嗤う被告人

嗤う被告人

2,310円 (税込)

11pt

3.8

「銚子のドン・ファン」の異名をもつ好色な老資産家が死んだ。殺人罪で起訴されたのは、結婚したばかりの55歳下の若妻――。接見を重ねる新人女性弁護士は、被告の曰くありげな言動に翻弄されつつ、不可解な示唆と時に鋭い指摘に誘導されるように、事件の真相に迫っていく。異様な感動へ跳躍する新たな実話系ミステリー。

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嗤う被告人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大変面白かった。

    新人弁護士の森本が、銚子の資産家殺害事件の容疑者として逮捕された元妻の弁護にあたるのだが…。

    森本が事件の漠然とした状況から、元妻の曖昧な証言から次々と関係者に話を聞くことが、更に元妻への疑惑を強くする森本の感情は読者も共感してしまう。
    しかし2件の関係者の死亡事故も絡みながら

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    銚子のドン・ファンと呼ばれた野島耕三の死に纏わる女たち、坂井由紀、土倉真希絵、川島水脈と新人弁護士 森本里奈が絡み合って複雑な経緯を辿る物語だが、3人の若い女性の独特な物言いが楽しめた.野島の相棒 浦野俊介も交通事故で亡くなった.野島の遺言状によると彼の遺産を保護施設銚子クレイドルに寄付する文言があ

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    いわゆる「紀州のドン・ファン事件」を綿密に調査した上でインスパイアされた完全なるフィクション小説。しかし冒頭からのイライラさせられ感は相当なもので、主人公の女性弁護士の魅力のなさと事件の語りが後出しじゃんけんで進んでいくところは、完全にミステリーの禁じ手で、途中で読むのをやめようと思ったほど。我慢し

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    「紀州のドン・ファン事件」をヒントにしたとあるが、亡くなったのが資産家で若妻が容疑者というところまでは同じで後の展開は全く別物。接見を重ねる新人女性弁護士が真相を追うがごちゃごちゃしてストーリーに入り込めなかった。。いつもの気味悪さを感じず作者さんらしさがなかった。残念。

    0
    2025年03月16日

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