逸脱刑事

逸脱刑事

小説・文芸
803円 (税込)

4pt

4.0

東京大学卒業のノンキャリ警察官の無紋大介は、都内の弁天代署の生活安全課で
派手な事件とは無縁な日々を送っていた。弁天代署に、本庁から女性キャリアが出向してくる。
この女性キャリア桐谷杏華のファッションが警察官らしからぬ派手めなスタイルで
署内がざわつく。その騒ぎのさなか、管内で数年ぶりに殺人事件が発生する。
衆議院議員の秘書がホテルで刺殺され、一緒にチェックインした女性の行方が分からないという。
あるきっかけから、担当外の無紋と杏華が「逸脱」捜査をすることに。
それほど役に立つとは思えなかった、無紋のこだわり性格とひとつのスキルが、
事件の背景に隠された特秘犯にたどりつく!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    逸脱刑事
  • タイトルID
    :
    1535451
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年03月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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逸脱刑事 の一覧

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1~2件目 / 2件
  • 逸脱刑事
    803円 (税込)
    東京大学卒業のノンキャリ警察官の無紋大介は、都内の弁天代署の生活安全課で 派手な事件とは無縁な日々を送っていた。弁天代署に、本庁から女性キャリアが出向してくる。 この女性キャリア桐谷杏華のファッションが警察官らしからぬ派手めなスタイルで 署内がざわつく。その騒ぎのさなか、管内で数年ぶりに殺人事件が発生する。 衆議院議員の秘書がホテルで刺殺され、一緒にチェックインした女性の行方が分からないという。 あるきっかけから、担当外の無紋と杏華が「逸脱」捜査をすることに。 それほど役に立つとは思えなかった、無紋のこだわり性格とひとつのスキルが、 事件の背景に隠された特秘犯にたどりつく!
  • 公務執行の罠 逸脱刑事
    803円 (税込)
    都内の弁天代署の生活安全課でノンキャリ警察官の無紋大介は、 「ゴミ屋敷」の問題を扱うことに。ゴミ屋敷の主は、もと大学教授だという。 どんな理由があって、ゴミを溜め込むのか。無紋はこだわり捜査をはじめる。 同じ管内で、通り魔殺傷事件が発生する。そもそも権限外の通り魔に興味がない 無紋に捜査一課の刑事が、言葉巧みに捜査の助言を促してくる。 相談に気乗りしない無紋はゴミ屋敷の解消に専念するが・・・。 些細なことを見逃さないこだわり刑事の捜査小説、待望の第2弾!

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逸脱刑事 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     東京の弁天代警察署で生活安全課係長を務める無紋大介。46歳の警部補である。
     東大卒だがノンキャリアの道を選び、昇進試験や本庁捜査一課への栄転を断り続けているという変わり種だ。

     彼には「こだわり無紋」というあだ名がある。疑問を感じれば些細なことでも徹底的に調べ上げずにはいられないというところからついた異名らしい。
     そして、そのこだわりから判明した事実をもとに組み立てた無紋の推理で解決に結びついた事件も少なくなく、無紋は自然と一目置かれる存在となっている。

     そんな東京下町の名物捜査官、無紋大介の活躍を描くサスペンスミステリー。
              ◇
     ある日、弁天代署に本庁公安部から女性キャリアが管理官として出向してきた。
     桐谷杏華という28歳の警視で、その非の打ち所のない美しい容姿に署内は騒然となる。
     けれど前例のないこの急な人事には裏があった。

     その少し前、国会議員秘書の男性がホテルの部屋で刺殺体で見つかるという事件が起きた。重要参考人として指名手配されたのが殺害された男性のパパ活相手の女子大生だが、間もなく彼女も首を吊って死んでいる状態で発見された。
     その女子大生が事前に大学の指導教官に死をほのめかすメールを送っていたことから自殺との見方が強かったが、疑問を持った刑事課の徳松は無紋に協力を求めてきた。

     生活安全課の無紋にとり殺人事件は担当外だったが、徳松から提供された情報に腑に落ちないものを感じた無紋は、もうじっとしていられない。徳松の狙い通り、「こだわり無紋」が腰を上げ非公式の捜査に乗り出した。

