前川裕のレビュー一覧
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購入済み
映画を観るかは迷います
映画のcmで興味を持ち、セールになってたので読んでみました。あっという間に読んでしまう面白さでした。
誉田哲也さんをマイルドにしたようなテイストで、そんなにグロテスクな場面もないと思います。
西野を映画で演じる香川照之でイメージしつつ読むとめちゃくちゃ怖いです。
続編も読もうかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ホラーミステリー」と銘打たれているものの、個人的にはそこまでホラーという感じはしなかった。
百合の過去や、谷藤が仮釈放されたことで再び何かが起こるのではないかという序盤の不穏さはなかなか良く、何が起こるのか気になってページをめくる手は止まらない。文章も読みやすく、なんだかんだ最後まで一気に読ませる力はあった。
ただ、物語が進むにつれて犯人はある程度予想できてしまい、真相が明らかになった時の驚きはそれほどでもなかった。
何より引っかかったのが、新川が犯行に走った背景と動機。あれほど残虐なことをする人間の狂気を描くのであれば、もう少し「なぜそこまでに至ったのか」を掘り下げてほしかった。劣等感や他人への嫉妬が根底にあるのは分かるものの、あまりにも動機が浅く感じられ、個人的には最後までそこに説得力を感じられなかった。
猟奇的な事件そのものより、百合、真優、累のどこか歪で生々しい共同生活や人間関係のほうが印象に残った作品。
期待していたほど怖くもなく、ミステリーとして強烈などんでん返しがあるわけでもない。その一方で、続きが気になってどんどん読み進められる程度には面白い。
読後に強く残る作品ではなかったが、エンタメ小説としては十分楽しめた。 -
Posted by ブクログ
昭和40年代、デビュー間もない女性歌手〈K〉のマネージャーとなった水島は、いきつけの飲み屋で働くキエに恋心を抱いていた。
やがてスターとなる昭和の歌姫〈K〉に借金までしてキエと付き合ったりするのだが…
すんなりといかない水島とキエの関係は、〈K〉のマネージャーを辞めた後もかなりの年月会わずにいても、会えばまた離れたくない思いに駆られる。
その間、〈K〉の様子にも触れながら自身のキエの思いは、ずっと消えることはなかった。
エピローグを読んで、改めてプロローグを読み返すと感慨深いものがある。
過去のことにはならなかったこの思いが、あまりにも凄すぎて感動よりも信じられない思いが強かった。