前川裕のレビュー一覧

  • 号泣(新潮文庫)

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    オビが気になったので、購入。
    ヒトコワ系サスペンスホラーでした。
    確かに予想できる展開だが、楽しめました。
    どんでん返しを狙いすぎて、動機がちょっと弱いかなあ。。
    最後のマユからの手紙はグッときました。

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    2024年07月30日
  • 真犯人の貌(かお)

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    2008年、夫の実家に帰省していた夫婦がおびただしい血痕を寝室に残して失踪。夫の兄が殺人で起訴されるも無罪となり、以来未解決のままとなっている通称「川口事件」を調査したフリージャーナリストによるノンフィクション…という体裁のフェイクドキュメンタリー。

    気付けば最近小説はフェイクドキュメンタリーばかり読んでいる。
    前川裕作品は久々だが、これまで同様、犯人を含めて異様な人間が次々に登場する展開は不気味でありながらどことなく安心感すら覚える。文章もところどころ(特に妙に官能小説めいた性的な箇所)引っかかる部分はあるが相変わらず妙に読みやすく、あっという間にラストまで進んでしまった。
    しかし、似た手

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    2024年07月12日
  • 真犯人の貌(かお)

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    「川口事件」を取材するジャーナリスト杉山。犯人と思われた男(被害者の兄)は無罪となるが、真相が全く掴めず独自の調査をしていく…

    フェイクドキュメンタリーと分かっていても、実際にそういう事件があったような気がするし、周りの人々の対応とかがリアル。
    結局のところ全くすっきりはしないエンドだけど、それも実際の事件みたいで、面白かった、、

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    2024年07月05日
  • クリーピー クリミナルズ

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    話は面白く読みやすいけど、出てくる女性の服装の描写が壊滅的にダサいと思った。あと眼鏡はかけていないってのも何回か出てきたけど、書いてなければ眼鏡はしていないと思うから、いにいち書く必要ないと思う。読んでて違和感あった。

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    2024年06月26日
  • 感情麻痺学院

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    前川裕『感情麻痺学院』講談社文庫。

    2021年に刊行された『ビザール学園』を改題、加筆修正、文庫化。

    一種の学園ミステリーなのだが、今一つ驚愕とか恐怖が足りず、前川裕らしからぬ物足りなさを感じる作品だった。

    大手予備校の人気講師の三隅忠志は千葉県の郊外にある進学校の綾清学院に招聘される。毎年多くの東大合格者を輩出する高校の実態は理事長とその愛人の校長が実権を握り、その下僕のような教師や体罰肯定の体育教師が蔓延る前近代的な組織だった。

    そんな高校で女子生徒や教師が次々と変死を遂げていく。生徒や教師、職員の誰もが怪しく、三隅が犯人捜しに奔走すると……

    本体価格790円
    ★★★

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    2024年06月22日
  • 感情麻痺学院

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    進学校を舞台にしたサスペンスで、ミステリ要素は希薄。それでも、犯人の正体には凝った仕掛けが用意されている。問題は終わり方で、すっきりしないというか、犯人を含め、登場人物の行動の多くに納得できる感じがあまりなく、そのために却って尾を引く。この辺、作者さんの意図通りなのかなあ。

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    2024年06月20日
  • 号泣(新潮文庫)

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    犯人、たぶんこの人だよな〜
    がそのまま当たってなんとなく終わっちゃった。
    過去の事件パートが理不尽で気持ち悪くてよかった。
    最後ちょっと切ない。

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    2024年03月18日
  • 号泣(新潮文庫)

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    ネタバレ

    暗い人間性が濃く出てる作品でした
    残酷描写が容赦がなく、想像できてとても良かったです
    最後は主人公が救われて良かった……

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    2024年02月10日
  • 真犯人の貌(かお)

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    ネタバレ

    2月はこちらの作品から。
    著者の前川裕さんは「クリーピー」「イアリー」を読んでいて好きな作家さんの一人です。
    「真犯人の貌」はフェイクドキュメントですが、
    実際にあった事件のように感じてしまうくらい描写がリアルでした。
    起きる事件も凄惨で読みながら気分が悪くなりましたが読む手が止まりませんでした。

    八王子市川口町で大量の血痕が残されたまま教師夫婦が失踪する。被害者の兄が逮捕されるも無罪が確定していた。
    この川口事件を追うジャーナリストの杉山の目線で物語は進んでいきます。
    読みながら読者も真実に近づいていくドキドキ感が良かった。でも少しモヤモヤが残る部分や展開が少し強引な感じが少しした。
    関係

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    2024年02月06日
  • クリーピー

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    お初の作家さんでした。
    “怖い”という評判だったので楽しみにしてたのですが、途中までは怖かったです。『隣人』の正体が何なのかわからないところまでは楽しく読めたのですが、後半の、事件から10年経って… の先は何かガッカリしました。スッキリしないというところでしょうか?

