藤谷治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感想書き難い。面白かったことは面白かったのだけれども、わざと奇想天外の設定や背景を持ってきて、「普通とは違う」展開を組み込もうとしているな~っていうのが、ヒシヒシと伝わってきた。世界との繋がりだったり、謎の手紙だったり、謎のスーツの男だったり、宗教や人類愛の話を持ってきたり、原爆云々で世界平和を語ったり、なんだか村上春樹を思い出してしまった。それで村上春樹を思い出すってことは、やはり春樹の小説は影響大きいのかな・・と思って思ってしまった。
結局最後は、マムシも科学から原爆が生まれたことに対して語るための伏線っぽくなったし、奥さんの失踪も、結局は夫婦関係の有り方のせいだったし、理解範囲内で収まる -
Posted by ブクログ
意図してそうしているのか、そうでないのかはわからないけれど、「船に乗れ!」の残像を求めて読むと、えらいしっぺ返しにあう。
「新潮」掲載の3作収録。
「我が異邦」は、「ヰタ・セクスアリス」なのか?と思いながら読んでいくと、エミリ・ディキンソンに着地。
「ふける」は逃避行の顛末をなぞっていく。偽悪か?とふと疑ってしまうほどなのであるが、いやいや。
「日本私昔話より じいさんと神託」の語り口はコミカルでもあり、ちょっと斜に構えた感じもあって、私はこの3作の中で一番面白く読めた。
ま、確かに「私には仕事もあれば、酒もあれば、他人への罵倒も、喫煙も、昔の女もある」わけで、彼の全体からすれば、「船に乗