友井羊のレビュー一覧

  • 向日葵ちゃん追跡する(新潮文庫nex)

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    元ストーカーで、現在はストーカー対策を担当する防犯アドバイザー。
    経験を活かして仕事に取り組んでいたが、その相手と再会してしまう。
    殺人現場から逃げた彼の無実を証明するため、調査を始める。

    可愛らしくポップな印象を持たせつつ元ストーカーという過去がなんとも。
    元犯罪者だからこそできる予防対策というのは理解できるけど、愛情とストーカーの境界線って難しいな。
    結末が不完全燃焼。

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    2019年05月24日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    クレセント錠に紐などを巻き付けて、外から鍵を掛けることによって完成するオーソドックスな密室トリック。
    これを使ってのアンソロジーミステリー五編。

    似鳥鶏「このトリックの問題点」
    このアンソロジーの発起人らしく、謎解きの議論をメインにした話。
    コミカルなのに探偵役が犯人に突きつける言葉がキツくて、笑って終わりと言うことにはなってるけど、犯人はもう居たたまれないし、このサークルにも大学にも居づらいだろう。

    友井羊「大叔母のこと」
    亡くなった大叔母の自宅にある鍵のかかった書斎を開けるために大叔母の過去に迫る若い男女。
    どんな人にも青春があり輝いていた時がある。そこに苦さや切なさがあっても。
    初読

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    2019年05月23日
  • さえこ照ラス

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    沖縄の法テラスで働く東京から来た「訳あり?」弁護士のきれるさえこさんと事務員の大城くん、西村さんのところにやってくる沖縄の人たちのお話。

    沖縄だからこその問題を取り上げているので、なるほど~と思わされる。

    でも、個人的には、沖縄ならではの350円のお弁当だったり、おばあの手作りのお菓子に惹かれる。

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    2019年05月16日
  • 特選 THE どんでん返し

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    悪くは無いけど、どんでん返し感は薄かったか?
    でも、作品そのものは、どれも面白い。
    今回はどれが1番かなー。
    「神様」は、先を読んださらにその先があってよかった。
    このシリーズは毎回楽しみなので、次が出たら必ず
    また読むのだ。

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    2019年05月06日
  • 魔法使いの願いごと

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    この方の本は今までに何冊か読んだことがあったんだけれど、そのどれとも違ってファンタジックで不思議な話だった。主人公の目が見えないというのはそれだけで読み手も惑わされる。服部まゆみさんの本を読んだ時と同じような手探りの感覚でした。でも、どちらかと言うとスープ屋とかの方が好きかな。

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    2019年02月28日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    似鳥鶏さん、友井羊さん、彩瀬まるさん、芦沢央さん、島田荘司さんの5人の作家さんによる同一トリックアンソロジー。
    お題としてトリック(紐で密室を作る)が先に設定されていて、作家さんが思い思いのストーリーに仕上げるなんて、面白い試み。

    似鳥鶏さん「このトリックの問題」はお題に忠実、かつ似鳥さんらしく面白い。

    友井羊さん「大叔母のこと」は、日常の謎のミステリ。気持ちが温かくなりました。

    彩瀬まるさん「神秘の彼女」、いきなり”金の廬舎那仏”が出てきて、もうノリがとっても面白い!いつトリックが出てくるのかなぁ、と思いながら読んでましたが、ラストで自分の頭の中で想像すればいいのかしら。あと、春さんと

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    2018年12月19日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    ・このトリックの問題点/似鳥鶏
    ・大叔母のこと/友井羊
    ・神秘の彼女/彩瀬まる
    ・薄着の女/芹沢央
    ・世界にただひとりのサンタクロース/島田荘司

    似鳥と友井作品がおもしろかった。
    薄着の女は、ラスト2行で思わず笑った。
    島田荘司はこの短編集に入れる必要なかったのでは?他の作品の倍あるし、もともと長編の一部らしいし、個人的にはこれだけ浮いてる気がした。
    (キャリアが違うと言われればそれまでだけど)

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    2018年12月10日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    島田荘司の存在感がすごい。なんというか、サークルの飲み会にふたまわりくらい年上のOBが来たみたいな。
    全体的にライトでミステリー色は薄め。さらっと読めて暇つぶしにはとてもいい。
    しかし、御手洗の新作の『短編版』収録って、新潮社の商売のやり方はすごいなぁ。

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    2018年11月18日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    糸を使って密室を作る、というテーマで5人の作家が物語を作る。同じテーマなのに全く違った物語が生まれるおもしろさ。

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    2018年11月11日
  • 沖縄オバァの小さな偽証~さえこ照ラス~

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    【収録作品】チャクシとユミの離婚相談/飲酒運転の刑事弁護/沙英子の長期休暇/トートーメーの継承問題/生活保護受給者の借金問題/離島の刑事弁護事案/沖縄すば屋の相続問題

