前川裕のレビュー一覧

  • クリーピー

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    とても読ませる。一晩で読破するほどの面白さはあったけど、諸悪の根源が途中から存在感を失い、最初と結末にズレが生じる。結末の重要人物があまり途中で触れられていない(読解力の問題か)。だからあー、伏線が回収されたー!!と言うより、辻褄合わせたのね、感が強い。
    あと、戸籍とか住民登録の知識がちょこっとあると、別人になって生きてくって、行政サービスとかどうすんのかな〜。無保険でやってくのかなー、とか余計なことを考える。

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    2026年06月27日
  • クリーピー

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    2026.06.24

    1年ほどタイミングを逃し、積読していたが、謎のタイミングで売れたのでやっと読めた。

    高倉の視点で語られるcreepyなストーリー。
    高倉の女子大生との食事のシーンと憐子の服装の描写がかなり気持ち悪め。野上がどんどん悪者になって、最後は最悪やん…。
    どんでん返しというほどではないが、どんどん意外な展開に転がっていき、淡々としているが面白かった。

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    2026年06月24日
  • 戦慄(新潮文庫)

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    戦慄というタイトルで読み始めたが、完黙の女ならよまなかったな。
    内容は完黙の女でいい。
    戦慄じゃないね。

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    2026年06月21日
  • クリーピー

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    それぞれの複雑な心境が交差しながら繋がっていくミステリー小説であった。
    終わりはなんとなく予想できたかな?

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    2026年04月24日
  • クリーピー

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    内容、後味、全てを総合してのこの題名。怖すぎた。作者が法学部を出ているからか、犯罪の名前、精神科学用語等がしっかりしていた。結末は、私には到底理解出来ないけど、家族の愛とか無償の愛とかそういうものの行き着く先。

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    2026年03月08日
  • 戦慄(新潮文庫)

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    前川裕『戦慄』新潮文庫。

    『完黙の女』改題、文庫化。実際に起きた事件に基づいノンフィクション風犯罪小説。

    相変わらず前川裕の小説はやたらと込み入っていて読み難い。そして、余りにもボカシ過ぎた結末にモヤモヤ感ばかりが残り、何とも判然としない。

    確かに今の世の中、こうした犯罪にあふれているように思う。教師や警察官による猥褻事件や窃盗事件もよく耳にするし、シングルマザーやその同棲相手による子殺しなどもたまにニュースになる。本作は、こうした歪んだ時代を写すような混沌とした小説と言っても良いのかも知れない。


    1984年、福岡県で9歳の篠山照幸君という少年が電話を受けた直後に『タナカさんのお母さんに預けていたものを返してもらう』と言って、自宅を出るとそのまま失踪してしまう。照幸君の足取りを調べるとアパートに住むシングルマザーの三藤響子にタナカさんの家の場所を尋ねていたことが判る。

    4年後の1988年。静岡県に移り住み、再婚した響子は夫に多額の保険金をかけ、火災による死亡事故を装ったのではないかと疑われる。その火災現場からは子供の骨も見付かり、DNA鑑定の結果から4年前に失踪した篠山照幸君ではないかと思われた。疑惑の渦中に居た響子は完黙し、状況証拠の類しか見付からないことから裁判では無罪となる。

    火災事故から3年後の1991年、福岡県で中学1年生の望月留美さん誘拐事件が発生する。極めて疑わしい人物として中学校教師の関根洋介が浮かび上がるが、証拠は無く、容疑者から外れる。

    31年後の2023年、ノンフィクションノベルを執筆する前田は篠山照幸君失踪事件と望月留美さん誘拐事件の2つの事件を追う。

    二転三転する真犯人とモヤモヤ感だけが残る結末。

    本体価格750円
    ★★★

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    2026年03月05日
  • K 時代の恋人

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    老いた主人公が自分の過去を振り返っている形で描かれている。
    The男の思考言動だなーと思ったし、自分をみているようでこの主人公は好きになれない。

    そして、この結末は違うと思う(違うと言う表現はおかしいが、自分としては、そうあってほしくない終わり方)

    個人的に今までとは違う読後のモヤモヤ感

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    2026年02月21日
  • クリーピー

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    ネタバレ

    読んだっけ、これ。と思って読み始めたら思い出した
    そうだった、この大学教授、教え子にちょっと女感じててでも手は出しませんよ真っ当なのでみたいな気持ち悪さあるんだった
    怪しい隣人はもちろん殺人鬼
    サイコパスは人を魅力する?
    共犯もおりーの、被害者も一周して共犯になりーの
    調べたら続編的なの数冊出てた
    口コミ少ないけど
    本買う前に口コミ見て判断しちゃうの、良くないよなー

