前川裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前川裕『クリーピー ラバーズ』光文社文庫。
『クリーピー』シリーズ。シリーズでお馴染みの犯罪心理学者・高倉孝一が助手の夏目鈴を従え、『高倉犯罪相談所』を開設する。高倉の元に持ち込まれる気味の悪い事件……6編から成る連作短編集。
いずれの短編も男女の歪んだ欲望が招いた事件が描かれ、生々しく恐ろしいが、同じテイストの短編ばかりで少し食傷気味。不思議なのは、どの短編にもショートカットのボーイッシュでショートパンツに臍出しTシャツの女性が登場すること。
『倒錯者』。高倉が依頼者が抱える問題を見事に解き明かす安楽椅子探偵風のミステリー。
『不法監禁』。高倉の元に助手の鈴が鈴が所属する劇団の何者か -
Posted by ブクログ
戦慄のホラーサスペンス。
日本ミステリー文学賞新人賞受賞作『クリーピー』よりもサスペンスフルであり、なかなか真相を見せてくれずに、最後までドキドキさせるストーリーが非常に良い。
予備校講師とミステリー作家の二足の草鞋を履く矢崎の兄が、ある日突然失踪する。同じ頃、二組の夫婦の失踪事件が発生し、犯人と思われる不審人物の声が矢崎の兄とそっくりだった。矢崎の周りで次々と起こる不可解な事件。果たして…
まるでミスリードを誘うかのような『アパリション』という挑発的なタイトル。『アパリション』とは幽霊、妖怪、亡霊という意味なのだが、そういう類いのものは一切登場しない。そのせいもあるのか、数々の伏線が全 -
購入済み
映画を観るかは迷います
映画のcmで興味を持ち、セールになってたので読んでみました。あっという間に読んでしまう面白さでした。
誉田哲也さんをマイルドにしたようなテイストで、そんなにグロテスクな場面もないと思います。
西野を映画で演じる香川照之でイメージしつつ読むとめちゃくちゃ怖いです。
続編も読もうかな。 -
Posted by ブクログ
デビュー第2作。またも恐怖がジワジワと迫り来るミステリー。昨今、テレビや新聞で目にするような事件と特異な人物、人間関係が描かれ、ストーリー展開がなかなか読めない面白さはあるのだが、どうにもスッキリしない読後感だった。その理由は張り巡らされる伏線の全てが納得する形で回収仕切れていない事にあるようだ。
大学の非常勤講師を務めるジャーナリストの田島は母娘の餓死事件を調査するうちに悪質訪問販売集団の存在を知る。少しずつ闇の世界に足を踏み入れる田島は…
なかなか面白い滑り出しだったのだが、作品全体としては前作の『クリーピー』の方が面白かった。
タイトルの『アトロシティー』とは、暴虐、非道、残虐、残