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「クリーピー スクリーチ」
クリーピーの続編。
前作では、主人公の高倉の隣人が得体の知れない闇を孕んでいる誰の身にも降りかかってくる可能性がある恐怖をテーマにしていました。
その続編に当たる本書は、ある大学で起きる連続殺人事件、それも犯人が獣のような金切りを現場に残すという猟奇的さを含んだものに高倉が巻き込まれていく・・・と言ったものではありません!厳密に言えば、実際には巻き込まれてはいるものの、前作のようにすぐ側に狂気や殺意が潜んでいて、それに高倉が苦しめられるCREEPYではないのです。
今回の事件では高倉は冒頭からこれ見よがしな主人公感で登場するものの、脇役。前作からまさかのジョブチェンジ。続編扱いでこの変化球は、予想してなかったですね。続編だから主人公は同じというバイアスはいけないなと痛感。
因みに、高倉は前作では東洛大学教授職を辞し、福岡の大学特任教授に再就職しましたが、今回では再び東京に戻ってきており、琉北大学教授となっていて、時系列的には前作事件から10年以上は経っている模様。そして前作では明かされなかった高倉のフルネームが、今回孝一と明かされる小さなサプライズ付。
高倉の代わりに主人公となるのが島本龍也。琉北大学の職員です。ある日学生部職員の柳瀬から相談を受けたことから、猟奇的連続殺人事件が発生し、島本も巻き込まれるのですが、その話が本筋になる訳ではなく、島本オリジナルストーリーに派生していく。あれ?て意表をつく変化球。獣のような金切り声を発するような犯人が大学内をうろついているかもしれないのに、本筋が結構放ったらかしになります。あ、新しい(*´◒`*)。
本筋も予想外の着地点。犯人の動機や事件の背景の叩き込みたるや否や。びっくりだ。そもそも島本に近づいたあの人の動機もさっぱり分からない。普通にリスク高いし、ただ嫌な奴なんですけど、この理解で良いんだろうか。謎だ。。。
そして、高倉と奥さんとある人物の三者会議も変化球な落とし所です。高倉はまだしも奥さん、なんでそんな落ち着けるんだと。ケーキの件は回収されていい感じなんですがw
ストーリーも高倉の扱いも変化球揃い。スクリーチの意味はどこまであったのだろうか。つまらなくはないですが、良くも悪くも前作とは別物です。
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