     すると、偶然を装い無紋に接触を図ってきた人物がいる。管理官の桐谷杏華だった。 ( 第1章「出向者」) ※全5章とプロローグおよびエピローグからなる。

          * * * * *

     本作の大きな柱は2つあります。

     その1つは、無紋大介という捜査官の公正無私な佇まいです。

     上昇志向や虚栄心を持たない無紋にあるのは、真実を明らかにしたいという欲求です。そんな無紋の捜査からは凡事徹底ということの大切さが見て取れます。

     ほんの小さなものであっても、疑問に感じたことに無紋は蓋をしません。「これぐらいいいか」とか「大したことなかろう」と思ってうっちゃっておくことを、無紋は決してしないのです。
     真相解明が捜査の目的です。曖昧さを残したままでは目的を果たすことはできない。なのに曖昧な点を黙殺してしまう捜査官が存在するから、冤罪が少なくないのでしょう。

     真摯な捜査姿勢と正確な情報分析、そこから導き出す無理のない結論。
     そんな捜査官としての無紋の佇まいからくる魅力は、公安のスパイだった杏華を寝返らせるに十分でした。

     2つ目は、公安部のスタンスです。
     犯罪そのものではなく国家体制にどう影響を与えるかで事件への対応を決める。
     公安警察官の全員がそうだとは思いませんが、浜岡哲也公安総務課長のような信念を持った人間はいるだろうと思ってしまいます。
    (『新宿鮫』で鮫島のライバルとして登場する香田もそんな人物でした。)
     そして、この浜岡も職責に対して、公正ではなくとも「無私」であるのは間違いありませんでした。

     そんな、まるでコインの表裏のような2人の対決はとてもおもしろかったし、残虐な殺害シーンなどのバイオレンス描写もなくて、ビビリの自分には読みやすかったのもよかった。

     無紋の能力が神憑りすぎていてリアリティに欠けると感じる向きもあるかも知れませんが、無紋は別に、室内にいながらにして事件の謎を解き明かすわけではありません。こだわりの徹底捜査をしながら真相に近づいているだけなのです。
     無紋は湯川ではなくコロンボに近い。個人的には無紋大介もののシリーズ化を期待しています。

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    前川裕『逸脱刑事』講談社文庫。

    東大文学部歴史文化学科出身の地元採用のノンキャリア警察官という変わり種の無紋大介を主人公にした警察ミステリー。珍しくホラー色は無く、ストレートな警察小説に仕上がっている。


    無紋大介は46歳の警部補で所轄署である弁天代署の生活安全課で係長を務めていた。ある日、弁天代署に本庁から東大出身の女性キャリアが出向してくる。桐谷杏華という名の女性キャリアはスタイル抜群の美形で、警察官らしからぬ派手目なファッションで署内をざわつかせる。

    そんな中、管内で数年振りに殺人事件が発生する。衆議院議員の秘書がホテルで刺殺され、一緒にチェックインした若い女性が姿を消したのだ。捜査により姿を消した女性が女子大生の谷島依織であることが判明する。しかし、数日後、依織は奥多摩の山林で首にロープを掛けて縊死している状態で発見される。

    無紋は依織が通っていた大学のゼミの担当教授から普段の彼女の様子などを聴取する。すると、そこに無紋の大学の同級生の寺原が姿を見せる。無紋が寺原と会うのは26年振りのことで、法学を学んだ寺原は何故か中小の出版社で勤務していた。

    やがて、刺殺された衆議院議員秘書と谷島依織の担当教授、寺原とが一本の糸でつながっていく。そして、それは密命を抱いて本庁から異動してきた桐谷杏華とも大いに関連していた。

    事件の全貌を朧げながら把握した無紋は、桐谷杏華と共に掟破りの『逸脱捜査』に打って出るが……




    ホラーより恐ろしい公安警察の闇。

    定価803円
    ★★★★

    0
    2024年03月19日

逸脱刑事 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    逸脱刑事
  • タイトルID
    :
    1535451
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年03月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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