あらすじ
私立大学で教授を務める私が、病死した妻の葬儀を終えて帰宅した夜の10時過ぎ、自宅のインターホンが鳴った。「奥様、ご在宅でしょうか?」。インターホンのディスプレイに映る女性の姿に見覚えはなく、私が外に出たときには、女の姿は消えていた。あの女は誰だったのか。そんな思いに囚われながら、私は大学の総長選挙に深く関わっていく。やがて近所のゴミ集積場で身元不明の死体が発見され、私の身の回りで起こる不審な出来事と、混沌とした選挙戦のつながりまで見えてきて――。
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WOWOWでも、見てます!
不思議な事件ばかりで、一体どうなるのか、すごく気になって、一気に読んでしまいました!本当は、テレビと同時進行にと思っていたのですが!
Posted by ブクログ
なんだか終始不気味な雰囲気。
カルト宗教絡みの事件に巻き込まれた大学教授が、段々と真実に迫っていく。
明らかに怪しい麗にあっさりなびいてしまうあたりが爪が甘いなー。
Posted by ブクログ
前川裕『イアリー 見えない顔』角川文庫。
タイトルの『イアリー』とは、不気味な、ぞっとするようなという意味らしい。確かに不気味な物語なのだが、随分と小さな範囲で物語をまとめてしまったなと思った。
私立大学で教授を務める主人公の広川は妻の葬儀を終えて帰宅した夜に見覚えのない女性は訪問を受ける。それをきっかけに広川の周囲で起きる不可解な死や失踪……
突っ込みどころ満載で、余り現実味を感じられないストーリー……
某有料衛星放送でドラマ化だとか。