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    2026年02月08日
  • 贖罪のマンティス~浅井美奈の逃走三百六十四日~

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    8人もの男性を性行為ののちに殺した浅井美奈の死刑が執行される場面から始まる物語。彼女の人生や動機が語られるがもう一つ入り込めず。

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    2026年01月25日
  • K 時代の恋人

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    昭和40年代、デビュー間もない女性歌手〈K〉のマネージャーとなった水島は、いきつけの飲み屋で働くキエに恋心を抱いていた。

    やがてスターとなる昭和の歌姫〈K〉に借金までしてキエと付き合ったりするのだが…

    すんなりといかない水島とキエの関係は、〈K〉のマネージャーを辞めた後もかなりの年月会わずにいても、会えばまた離れたくない思いに駆られる。

    その間、〈K〉の様子にも触れながら自身のキエの思いは、ずっと消えることはなかった。

    エピローグを読んで、改めてプロローグを読み返すと感慨深いものがある。
    過去のことにはならなかったこの思いが、あまりにも凄すぎて感動よりも信じられない思いが強かった。




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    2025年12月23日
  • アトロシティー

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    古本屋のばぁさんにオチまで言われて持たされた一冊(また✖️4)

    何となく誉田哲也『妖の華』みたいなスピード感。(この一冊もばぁさんより半強制)

    半グレ集団と警察の狭間で事件に巻き込まれるジャーナリストの話なんだけど、没入感良い感じ!
    ちょいちょい波があるからスラスラ読めましたが、リアリティを保たせている分、小波の連続といった感。(生意気すみません)

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    2025年12月06日
  • クリーピー

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    隣人の中年男性は感じの良い人物だが、いるはずの妻が全く姿を見せない、娘の様子がおかしい、など不審な点が。ついに娘が「あの人お父さんじゃありません」と漏らし、徐々に異常性が明らかに。
    クリーピーの題名の通り、気味が悪くゾッとするミステリー。

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    2025年09月29日
  • 嗤う被告人

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    いわゆる「紀州のドン・ファン事件」を綿密に調査した上でインスパイアされた完全なるフィクション小説。しかし冒頭からのイライラさせられ感は相当なもので、主人公の女性弁護士の魅力のなさと事件の語りが後出しじゃんけんで進んでいくところは、完全にミステリーの禁じ手で、途中で読むのをやめようと思ったほど。我慢しながら読み進めると、この欠点と思われたところも実は巧妙な仕掛けだったと思わせる回収劇はまあそこそこではある。でも本質的に、そこまで素晴らしいプロットでもなく、面白いミステリーとまでは言えない。

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    2025年09月04日
  • K 時代の恋人

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    作詞家を目指しながら流行歌詞K(藤圭子インスパイア)のマネージャーをする。飲み屋で手伝いをする女性のことを好きになるが、これがトラブル一丁目。

    面白いのかそうでもないのかどっちかよく分からない。恋愛の部分は良いのだが、マネージャーや作詞家の部分と合ってない気がする

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    2025年09月03日
  • K 時代の恋人

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    ネタバレ

    たまたま最近わたしの中で藤圭子ブームが起きていて、その類まれな人生について調べ、YouTubeで洋楽のカバーを聞くなどしていて、一昨日もカラオケで新宿の女を歌い、あぁ、彼女は亡くなる時も新宿の女だったなぁ…などという話しをしたところだったので、オマージュとしてタイムリーに読め、わたしの藤圭子のイメージと一致するところが多くおもしろかったのですが、
    それはさておき、いつもはハードなホラーを書かれる前川裕さんのハードなラブストーリーには戸惑いました笑

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    2025年08月02日
  • クリーピー

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    ネタバレ

    狂気
    どうしたらこんな人間が?
    と思ってしまう。

    隣に住む家族
    普通に見えるが偽物の父親が混ざった家族だった。
    そこでは西野と名乗った。

    本当の名前は矢島。

    事件が起き隣に住む西野が、同級生の兄矢島であることを知る。

    とにかく気持ちが悪い。

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    2025年04月25日
  • 公務執行の罠 逸脱刑事

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     東京の弁天代警察署で生活安全課係長を務める無紋大介。46歳の警部補である。
     東大卒だが敢えてノンキャリアとしての道を選び、昇進試験や本庁捜査一課への栄転を断り続けているという変わり種だ。

