佐々木譲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ私が今まで読んだ警察小説で、
複数世代に渡って話が展開するのは初めてなので、
興味深く読んだ。
過去の事件を調べて~というのは幾つもあるけれど、
基本的にその事件を再捜査している世代で
解決するので個人的には目新しいなと。
清二・民雄編は時代背景になじみが無いので、
ややとっつきにくさを感じた。
基本的に話は面白いと思うのだが、
登場人物に対して思い入れができる前に
次の世代に移っていくのは個人的に物足りない。
でもこれ以上各世代の話を長くしても冗長と思うだろうし、
世代をまたぐ話って難しい。
上巻は民雄の駐在所勤務手前まで。 -
Posted by ブクログ
1940年。 第二次大戦シリーズ。
日米混血の斉藤は、スペイン内乱(よく知らないの)でココロ折れて、アメリカで殺し屋生活。スカウトされ、アメリカのスパイとして、択捉島へ。
一方、択捉島へ帰ってきたゆき。彼女は日露混血。男を追いかけて本土へ行き、囲われ生活を経て、水商売してたが、叔父がなくなったので択捉島へ。
残り1/3くらいで二人は出会い、お決まりの。
日本では、択捉島の緊急伝が届かなかったから、真珠湾奇襲に成功したのだと、思われたが、アメリカは、知ってて見過ごしたみたいね。
てか、真珠湾奇襲は、択捉島からだったんだねー。
エピローグは戦後2年後の昭和22年。
択捉島から、本土へ向かう