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    2018年09月04日
  • スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫

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    ネタバレ

    旅のお供として。洋菓子大好き男子高校生と保健室登校の美人女子高校生、そして吃音のある地味め女子高校生が探偵役の日常系ミステリ。連作短編集で読みやすい。まさに旅のお供。こんなに高級な食材を使ったお菓子を惜しげもなくふるまうなんて、バイトしてる風もないのに金持ちかよ、とつっこんでしまうけど、まぁ小説だからね。吃音は大変だろうなぁ。しゃべりたくてもしゃべれないなんて。加藤さんの話は驚いた。こういう軽い症状もあるのか。しかし読んだ端から忘れていきそうな話だった。

    2022.6.10
    再読。こないだ続編?を読んで、この本の最後に主人公が登場していたと知り、読んでみた。確かにそうだけど、名前も出してない

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    2018年05月26日
  • 魔法使いの願いごと

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    綺麗なものしか見えない少女。しかも最初は見えても新鮮味がなくなったら見えなくなるって、お伽噺の悪い魔女にでもかけられそうな呪い。実際は良かれと思ってかけられた魔法。綺麗なものって何だろう?というお話だった。

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    2017年10月29日
  • 僕はお父さんを訴えます

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    ミステリーとは知らずに読み始め、裁判の手続きなど詳しく書いてあるので、さらさらと読んでいたら…
    裁判でのお父さんとの対決には引き込まれました。

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    2017年09月30日
  • 魔法使いの願いごと

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    綺麗なものってなんだろうね。
    醜いものがあるからこそ、綺麗なものがあるんだろうね。
    少し予想がついてしまったけれど、それでも終盤はあまりの優しさと美しさにじんわりと暖かな気持ちになった。

    魔法使い。本当にそうなのかもしれない。
    ヒカリのお母さんの出会いも読んで見たいなぁ。

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    2017年09月01日
  • 向日葵ちゃん追跡する(新潮文庫nex)

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    タイトルだけに軽い気持ちで読んだがストーカーの思考は恐ろしいかも。でも知り合い同士のストーカーは色んな意味で微妙だと思うが。しかし主人公によればアカンそうです笑!読めばわかりますが、切ないよな向日葵と言いたくなる。

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    2017年06月02日
  • 向日葵ちゃん追跡する(新潮文庫nex)

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    防犯対策の会社に勤める19歳女子の主人公(元ストーカー)が、仕事の中で巻き込まれた殺人事件に関わっていく、というミステリー。

    「スープ屋しずく」が面白かったので、読んでみたのですが、内容は面白かったものの、ちょっと読みにくい感じがありました。なんでかな。

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    2017年05月08日
  • 向日葵ちゃん追跡する(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ストーカーをする側、される側のどちらの心情も良く描かれていた。
    可愛らしい表紙から「ストーカー」という題材もコミカルに描かれているのかと思ったが、想像以上に重かった。

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    2017年04月07日
  • 向日葵ちゃん追跡する(新潮文庫nex)

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    ライトなタイトルだけど結構なストーカーの話だった。元ストーカーが防犯アドバイスをし、ストーカー自身のアフターケアもする。事件に巻き込まれ、偶然元ストーキング相手に関わることになった向日葵ちゃん。追跡するにはいろんな意味が…。

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    2017年03月08日
  • 向日葵ちゃん追跡する(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    主人公が元ストーカーで、調査対象がその元ストーカー相手のため、ストーカー規制法が適用されて調査対象に近づけないという逆境シチュエーションがとても興味深く思いました。

    能力は優れているのに、それを発揮できない強烈な「縛り」があるというやきもきした状況で、主人公はどうするのか?と考えると、後の展開がとても気になりました。

    けれど、作者が以前上梓した「ボランティアバスで行こう」があまりに素晴らしすぎたためか、期待を上回る読後感を感じられませんでした。どうしても一筋縄で終わらないだろうと予想してしまうのですが、そうなるとその予想を超える展開が難しくなるわけで…

    それでも及第点以上の面白さはあった

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    2016年09月20日
  • 向日葵ちゃん追跡する(新潮文庫nex)

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    面白い。探偵事務所の新人女性探偵の活躍ならば他にも色々あるだろうが、ストーカー犯罪対策を専門とする本作の主人公は、本人自身がストーカーで禁止命令を受けている状況ってのが面白い。しかもその相手が目の前で起きた殺人事件の容疑者だし。といったとても変わった設定でスタートするのだが、日本画の画壇のあれこれが加わって美術探偵的な要素もたっぷり盛りだくさんな内容となっている。構成がいまいちなのか、エピソードの箇条書きのように感じられるのが少し残念。ストーリーの大きな流れの中にたゆたう心地良さが感じられない。続編に期待します。

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    2016年08月30日