名の通り人質立てこもり事件。
    ただ、読み進めていくうちに事件の二重構造が…
    面白い展開でなかなかの良作。

    0
    2014年11月04日
  • 巡査の休日

    Posted by ブクログ

    設定というかストーリーが少々雑かな?
    脱走という最初から話が強引なんだが、それでも楽しければOK。
    で本作は楽しくはあるんだが、そこまでの爽快感もなく、結局乱暴に過ぎたかな?という印象かな。

    0
    2014年08月24日
  • くろふね

    Posted by ブクログ

    彼の「武揚伝」が傑作であることは力強く断言できます。中島武三郎という人物への着眼はなかなか鋭いけど、「武揚伝」を書いた上で、あらためてこれを書く意義が見当たらない。スピンオフみたいなものだろうか。

    0
    2014年08月24日
  • 警官の条件

    Posted by ブクログ

     加賀谷警部の再登板までが長くて、とばしつつ読んだ。真ん中過ぎから面白くなってきたけれど、警官としての在り方みたいなものがテーマで難しすぎて私にはだめでした。

    0
    2014年08月21日
  • エトロフ発緊急電

    Posted by ブクログ

    戦争時代辺りの択捉島のことが知りたくて手に取った本。史実に絡めてあったこともあって読むのが楽しかった。個人的には別にロマンスはなくても良かったかなーと思ったけど、それがなければ択捉島の生活も書かれないわけで。スパイ戦は話を追うのが大変だけど、これくらいならまだ平気。

    0
    2014年08月12日
  • 人質

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    北海道警シリーズ第6段。
    ここまで続くシリーズになったんですね。
    最初の3作は読みましたが、
    ここ最近の作品はご無沙汰でした。

    ぱっと見、映像化すると面白そうな感じもしますが、
    最後の結末への道筋は、安易すぎないか?
    それぞれのネタをもっと深く彫り込んだほうが、
    より物語に深みがでたと思いますが、
    ちょっとそれが薄かったですね。

    0
    2014年07月18日
  • 人質

    Posted by ブクログ

    ワイン・バーに男二人が入ってきて、武器も見せずにお客を監禁し立てこもる事件発生。いつもの佐伯宏一等が事件解決に乗り出す。
    こんなトリッキーなシュチエーションをよく描いたなとの驚き。

    0
    2014年07月14日
  • 人質

    Posted by ブクログ

    道警シリーズの第6作。
    皆さんの★もそれなりなのであまり期待せずに読んだけど、お馴染みのメンバーに、変わらずテンポ良く、本筋の事件に加えて政治家の裏金のお話が裏に横たわり、どういう収束をするのか期待を持たせながら読ませるのは流石。
    余り大きな山が無く、予定調和的に終息するのが多少物足りないけれど、休みの日の手慰みに読むには最適でした。
    解説読んで、第5作を読んでないのに初めて気づいた。その内、読むわ。

    0
    2015年08月23日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私が今まで読んだ警察小説で、
    複数世代に渡って話が展開するのは初めてなので、
    興味深く読んだ。

    過去の事件を調べて~というのは幾つもあるけれど、
    基本的にその事件を再捜査している世代で
    解決するので個人的には目新しいなと。

    清二・民雄編は時代背景になじみが無いので、
    ややとっつきにくさを感じた。

    基本的に話は面白いと思うのだが、
    登場人物に対して思い入れができる前に
    次の世代に移っていくのは個人的に物足りない。
    でもこれ以上各世代の話を長くしても冗長と思うだろうし、
    世代をまたぐ話って難しい。

    上巻は民雄の駐在所勤務手前まで。

    0
    2014年03月26日
  • エトロフ発緊急電

    Posted by ブクログ

    1940年。 第二次大戦シリーズ。

    日米混血の斉藤は、スペイン内乱(よく知らないの)でココロ折れて、アメリカで殺し屋生活。スカウトされ、アメリカのスパイとして、択捉島へ。

    一方、択捉島へ帰ってきたゆき。彼女は日露混血。男を追いかけて本土へ行き、囲われ生活を経て、水商売してたが、叔父がなくなったので択捉島へ。
    残り1/3くらいで二人は出会い、お決まりの。

    日本では、択捉島の緊急伝が届かなかったから、真珠湾奇襲に成功したのだと、思われたが、アメリカは、知ってて見過ごしたみたいね。
    てか、真珠湾奇襲は、択捉島からだったんだねー。

    エピローグは戦後2年後の昭和22年。
    択捉島から、本土へ向かう

    0
    2014年03月13日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    親子三代が警察官になるという話。

    実際にそういう人もいるだろうけどなかなかなれるもんじゃないよねと思う。

    今回は二代目の民雄までだが赤軍に潜入するとか時代背景にマッチしたストーリーで面白かった。

    ただ、☆4をつけるほどではない。

    これから三代目の話になってくるだろうから読んでみようと思う。

    0
    2014年03月09日
  • 制服捜査

    Posted by ブクログ

    【104冊目】短編集。つまらなくはないけど…まぁ、普通。謎解きが秀逸なわけでも、人間ドラマが巧みなわけでもありません。まぁ、警察小説としてはあまりないようなオチをつけているようなところはおもしろかったかな。

    0
    2014年03月08日
  • 夜を急ぐ者よ

    Posted by ブクログ

    ほんの僅かな逃亡期間を舞台にしたハードボイルド作品。佐々木氏は心理描写は一級品ながらアクションシーンはそこまででもなく、やや緊迫感やスピード感に欠けている。
    残しページ数で結末が読めてしまうところがちょっと...

    0
    2014年03月03日
  • ベルリン飛行指令

    Posted by ブクログ

    日米ハーフな安藤は飛行機乗り。飛行機が好きだから軍人になった。中国での民間人殺戮を拒否し、軍隊では鼻つまみ者(賛同者も多い)
    これはゼロ戦をベルリンに運ぶ話。半分以上、運ぶまでのなんやかやなの。インド中東経由なので、いろいろあったり、一機しか着かなかったり。
    切ないのは、結局ゼロ戦ドイツでは役にたたないと判断されたこと。
    これ、第二次大戦3部作だから、どこかで安藤出てくるのかな。

    0
    2014年02月23日
  • ストックホルムの密使(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原爆とソ連対日参戦の情報を持って、森は日本へ。
    しかし情報は伝わったにも関わらず、日本に2発の原爆が投下され、8月15日についに終戦を迎える。

    自虐史観の強い“第二次大戦秘話3部作”完結。
    安藤が乗っている、と思わせるゼロ戦のラストは良かった。

    0
    2014年01月13日
  • ストックホルムの密使(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    太平洋戦争末期。追いつめられる日本。
    ついにソ連が対日参戦を決定し、さらに米国が原子爆弾の実験に成功したとの情報がもたらされる。

    日本の軍人や戦時中の民衆がいかに愚かだったか、という内容。
    現在の新しい資料が加わればまた別のストーリーになるのかもしれない。
    前々作ベルリン~の主役・安藤が再登場するのは嬉しい。

    0
    2014年01月13日
  • エトロフ発緊急電

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日米開戦まで時間の問題という時、日系アメリカ人・サイトウは米国海軍情報部のスパイとして日本に潜入。
    彼が目にしたものはエトロフ島に集結した日本海軍の大艦隊だった。

    宿の女主人・ゆきが死んだサイトウの子供を身ごもっていた、という話はありがちだが面白かった。
    前作ベルリン~のキャラクターのその後にも触れられていて良い。
    本作の中でいちばん頑張ったのは磯田だと思う。

    0
    2014年01月13日