     彼には「こだわり無紋」というあだ名がある。疑問を感じれば些細なことでも徹底的に調べ上げずにはいられないというところからついた異名らしい。
     そして、そのこだわりから判明した事実をもとに組み立てた無紋の推理で解決に結びついた事件も少なくなく、無紋は自然と一目置かれる存在となっている。

     そんな東京下町の名物捜査官、無紋大介の活躍を描くサスペンスミステリー。シリーズ2作目。
              ◇
     問題の家は下町の住宅街の一角にあった。ゴミを大量に溜め込み、あたり一帯に異様な悪臭を漂わせる、いわゆる「ゴミ屋敷」だ。

     玄関前の駐車スペースには車の代わりに缶切りやハサミ、ホチキスなどの金属の不燃ゴミが山積みにされ、そのまわりに生ゴミの入ったビニール袋が散乱している。
     そして、それらを取り巻くように置かれたエアコンや冷蔵庫、洗濯機などの粗大ゴミが公道にまではみ出し、明らかに人々の通行を妨げていた。
     さらに庭に目を移せば、薄汚れた自転車のほか大型のテーブルや椅子などで埋め尽くされ、家屋の窓がほんの少し見えるだけの状態だ。

     景観の悪さと通行妨害、耐え難い悪臭と衛生面の悪さなどから、行政代執行は時間の問題だと思われていた。 (「プロローグ」※本編5章とプロローグ及びエピローグからなる。)

          * * * * *

     問題のゴミ屋敷は無紋大介が勤務する弁天代署管内にあるのですが、犯罪までいかない町内の困りごとは地域課の管轄になります。
     また、プロローグ最後に「噂」として紹介される、積み上げられたゴミと暴力的な悪臭は家屋内の腐乱死体をカムフラージュするためのものではないかという疑いについても、担当するとすれば刑事課です。
     だから、生活安全課の無紋がどう関わるのかがひとつの焦点でした。


     さて、その展開です。

     まず、通り魔による連続殺傷事件が管内で起こったため、署内に捜査本部が設置され刑事課は掛り切りになります。
     さらにゴミ屋敷の老主がなかなか手強く、区役所の職員や地域課の警官が交渉しても埒が明かないため、弁天代署に協力要請がきます。やむなく無紋の部下の1人、境なたねが立ち会うのですが、ある事情で無紋にお鉢がまわってくることに……。

     これら凶悪な刑事事件と町内の揉め事という一見無関係と思える出来事が、徐々に絡み合いを深めながら進んでいきます。 ( 詳細は控えます。)


     ストーリーはよく練られているし、無紋の推理の過程も丁寧に描写されています。ただ前作と比べ、インパクトが弱かったという印象を受けました。
     また、文章の洗練具合も ( 特に序盤において ) 改善の余地があるのではと感じます。上梓までの時間的余裕がなかったのかも知れませんが、無紋ファンからすると残念に思いました。

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    2025年04月06日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    2020年。若い作家との対談集in京都。
    「詠坂雄二」未読。メンドくさそうな性格w
    「宮内悠介」未読。
    「初野晴」読んだことある。
    「一肇」未読。
    「葉真中顕」未読。
    「前川裕」未読。
    「白井智之」大好き。
    「織守きょうや」最近名前知った。
    「道尾秀介」もう大御所だったのね。未読。
    「辻村深月」トリはそうだよね。
    後輩を育てたい、という気持ちが伝わってくる。さくっと読めるし、作家の人となりもなんとなく伝わり、対談集よいね。

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    2025年04月05日
  • 嗤う被告人

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    「紀州のドン・ファン事件」をヒントにしたとあるが、亡くなったのが資産家で若妻が容疑者というところまでは同じで後の展開は全く別物。接見を重ねる新人女性弁護士が真相を追うがごちゃごちゃしてストーリーに入り込めなかった。。いつもの気味悪さを感じず作者さんらしさがなかった。残念。

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    2025年03月16日
  • クリーピー

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    ネタバレ

    結論から言うと面白い
    だけど、ちょっとした「?」が浮かばれることが多かった印象。
    最後のまさかそっちか!となったのは面白かったけれど、善雄の死に方はなんとも....そんなあっさりと死ぬのか...と解せない気持ちもある。
    個人的に心理学を齧ってる人間からすると、ちょこちょこ出てくる高倉の心理学情報は知っていることもあったり、ふむふむと感じる部分があって学んだ人からすると多々面白いかもしれない。まあ、心理をメインとしているから、死に方にはあまりこだわりがないと言うかそこに視点を置いてないのでこの結果、となったのかもしれない。
    映画があることを知らなかったので、ちょっと観てみようかと思う。

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    2025年02月27日