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    2024年01月27日
  • 完黙の女

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    現実に起きた事件を元に、ノンフィクションノベル作家が調査し、事件の本当の顔に迫る、という小説。
    事件自体が本当に現実に起きたもののため、どこまでが真実でどこからがフィクションなのかとてもわかりづらい。
    そして、現実の事件が未解決なため、この本のなかでも結論は出ていない。
    ものすごくもやもやの残る内容だった。

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    2024年01月09日
  • アパリション

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    全体的に薄暗くどんよりした雰囲気。
    2組の夫婦が失踪。背後には偽刑事の影が。
    犯人は予想できたけど、面白かった。

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    2023年10月17日
  • 完黙の女

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    小学4年の男児が、自宅を出たまま姿を消す。
    この男児と言葉を交わした母子家庭の母、響子が15年後、再婚相手の夫の殺害容疑で逮捕されるが証拠がない。
    保険金目当てに夫を殺害し、火災を発生させたにしては、不明な骨片と灰。
    男児不明の件と前後して、中学女子の失踪事件も浮かび上がり…。
    これはどう関係するのか、と。
    何が真実で、何が嘘なのか、全くわからなくなってくる。
    年数が経てば経つほど不透明なまま終わってしまっている。
    響子のやったことは、どれだけなのか?
    完黙すれば、お手上げなのか…。


    実在の未解決事件をベースにした小説であるだけに、読んでいても心情が掴めずとても難しいと感じた。

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    2023年09月29日
  • 完黙の女

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    小学男子誘拐事件を題材にノンフィクションを執筆しようとする作家と犯人と目されるも完黙する女を中心にストーリーが展開、中学女子誘拐事件も絡んできて…。作風は好きで一気に読み進めたが、たんたん、もやもやで読後感は「?」。

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    2023年09月07日
  • 完黙の女

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    ネタバレ

    面白かった。でももどかしい。最後の最後、指はどうだったんだ?本当にあった事件をもとにはしているから、親の気持ちを考えると可哀想でならない。

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    2023年08月19日
  • 号泣(新潮文庫)

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    気持ち悪いし恐怖なんだけど、今一つハマれなかった。
    登場人物に共感しづらい。
    どこかあやふやな感じ。

    あと今どきの本にありがちなんだけど、読点多くないですか!
    読んでてブツ切れで疲れる。

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    2023年07月28日
  • 完黙の女

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    実際にあった事件を元に書かれているとの事
    事件があってから30年もたっても次々に新しい事実が出てくる
    結局、時効とはいえ事件は解決していない
    スッキリとしないモヤモヤ感が残るものだった

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    2023年07月24日
  • 号泣(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『クリーピー』以来、久々に気味悪さと異常性に彩られた先の見えない着地点に震える前川節炸裂!!
    加害者の仮釈放を機に、知らない男からの宅配便や無言電話、同居人の失踪…と誘拐監禁事件の被害者だった百合の周囲で不穏な出来事が続発。黒幕は谷藤なのか、谷藤と繋がっているのは誰か…ある意味百合の人間関係みな信用できない疑わしい人ばかりでそのスリルに一気読み。
    ラストは裏切られるショックに加えて、こういう理解不能な独善的な考えを秘めている人間って割といそうな不安が追い討ちをかける。
    真摯に寄り添おうとする春日の存在が救い。

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    2023年05月07日
  • 号泣(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あらすじに惹かれて購入。
    読後感がなんとも言えない…
    最後はひたすらホラーの駆け足。色んな意味で怖かった。

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    2023年05月07日
  • クリーピー クリミナルズ

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    ネタバレ

    高倉先生の犯人に対する優しさが好き
    クリーピー(気味の悪い)という感じはスッカリ無くなったかな

    気になる部分
    長身痩躯の男性は顔も整っている、背が低い男性は太りぎみか太っていて、曰く、女性にモテる容姿では無い
    女性も同じように痩せてスラッとしている人は美人で太い人は顔が醜い
    上記のような表現がクリーピー1作目から多くて、モヤモヤしている(前川裕さんの作品はクリーピーシリーズしか読んだことがない)
    ストーリーは好きなんだけど、容姿の説明が出るたびにモヤモヤモヤモヤ…

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    2023年02月20日